FOM出版の みどりの本
日本商工会議所編
公式テキスト&
問題集
Excel 2013
Microsoft
対応
よくわかるマスター
日商PC
検定試験
データ活用 2級
日本商工会議所編集による唯一の
公式テキスト&問題集!
●模擬試験3回分で実戦力を養う! ●データ活用分野の知識科目と 実技科目の両科目に対応! ●実践的なビジネススキルも身に付く!
FOM出版
Chapter
1
第1章 企業で扱うデータ の流れ
STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5
企業で扱うデータの概要・ 11 仕入業務と販売業務に関するプロセスで扱うデータ··· 15 そのほかの業務プロセスで扱うデータ・ 23 さまざまな業務フロー..... 27
確認問題
31
1 企業で扱うデータの概要
STEP
企業では、仕入、販売、製造などのさまざまな活動が行われています。その中で多くの 業務に関するデータが扱われ、日々やり取りされています。これらのデータを正確に把 握し、適切に処理することは、企業活動を円滑に進めるためには欠かせません。 ここでは、企業活動の中で利用されるさまざまな「データの種類」と「データの流れ」に ついて確認しましょう。データ活用2級では、製造業や販売業で必要なデータの流れと 分析手法を中心に見ていきます。
1
データの種類
企業では、数多くのデータを扱います。製造業なのか、販売業なのか、あるいはサービス業 なのか、企業活動の種類によっても扱うデータの種類は異なります。しかし、いずれの場合 でも、「伝票」 を使い、 データの動きを管理しています。
伝票とは、「何を」「いくつ」 「いくらで」 「どこへ」動かしたかを記録した情報で、 企業活動 で扱うデータの原始ともいえます。
従来、伝票は紙の書類を使って起票していました。 「もの」 は、 必ず伝票と一緒に動かすこ とが原則で、 伝票により顧客や企業、あるいは企業内の部署でのやり取りを正確に記録し ていました。 ここでいう「もの」とは、実体のある 「物」 に加えて、発注などの「情報」も含み ます。
コンピューターシステムが普及した現在では、伝票はデジタルデータ化されるようになりま した。つまり、企業と企業とのやり取りや、企業内の部署でのやり取りを正確に記録した情 報が企業で扱うデータとなります。
コンピューターシステムによる作業は、 人による作業に比べると、大量のデータを計算した り、同じ処理を繰り返し行ったりすることに優れています。 また、計算ミスのようなエラー も大幅に減らすことができます。したがって、コンピューターシステムを利用することによ り、多くのデータを迅速に、正確に処理できるようになります。
企業で扱うデータを大きく分類すると、領収書や請求書のような 「金銭の動き」に関わる データと、出荷指示書や納品書のような「商品や製品の動き」を記録するデータに分かれ ます。そして、すべてのデータはコンピューターシステムの中で取り扱われ、いくつかの関連 するデータが連携して、分析結果という新しいデータを生みます。
領収書
請求書
納品書
出荷指示書
コンピューター
システム
分析結果
第1章 企業で扱うデータの流れ
11
データの流れ
2
企業で扱うデータは、 企業経営の根幹を成す重要な情報になります。 そのため、データの 取り扱いには、正確さ、確実さが求められ、コンピューターシステムを利用したデータ管理 が適しています。
具体的なデータ管理の方法は、 企業の業種や規模によっても異なります。 専用のシステム を利用したものや、データベースソフトのような市販のパッケージソフトを利用したもの、 表計算ソフトのExcelを利用したものなどさまざまです。 また、コンピューターシステムも、 本支店間を専用のネットワークで結ぶ大規模なものから、部署内で担当者がパソコンを利 使用して行うデータ管理まで、多岐に及びます。
しかし、どのような方法を用いたとしても、コンピューターシステムを利用したデータ管理 は、従来の紙に記録していた伝票の情報を、 コンピューターシステムに入力しているだけの 違いであり、集計作業や帳票の出力を自動化しているに過ぎません。
また、従来の紙の伝票を流していた作業を、コンピューターシステムでデータとして流すよ うになり、より多くの製品や情報を取り扱うことができるようになりました。
したがって、企業で扱うデータの量は増えたものの、データの流れの構造は、コンピュー ターシステムの有無以外にそれほど大差はなく、 「ものと伝票が一緒に動く」という原則 は変わっていないのです。
12
第7章
第4章 第5章 第6章
模擬試験
第3章
付録
第1章 第2章
図1.1吋、製造業例乚大于一夕の流表乚寸。
図1.1在参照乚公5、企業企業、自社の部署間,の亏于一夕水流机30 を確認しましょう。
■図1.1 データの流れの例 :プロセス 1:商品も仁動<亍一夕 1:一覧也分析机左一, 発注 受入 発注伝票 納品書 請求書 (2) (1) 出金 出金伝票 顧客 営業部門 受注 (4) (5) 受注伝票 発注伝票 受注伝票 製造指示書 製造部門 売上亍一夕 作業時間 作業完了書 納品 集計 (3) ((B) 売上予測 請求書 納品書 |出有指示書 発注 売上計面 請求一覧表 発注書 発注伝票 開発部門 売上月報 入金一覽 部門別材料費 部門別経費 支払 商品情報 手形管理 新製品開発情報 市場ク一下調查 社員情報 市場動向調查 |社員給与情報 仕入先 经理部門 支払一覧 受注 受注伝票
13
①立場や部門によって扱う範囲のデータが決まる
顧客であれば発注した商品のデータ (1) や請求金額のデータ (2) 営業部門であれば売 上金額のデータ (3) 製造部門であれば受注品のデータ (4) や製造作業のデータ (5) な どといった具合に、扱うデータはそれぞれの担当する作業と関連したものに限られます。
②各部門が扱うデータは部門間で受け渡される
たとえば、営業部門が発注する製品の数量のデータ (A) が製造部門に受け渡され、製造 部門は指示された数量の製品を生産します。 製品が完成したら、 納品先に出荷し、納品し ます。 納品先は製品が出荷されたことを示す数量や日付のデータ(B) を受け取り、製品 の受け入れ準備を整えます。
このように、さまざまなデータが部門や顧客の間を流れ、そのデータの流れに沿って業務 が動くことで、全体の業務が円滑に進むようになります。
株式会社○○
営業部
経理部
第7章
第6章
模擬試験
第5章
付録
第4章
索引
第3章
14
第1章 第2章 第
STEP
2
仕入業務と販売業務に関するプロセスで扱うデータ
ここでは、仕入業務や販売業務におけるプロセスを確認し、その中で扱われるデータを 理解しましょう。
1
仕入業務のプロセスで扱うデータ
業務における「プロセス」とは、業務の中で行われるさまざまな過程を示します。 販売業では、販売するために製品を仕入れます。 また、製造業において加工や製造を行っ た製品を販売する場合も、原材料を仕入れる必要があります。
仕入を行う場合の基本的なプロセスとデータの流れについて、 図1.2の例を参照しながら 確認しましょう。
■図1.2 仕入業務に関するプロセスとデータの流れの例
:プロセス
在庫管理 生産管理 仕入判断 ③見積請求 見積依頼書 ④発注 販売部門 支払計上 見積書 発注書 請求書 5受入・検収 納品書 物品受領書 ⑥支払管理 手形管理 請求書 押印済物品受領書 支払 経理部門 見積 物品受領書 発注書 納品書 請求書 受注 納品 請求 入金 見積依頼書 見積書 仕入先
115
データ
第1章 企業で扱うデータの流れ
在庫管理
在庫管理では、現在保有している商品や製品、 原材料などの数量を管理します。 在庫管理 では、常に正しい数量を把握するため、1か月に1回程度、 実際の在庫数を数えてチェック します。 これを「棚卸し」といいます。 棚卸しでは、商品が破損していたり、腐敗していたり、 紛失していたりした個数を帳簿上の在庫数から差し引き、 実際の個数に修正します。 この ときの修正後の数値を 「棚卸高」といいます。 帳簿上の在庫数量は、次のように求めます。
在庫数 = 棚卸高 + 入庫数量 出庫数量
在庫管理における最大の目的は、できるだけ在庫を持たないようにしながら、 在庫を切ら すことがない状態を維持することです。
在庫が不足することが確認されたら、 仕入が必要になります。 仕入を行う際には、仕入先 に見積請求や在庫状況を確認してから発注します。 すでに取引のある仕入先から仕入を 行う場合には、 見積請求を省略することもあります。
② 生産管理
生産管理では、製品をいつ、 いくつ生産するかを計画し、 製品の製造を適切な数量とコス トで行えるように、 製品の売れ行きや原材料価格の変動、 在庫にかかるコストなどを総合 的に判断します。
生産管理においても、在庫を切らすことがない状態を維持することを最大の目的とします。 ③ 見積請求
仕入の取引は仕入先に見積を請求することから始まります。いきなり発注を行わずに、 は じめに費用を把握します。
見積請求は、文書で行うことが一般的です。 担当者同士で電話によって見積を請求した 場合でも、あとから依頼文書を作成し、書類として残します。 見積を請求する際に発行す る依頼文書を見積依頼書といいます。 見積依頼書には、次のような情報が含まれます。
■表1.1 見積依頼書に記載する内容
項目 内容 見積依頼書番号 一定の規則に従った記号や番号を記載する。 発行日 宛先 見積依頼書を発行または提出する年月日を記載する。 提出先の会社名や所在地などを記載する。 商品名 複数の商品がある場合はすべて記載する。 数量 納期 納品場所 商品ごとの数量を記載する。 希望する納期を記載する。 納品先 (支店、営業所など) を記載する。 支払条件 支払方法、支払日などを記載する。 回答希望日 見積の回答をもらう希望日を記載する。
16
第6章
第5章
第7章
第4章
模擬試験
第3章
付録
第2章
索引
第1章
同じ仕入先から比較的短期間に繰り返し同じ商品を仕入れる場合には、2回目以降の見 積を省略することがあります。一方で、仕入れる期間が不定期だったり、数量が変化した りすると仕入の単価が変わることがあるため、このような場合には同じ商品、同じ仕入先 でもその都度、見積を請求します。
また、複数の仕入先に同じ商品の見積を請求し、見積内容を比較して、より安い仕入先が ら仕入を行うこともあります。複数の見積内容を比較検討することを「相見積」といいま す。相見積は、「あいみつ」とも呼ばれます。 見積金額を管理することで、商品の相場を 握できます。
④発注
見積の結果から仕入に必要な費用を確認し、仕入先に発注します。見積の結果が予算に 合わない場合などは、生産数や販売数、予算などを見直して再度見積を請求することもあ ります。見積の結果に合意し、 発注書を作成して仕入先に渡すことで正式な発注となりま す。 発注書には、次のような情報が含まれます。
■表 1.2 発注書に記載する内容
項目 内容 発注書番号 発行日 宛先 一定の規則に従った記号や番号を記載する。 発注書を発行または提出する年月日を記載する。 提出先の会社名や所在地などを記載する。 商品名 複数の商品がある場合はすべて記載する。 数量 金額 納期 商品ごとの数量を記載する。 商品単価や合計金額を記載する。 希望する納期を記載する。 納品場所 納品先 (支店、営業所など) を記載する。 支払条件 支払方法、支払日などを記載する。
発注書には、発注した商品に関する多くの情報が書かれています。 原価計算など、商品 ごとの発注データを集計して分析するときに、 発注書に書かれている記録されたデータ が必要になります。
*1 販売する製品や商品にかかる費用を計算することをいいます。
⑤受入・検収
発注した商品が届いたら納品を受け入れ、その後速やかに、商品と納品書を照合し、発注 したとおりに納品されたかを確認します。 商品の種類や数量を確認し、さらに不良品が含 まれていないかといった品質や精度のチェックも行います。 このチェック作業を「検収」と いいます。 不良品や数量の過不足があれば、 発注先に返品、 再送などの手続きを行いま す。 発注どおりに納品されたら、物品受領書に押印し、発注先に返送します。 物品受領書 は、受入側が作成することもあります。
コンピューターシステムを利用したデータ処理では、正確に納品された時点で、仕入として 計上することが一般的です。
受入や検収のデータは販売部門で管理しますが、 実際の受入や検収の作業は商品管理部 門などが行い、検収後にデータを販売部門に引き渡すこともあります。
⑥支払管理
製品や原材料を受け入れると、仕入先から請求書が届きます。
請求書は一定期間ごとにまとめて郵送されてきたり、仕入れた品物に同梱されていたり します。いずれの場合でも、 販売部門で納品の事実と請求書に書かれた請求内容が一致 することを確認したら、 請求書は経理部門に渡します。
仕入では、通常、請求書が届いてから 「決済」を行います。 何らかの特別な事情がない限 り、先払いは行われません。 納品ごとに決済することもあれば、 一定期間ごとにまとめて 決済することもあります。
また、仕入れた商品の代金は、 現金 (銀行振込を含む)で支払うとは限らず、 「手形」で 支払うこともあります。
*1 請求書の内容に従って、 実際に金銭を支払うことをいいます。
*2 現金の代わりに、銀行口座から支払うことを証明する書類のことをいいます。
索引
第7章
第5章 第6章
模擬試験
第4章
付録
第3章
18
第1章 第2章
2
販売業務のプロセスで扱うデータ
仕入れた製品をそのまま販売する場合でも、原材料を仕入れて製品を製造・加工して 売する場合でも、販売業務では製品を販売して売上を得ることが目的になります。 販売を行う場合の基本的なプロセスとデータの流れについて、図1.3の例を参照しながら 確認し
ましょう。
■図1.3 販売業務に関するプロセスとデータの流れの例
プロセス
見積請求
顧客
見積書
発注
受入・検収
発注書
物品受領書 納品書
出金
注文請書
請求書
見積書
在庫照会
納期照会
見積
営業部門
②受注
受注伝票
発注書
押印済 物品受領書
[データ
物品受領書
請求書
注文請書
⑤請求
受注伝票
販売部門
経理部門
納品書
製造指示
④納品
・出荷指示
出荷指示書
出荷指示書
納品書
売上計上
入金管理
手形管理
顧客から届いた見積請求を確認して、在庫と納期を確認し、 商品の個数、金額、納期など を見積書で回答します。
見積
市場の変化により原価や販売価格が変わることがあるので、見積書には、必ず有効期限 を記載します。 また、顧客に対して、希望する支払条件も記載します。 そのほか、見積書に は次のような情報が含まれます。
■表1.3 見積書に記載する内容
項目 内容 見積書番号 発行日 一定の規則に従った記号や番号を記載する。 宛先 見積書を発行または提出する年月日を記載する。 提出先の会社名や所在地などを記載する。 商品名 複数の商品がある場合はすべて記載する。 数量 商品ごとの数量を記載する。 金額 商品単価や合計金額を記載する。 納期 予定の納期を記載する。 見積有効期限 見積書の有効期限を記載する。 納品場所 納品先(支店、営業所など) を記載する。 支払条件 支払方法、支払日などを記載する。
実際の取引では、 見積書は商談の状況によって金額や納期などの修正を何度か行い、再 提出します。
最終的に商談が成立した段階で、 見積書の内容は、顧客からの発注書に記載された内容 と同じになります。 そのため、原価計算などのデータ分析では受注データを利用すればよ いため、見積書のデータが利用されることはあまりありません。見積書のデータがあとで 利用されるのは、 商談中の金額の変化などを確認する程度です。
②受注
見積書の内容で顧客と合意し、 商談が成立したら、顧客から発注書が届きます。 この発注 書を受領したら、 正式に発注を受けたことになります。 発注書に従って受注伝票を起票 し、注文請書を顧客に発行します。 ただし、継続して取引をしている顧客に対しては、 注文 請書を省略することもあります。 注文請書には、次のような情報が含まれます。
20 20
第6章
第5章
第7章
第4章
模擬試験
第3章
付録
第2章
索引
第1章
■表 1.4 注文請書に記載する内容
項目 内容 注文請書番号 一定の規則に従った記号や番号を記載する。 発行日 注文請書を発行または提出する年月日を記載する。 宛先 商品名 数量 金額 納期 納品場所 提出先の会社名や所在地などを記載する。 複数の商品がある場合はすべて記載する。 商品ごとの数量を記載する。 商品単価や合計金額を記載する。 予定の納期を記載する。 納品先(支店、営業所など) を記載する。 発注書番号 発注元から届いた発注書の番号を記載する。 支払条件 支払方法、支払日などを記載する。
③製造指示・出荷指示
受注した内容に従って、 販売部門で製品の出荷を指示します。 受注生産の場合は、製造部 門で製造指示を出して製品を製造します。
生産計画によって適切な在庫が確保されていれば、顧客の受注に対して在庫があること を確認し、出荷を指示します。 出荷を指示するときには、 注文請書と同一の内容を記載し た出荷指示書を作成することもあります。 在庫が不足している場合は、 納品数や不足分の 納期などを顧客と調整します。
④納品
出荷指示に従い、 商品を顧客の指定場所に納品します。 納品時には納品書を発行して、顧 客に渡します。 経理部門では、納品した情報をもとに売上を計上します。 納品書には、次の ような情報が含まれます。
■表1.5 納品書に記載する内容
項目 内容 納品書番号 発行日 宛先 一定の規則に従った記号や番号を記載する。 納品書を発行または提出する年月日を記載する。 提出先の会社名や所在地などを記載する。 商品名 複数の商品がある場合はすべて記載する。 数量 金額 納品日 納品場所 商品ごとの数量を記載する。 商品単価や合計金額を記載する。 納品日を記載する。 納品先(支店、営業所など) を記載する。 発注書番号 発注元から届いた発注書の番号を記載する。 支払条件 支払方法、支払日などを記載する。
また、このとき、物品受領書を発行し、顧客に押印してもらうことがあります。 物品受領書 を受領した場合は、納品が完了したことを証明する重要な書類になるので、大切に保管し ます。
申請求
納品が完了したら、代金を請求します。 納品後に請求書を発行し、 代金の支払いを受けま す。請求書は納品ごとに発行することもありますが、頻繁に取引する場合などは、一定期 間の取引をまとめて請求書を発行し、決済します。
このとき、代金の決済が現金(銀行振込を含む)なのか、手形なのかを明確に区別してお く必要があります。 現金決済は、納品と同時、あるいは毎月末など決められた日に決済さ れるので、比較的わかりやすい決済方法です。 請求書には、次のような情報が含まれます。
■表 1.6 請求書に記載する内容
項目 内容 請求書番号 一定の規則に従った記号や番号を記載する。 発行日 宛先 請求書を発行または提出する年月日を記載する。 提出先の会社名や所在地などを記載する。 商品名 複数の商品がある場合はすべて記載する。 数量 金額 商品ごとの数量を記載する。 商品単価や合計金額を記載する。 支払条件 支払方法、支払日などを記載する。
索引
第7章
第6章
模擬試験
第5章
付録
第4章
22
第1章 第2章 第3章
3 そのほかの業務プロセスで扱うデータ
ここでは、STEP2で説明した仕入業務と販売業務以外に、企業が扱うデータには、どの ようなものがあるのかを確認しましょう。
1
顧客データ
「顧客データ」は、どのような企業でも持っているデータですが、企業の中では非常に重要 で、取り扱いには十分な配慮が必要とされる情報です。 顧客データには、自社の商品を購入する顧客や得意先に限らず、仕入先も含めたあらゆる 取引を行う相手をすべて含みます。 たとえば、各部門で扱う顧客データは、それぞれ表1.7のように分類されます。
STEP
■表1.7 各部門で扱う顧客データ
部門 種類 営業部門 商品を購入する顧客の情報 製造部門 原材料の仕入先の情報 経理部門 商品を購入する顧客の情報 原材料の仕入先の情報
このように、複数の部門で共通する顧客データも存在するため、一般的には一元管理をし ながら、部門ごとに必要な顧客データだけが参照できる仕組みになっています。 顧客の情報は大変重要で、十分に留意して取り扱う必要があります。 特に、昨今、情報漏 えいの問題が頻繁に発生し、社会問題にもなっています。 個人情報保護法の施行以来、企 業では個人情報の適正な取り扱いに努めることが義務となっています。 個人情報の取り 扱いについては「プライバシーポリシー」 " を作成する必要があります。
何らかの不備があり、 万が一、顧客情報が漏えいした場合、企業の信用は大きく失墜しま す。そのため、企業は個人情報を含め、取引先の企業情報など、あらゆる顧客情報の取り 扱いには最大限の注意を払いながら、 特に外部に漏えいしないような仕組みを構築して います。
たとえば、顧客情報をUSBメモリーに保存して持ち歩くようなことは厳禁とされていま す。 これは、USBメモリーを紛失、盗難、あるいは目を離した隙に第三者にコピーされると いったリスクを考えれば、 当然といえるでしょう。
• 1 企業が取得する個人情報について、保存、 破棄、 譲渡などの条件や方法を明示した文書のことをいい ます。
2
電子会計データ
「電子会計データ」とは、売上や仕入、営業に必要な費用、 給与の支払いなど、会社で発 生した取引を記録して、 決算書を作成するためのデータです。 いわば企業に関わる財務を まとめたデータといえます。 従来は帳簿を使って手書きで記録していましたが、 コンピュー ターシステムを使うことによって集計や分類を自動化することが可能になり、格段に便利 になりました。
電子会計データは、通常、 複式簿記の原則にのっとって、取引を仕訳データとして記録し ます。この仕訳データをもとに、 勘定科目ごとにまとめて総勘定元帳を作成します。 また、 総勘定元帳をもとに、 貸借対照表や損益計算書を作成します。
実際の業務では、領収書や請求書から販売管理システムなどに入力し、そのデータが会計 システムに引き渡されて仕訳を行い、財務諸表などを作成することになります。 財務諸表については、第3章で解説します。
■図1.4 貸借対照表の例
貸借対照表 株式会社○○○○ 科目 平成×年3月31日現在 金額 科目 (単位:百万円) 金額 1,400 負債の部 420 540 流動負債 405 資産の部 流動資產 現金預金 200 支払手形 145 受取手形 150 買掛金 210 有価証券 75 その他 50 棚卸資產 90 固定負債 15 その他 15 長期借入金 10 貸倒引当金 10 その他 5 固定資產 800 純資産の部 980 建物 500 株式資本 500 土地 250 資本金 300 その他 50 資本剰余金 80 繰延資產 60 利益剰余金 100 資産合計 1,400 負債・純資産合計 1,400
索引
第7章
第6章
模擬試験
第5章
付録
第4章
24
第10 第2章 第3章
手形データ
3
企業間では、取引の決済に 「手形」が頻繁に利用されます。
手形は、「いつまでに、いくら支払います」という約束を明記した紙片で、手形に記載され た期日になると、手形を発行した側の口座から代金が支払われる仕組みです。
手形は、銀行に専用の口座(通常は利息が付かない当座預金口座)を開設したうえで、観 行が認めた範囲で利用できます。このとき口座の残高以上の金額でも、企業と銀行の取 引状況や企業そのものの信用などを加味して、手形を発行することができます。手形を 行することを「振り出し」といいます。
売上代金として手形を受け取った場合には、 支払期日になるまで現金化されません。 支払 期日は一般的に、手形の発行から1か月~4か月後になります。 この間、 企業には現金が入 らないことになるので、運転資金に影響がないよう、しっかりと管理する必要があります。 また、支払う側は、手形で支払うと、 代金の支払いをまとめて管理できるほか、手持ちの 現金が不足している状態でも取引を行うことができる、手元に現金を持っておくことがで きるといった利点があり、 手形は企業の資金繰りには欠かせない決済方法になっていま す。
1図1.5 手形の例
No. 約束手形 AB12345 支払期日 平成 〇〇年〇月〇日 収入印紙 △△△ 株式会社 殿 「支払 OOOOOO **¥1,000,000* 支払場所 ○○銀行○○支店 上記金額をあなたまたはあなたの指図人にこの約束手形と引き換えにお支払いたします。 平成〇〇年 ○月 〇日 振出地 ○○市○○区○○町○○○○ 住所 振出人 株式会社○○○ 代表取締役○○(
原価データ
4
仕入や販売に関するデータには、実際の 「ものの値段」に加えて、さまざまな費用がかか ります。原価データでは、製造業における原材料価格のほか、人件費や工場の運用経費な ども含みます。 実際の利益は、売上から仕入原価を差し引いた金額になるので、できる だけ原価を下げるように最適化します。
原価については、第3章で解説します。
5
販売費データ・一般管理費データ
販売費データは商品を販売するための営業活動にかかる費用般管理費データは企業 の管理業務にかかる費用のデータで、売上を得るために必要な原価以外の費用が含まれ ます。 販売費と一般管理費は通常、ひとくくりにして「販売費および一般管理費」 「営業費」ということもあります。
このうち売上に関わらず一定の金額がかかる費用を「固定費」売上上 を「変動費」といいます。特に、固定費は利益に大きく影響するため、売 に重要な要素となります。 かかる費用 をなく
2
4
草
7
第 1
STEP
4 さまざまな業務フロー
企業は部門によって業務が分割され、それぞれが連携することで全体の業務を遂行し ています。 部門によって、取り扱うデータは異なりますが、それらはすべて1つにつなが り、企業活動の重要な情報になります。 ここでは、営業部門と製造部門について、データを取り扱うときの処理の流れや人の動 きも含めた「業務フロー」 を確認しましょう。
業務フローとは
1
業務フローとは、業務の流れを図で表したものです。 業務の流れそのものを業務フローと 呼ぶこともあります。業務フローを明らかにすることで、 部門ごとに行う業務の手順が明 確になります。
STEP2で説明した業務プロセスを、処理を行う順番に並べると、業務フローになります。 また、業務フローは、業務プロセスを示すことが重要であり、図1.2や図1.3にある納品書 や請求書などのデータの流れは示さず、プロセスだけを取り上げます。
営業部門における業務フロー
2
営業部門は、企業の中でデータを多く扱う部門の1つです。 企業は、 商品を販売して売上 を立て、利益を得ることを重要な目的とするため、営業部門の業務は企業活動の中心的 な位置を占めます。
営業部門における商品の販売に関する基本的な業務フローを概略で示すと、次のように なります。 ■図1.6 営業部門における業務フローの概略 受注 売上計上 入金処理 請求 納品 売上処理
また、営業部門は受注商品の在庫が足りないときに、仕入先に発注する業務も合わせて 行います。大規模な業務になると、 在庫管理部門として独立して別に行う場合もあります。 しかし、仕入は販売と密接な関係があり、常に連携が必要な業務になるため、通常の規模 であれば、営業部門として取り扱う方が迅速に業務を進行できます。 と、 在庫に合わせて商品を仕入先に発注する業務フローが
仕入に関する業務を合わせる販売と同時に進行します。
つまり、営業部門の業務は、主に2つの経路に分けられます。1つは顧客と営業部門との間 で行われる販売業務、もう1つは製品を供給する仕入先と営業部門との間で行われる仕 入業務です。顧客の発注に始まり、この2つの経路で業務フローが同時に進行し、顧客に 商品が納品されます。
したがって、営業部門における代表的な業務フローは、 図1.7のようになります。
第1章 企業で扱うデータの流れ
27
■図1.7 営業部門業務了口一の例
仕入先
顧客
営業部門
見積
在庫確認
発注
見積請求
受注
発注
受注
納品
受入
>請求
売上処理
支払
納品
受入
入金
請求
支払
入金处理
売上計上
第4章
第7章
第6章
模擬試驗
第5章
付録
第3章
索引
第2章
28
第1章
製造部門における業務フロー
3
製造部門のポイントは、適切な在庫を維持できるように製品を生産する生産管理です。 したがって、製造部門の業務フローでは、生産計画が重要な要素を占めます。 生産計画 は、営業部門と連携して検討されることも多く、 それだけ企業の中で重要な役割を果たす 業務といえます。
製造部門における業務フローを概略で示すと、次のようになります。
■図1.8 製造部門における業務フローの概略
生産計画 在庫管理 生産指示 出荷管理 出荷指示
製造部門では、在庫状況や製品の売れ行きを予測するデータ分析が欠かせません。この ような分析は主として販売業務になりますが、その分析結果から立てられる販売計画に 合わせて、原材料の仕入や生産数による必要な期間を計算し、生産計画を立てます。 製造 部門では、他部門と常に最新のデータや分析結果を共有することがポイントとなります。 そのため、製造部門の業務は、営業部門からの発注を受注し、 納品するまでの流れに、 在 庫管理を合わせて行います。 受注を分析しながら、適切な在庫を維持するような生産計 画を立て、製造・生産を行います。
したがって、製造部門における代表的な業務フローは、 図1.9のようになります。
【図1.9 製造部門業務□□一○例
仕入先
営業部門
製造部門
受注
発注
受注管理
販売計
生產計
受注
発注
生産指示
納品
受入
製造·生產
出荷指示
出荷管理
納品
受入
在庫管理
第6章
第7章
第5章
模擬試験
第4章
付绿
第3章
索引
第2章
30
1章
5 確認問題
STEP
知識科目
問題 1
仕入業務において納品された商品の内容や数量が正しいかどうかを確認する業務プロセ スを、次の中から選びなさい。
1 受入
2 請求
3 検収
問題2 企業間の取引において、現金を使わずに支払う期日を明示した書類で決済する方法を、
次の中から選びなさい。
1 振込決済
2 手形決済
3 売掛決済
問題 3 仕入業務において、はじめに行う業務を、次の中から選びなさい。
1 発注
2 見積請求
3 支払い
問題4 販売業務において、経理部門が扱う書類を、次の中から選びなさい。
1 見積書
2 納品書
解答 別冊 P.1
3 発注書
問題 5 商品や製品の在庫を管理するうえで、最も適切な状態を、次の中から選びなさい。
1 顧客からの急な発注にも対応するため、在庫は常に多く持つ。
2 在庫を持たずに受注ごとに製造する。
3 在庫はできる限り少なくする。
問題 6 営業部門の業務フローの特徴として最も適切なものを、次の中から選びなさい。
1 受注に合わせて生産計画と在庫管理を適切に行い、受注に応えられるようにする。 2 顧客の発注に合わせて素早く納品することだけに特化し、請求や入金管理は行わない。 3 顧客とのやり取りと、仕入先とのやり取りの2つのフローが並行して進行する。
第1章 企業で扱うデータの流れ
31
Chapter
2
第2章
**
業務における 計算処理と データの取り扱い
データ処理における基本的な機能
STEP1 STEP2 STEP3 STEP4 STEP5
データ処理における計算
33
データの共有
計算処理の効率化とセキュリティー 確認問題
39
48
53
57
喜
1
1 データ処理における基本的な機能
STEP
多くの企業では、データ処理に表計算ソフトのExcelが使われています。 Excelは、表 にまとめた数値から、さまざまな計算や分析を行うことができるアプリケーションソフ トです。単純な集計業務から会計、販売戦略など複雑な分析にも利用できます。 ここでは、販売業務を例に、データ処理に必要なExcelの機能について確認しましょう。
データの入力
Excelの最も基本となり、必ず行う操作が「入力」です。 Excelでは、起動すると表示され る表形式の領域を「ワークシート」といいます。 Excelのワークシートは 「行」と「列」で構 成されており、行と列が交わるマス目を「セル」といいます。 ワークシートの中に入力した データを使ってさまざまな計算や分析を行います。計算も分析も、ワークシートに文字や 数値のデータを入力することからはじまります。
たとえば、販売業務では、日々の売上や仕入の状況を漏らさず、遅れずに記録します。その ためには、できるだけ効率よく、正確に入力する必要があります。入力するデータは、大き く分類すると、 「数値」と 「文字列」の2つに分かれます。
1 数値・数式
数量や金額のように、値(量) を示すデータは数値で入力します。 入力した数値を使って計 算することができます。 売上金額や販売数のように、金額や数量を示す数値は、桁区切り スタイルを利用し、3桁ごとにカンマ記号で区切って表示します。
また、セルに入力されている値を使って、さまざまな計算を行うときには、 数式を入力しま す。 数式の結果も数値に含まれます。 数式は、四則演算だけでなく、複雑な計算処理を行 うための関数が利用できます。 関数の活用がデータを分析するための最大のポイントとな ります。
A B C D E F G H 上半期支店別売上集計 単位:千円 支店コード 4月 1-102 124523 1-142 109.427 5月 89 869 101 604 1-186 90575 107 289 合計 324 525 308 762 6月 104 649 115 487 98 477 318.613 7月 110593 120511 101 466 332 569 8月 108 849 9月 合計 98.938 102.424 96.794 309066 99 587 648 421 649 040 99 673 594 273 288 198 1 891 733 B 9 10 C7 A B 上半期支店別売上集計 fx D F G H I 2 単位:千円 3 支店コード 4月 5月 6月 月 8月 9月 合計 1-102 124523 99 869 104649 110593 109 849 98 938 648 421 1-142 109,427 101 604 6 1-186 90,575 107 289 115487 98,477 120511 102,424 99 587 649,040 101,466 96,794 99,673 594 273 合計 324525 308,762 318.613 332 569 309,066 298,198 1 891,733 8 9 10 数式を入力すると、セルには 計算結果が表示される
33
商品名や顧客名のように、名称を示すデータは文字列で入力します。 たとえば、「1」とい うデータを入力する場合、量を示すデータであれば数値、名称を示すデータであれば文字 (数字)として区別します。
B C D E F G H 1 J 上半期支店別売上集計 2 単位:千円 1-192 4月 124.523 5月 6月 合計 99.869 104,649 110593 109849 98.938 1-142 109.427 101.604 115.487 120511 1-186 90575 107 289 98,477 101 466 102.424 96.794 99.587 648.421 649,040 99,673 594 273 324,525 308,762 318.613 332.569 309.066 298,198 1891.733 9 10
3 入力規則
企業の業務では、非常に多くのデータを扱います。 そこで、Excelの「入力規則」を利用し て、あらかじめ決められたデータしか入力できないようにしておくことで、入力ミスを防ぐ ことができます。 販売数や売上金額のセルには、 正の数値しか入力できないようにする、 日付のセルには日付を示すデータしか入力できないようにするといったように、入力規則 を利用することで、入力ミスをなくし、正確に効率よく入力操作が行えるようになります。
:Xv A124523400 C4
上半期支店別売上集計
支店コード 4月
1-102 124,523
1-142 109.427
単位:千円
5月 99,869 101,604
6月
2 文字列
8月
データの入力規則
1-186
104.649
90,575 107,289 98,477
115,487
合計
設定 入力時メッセージ エラーメッセージ 日本語入力
空白を無視する(B)
合計
324,525 308,762 318,613
7月
9月
入力の種類(A):
条件の設定
整数
データ (D):
次の他以上
15
最小値(M):
14
□同じ入力規則が設定されたすべてのセルに変更を適用する(P)
すべてクリア (C)
16
キャンセル
17
19
0
22
金額の入力セルには0以上 の整数しか入力できないよ うにしておくと、入力ミスを 防ぐことができる
G
OK
H
18
E
A
D
B
34
索引
付録
模擬試験
第7章
第6章
第4章 第5章
第1章
第3章
第2章
20
2
データ分析に利用する基礎的な計算
販売業務において最も利用するデータ分析は、データをある基準でまとめた値を求めるこ とです。一日の売上や一定期間の売上の合計額を求める計算は頻繁に行われます。たと えば、ワークシートに個々の売上を記録し、一定期間ごとに合計値を求めます。この合計値 は、販売戦略や仕入業務など、ほかの業務の分析にも利用する基本となるデータです。 そのほか、基礎的な計算としてよく利用される「累計」や「割引」、「概算」についても確認 しましょう。
1 合計
「合計」とは、ある範囲や期間の値をすべて加算する計算処理です。
B D E F G 4 A C 1 東京本店売上集計 2 単位:円 3 売上 4 4月 5 5月 累計売上 124,523,400 124,523,400 99,869,200 224,392,600 6 6月 104,649,300 329,041,900 7 7月 110,592,600 49,634,500 8 8月 109,848,700 5 9,483,200 9 9月 98,937,900 6 8,421,100 10 合計 648,421,100 11 平均 108,070,183 12 13 最小値 98,937,900 14 ■最大値 124,523,400 4月から9月までの月間売上 を合計した値を求める
2累計
「累計」とは、ある範囲や期間の値における合計を、次々と加算して求める計算処理です。 毎月の売上を次々と加算し、その時点での合計を求めた値が累計になります。
A B C 1 東京本店売上集計 D E F G 124,523,400 124,523,400 2 単位:円 3 売上 累計売上 4月 5 5月 6月 7 7月 891011121314 99,869,200 224,392,600 ・4月+5月 104,649,300 329,041,900 ・4月+5月+6月 110,592,600 439,634,500 4月+5+6+7月 8月 109,848,700 549,483,200 4月+5+6+7+8月 98,937,900 648,421,100 ・4月+5月+6月 +7+8+9月 9月 合計 648,421,100 平均 108,070,183 最大値 124,523,400 □最小值 98,937,900
3 割引
「割引」とは、値から一定の割合を差し引く計算処理です。差し引く割合を「割引率」とい い、一般的には「%」単位で表示します。 たとえば、「1,000円の20%割引」は次のように求めます。
= 1,000 - ( 1,000 × 0.2 ) = 800円 割引後の価格 = 定価 (定価 × 割引率 ) 1,000円の20%
なお、「2割引」 (=20%引)のように「○割」を使うときは、 10%=1割になります。
また、消費税を含んで考え、たとえば、「税込価格 1,080円の20%割引」 (消費税率= 8%) は次のように求めます。
本体価格 = 税込価格 ÷ ( 1 + 消費税率) = 1,080 ÷ ( 1 + 0.08 ) = 1,000円 割引後の価格 = 本体価格 (定価 × 割引率 ) = 1,000 - ( 1,000 × 0.2 ) = 800円 割引後の税込価格 = 本体価格 × ( 1 + 消費税率 ) == 800x ( 1 + 0.08 ) = 864円
この値は、税込価格を直接20%割引した計算 (1,080 × 0.8)と同じになります が、金額によっては消費税額の端数処理により割引後の税込価格が異なる場合がありま す。 消費税額を正しく計算するため、一度本体価格を求めます。
4 概算
大きな数量や金額を扱う販売業務では、大まかに値を求める 「概算」も重要です。概算を 求めるときには、ある桁数で計算を打ち切り、 それ以下の細かい数値は省略します。 値の打ち切り方には、「四捨五入」「切り捨て」「切り上げ」があります。 寸法や重さの計 測、割り勘計算など、ふだんの身の回りの計算では 「四捨五入」が多く使われていますが、 販売業務では過剰な値を記録しないようにするため、 「切り捨て」 も利用されます。
■表2.1 12,345,678円を概算した値
(単位:千円) 方法 結果 四捨五入 切り捨て 12,346 12,345 切り上げ 12,346
索引
6章
第5章
第
第4章
7
第3章
模擬試驗 付録
第2章
36
第1章
3
データ分析でよく使用する機能
大量のデータを集計するときには、データを並べ替えたり、必要なデータだけを抽出した りすると、効率的に分析できます。 売上金額の多い商品について販売計画を立てる、売上 金額の多い顧客の上位を得意先として登録するといった分析には、「並べ替え」や「フィ ルター」「ピボットテーブル」といった機能を使います。
1 並べ替え
売上金額や販売数のように数値を基準に並べ替えることや、顧客名のように文字列を基 準にして並べ替えることができます。
●昇順
「昇順」は、値の小さい方から並べ替えます。
数値では0→1→2→・・・・・・・となります。 文字列では、あ→い→う→の順となります。
A B C D E F G H 123 支店別売上集計 2 単位:円 3 支店名 4月 4 福岡 5 仙台 98,937,900 99,869,200 6 東京 104,649,300 売上金額の 7 大阪 109,848,700 少ない順 8 9 名古屋 札幌 110,592,600 124,523,400 10
Excelの場合、漢字を並べ替えることができます。漢字は、入力したときにふりがなの情 報が登録されるので、このふりがなをもとに並べ替えることができます。漢字のセルを昇 順で並べ替えると、次のようになります。
123456780 仙台 A B C 支店別売上集計 単位:円 支店名 4月 札幌 124,523,400 99,869,200 A B C 1 支店別売上集計 234 単位:円 支店名 4月 大阪 109,848,700 5 札幌 124,523,400 東京 104,649,300 6 仙台 99,869,200 名古屋 110,592,600 , 東京 大阪 109,848,700 ぶりがな情報の 9 福岡 98,937,900 五十音順 9 福岡 名古屋 104,649,300 110592,600 98,937,900 10 10
●降順
「降順」は、値の大きい方から並べ替えます。順序は昇順の逆になります。
B D E F G H A C 1 支店別売上集計 2 単位:円 3 支店名 4月 4 札幌 124,523,400 5 名古屋 110,592,600 6 大阪 109,848,700 売上金額の 7 東京 104,649,300 8 仙台 99,869,200 多い順 9 福岡 98,937,900 JO
2 フィルター
「フィルター」を使うと、あらかじめ設定した条件に合ったデータだけを自動的に抽出し、 それ以外のデータを非表示にすることができます。 たとえば、入力されたデータの中から 売上の上位10件のデータだけを表示することができます。
G H I A B C D E F 1 支店別売上集計 2 单位:円 3 支店名: 4月10 トップテン オートフィルター ? X 4 札幌 84,523,400 表示 5 仙台 60,592,600 6 新潟 46,834,600 上位 10 项目 7 東京 104,649,300 8 千葉 9 横浜 10 静岡 11 名古屋 12 長野 13 金沢 14 京都 15 大阪 16 岡山 85,234,800 120,376,800 76,879,300 96,785,700 65,796,300 76,893,500 87,568,900 102,365,800 75,683,400 OK キャンセル 17 広島 89,869 200 18 高松 59,869,200 19 福岡 98,937,900 20
3 ピボットテーブル
「ピボットテーブル」 を使うと、 1件ずつの売上データから、 支店ごとの売上合計金額を求 めたり、 月別の売上合計金額を求めたりといったように、 さまざまな視点から集計するこ とができます。 また、 着目する項目を簡単に切り替えてさまざまな視点で集計をしたり、支 店ごとに月別の売上合計を求めたりするような、複雑な集計もできるので、分析には大変 役立つ機能です。 このような集計方法は、表の縦方向と横方向で集計することから「クロ ス集計」と呼ばれます。
2 3 合計/売上偭格 列ラベル 日 4行ラベル - 鉛筆 ・マーカー サインペンボールペン マーカー 修正ペン 消しゴム 総計 5 三札幌 278,100 184,700 142,120 146,470 119,240 80,860 951,490 6 ④第1四半期 55,150 7 ④第2四半期 83,050 13,760 44,640 8 田第3四半期 75.100 9 田第4四半期 64,800 10 大阪 297,150 11 金第1四半期 80,200 12 第2四半期 75,500 13 田第3四半期 69,150 14 ④第4四半期 15 回東京 16 ④第1四半期 17 田第2四半期 62,550 80,460 45,840 163,140 56,320 19,040 38,160 72,300 49,620 272,300 164,560 79,300 46,060 45,220 18 ④ 第3四半期 71,000 25,380 19 ④第4四半期 59,450 20 分 福岡 219,450 21 ④第1四半期 64,150 22 ④第2四半期 25,750 23 ④第3四半期 69,950 24 送第4四半期 59,600 47,900 175,860 38,800 50,640 42,000 44,420 43,120 30,850 26,400 13,130 39,320 31,080 35,640 25,220 33,270 45,120 13,860 22,490 26,410 39,420 43,340 20,020 145,030 133,830 108,020 69,290 51,670 41,940 29,480 18,200 14,340 35,060 34,320 22,100 49,030 22,780 26,180 14,300 219,600 29,990 34,050 18,040 14,690 149,430 125,530 129,140 77,740 918,700 37,810 28,440 29,920 24,700 44,380 21,000 44,440 17,160 31,660 45,910 36,740 14,430 35,580 30,180 18,040 21.450 129,870 114,950 105,820 79,560 24,310 29,070 13,860 16,120 36,670 22,120 25,740 31,980 182,410 258,950 270,300 239,830 916,460 277,810 200,360 218,690 246,230 234,750 225,120 212,600 825,510 186,310 192,900 29,330 50,420 29,040 19,240 239,980 25 名古屋 295,650 143,280 39,560 13,340 154,020 140,220 26 ④第1四半期 52,900 30,080 27 ④第2四半期 66,850 28 ④第3四半期 100,200 28,180 39,320 29 全第4四半期 75,700 45,700 301,362,650 売上 831,540 44,090 44,920 720,470 661,000 37,180 12,220 206,320 75,680 81,900 890,750 43,920 30,170 27,280 15,210 199,560 40,440 41,810 12,100 26,000 215,380 25,570 23,320 21,780 22,880 233,070 14.520 17,810 537,900 389,350 4,502,910 242,740
2014年度Sheet1
+
D
B
E
F
付錄
A
第7章
第6章
模擬試驗
G
第5章
第4章
HOEND
第3章
C
第1章 第2章
38
2 データ処理における計算
生産管理業務では、過剰な在庫を持たないことが最大の目的になります。そのために、 日々の在庫データから、生産計画を立てます。このとき、前期や前年の売上から必要な 在庫を予測したり、売れ筋商品を見極めたりといった、統計を駆使した戦略的なデータ の分析が必要になります。
ここでは、生産管理業務を例に、 データ処理に必要な計算方法や関数について確認しま しょう。
1
在庫数
生産管理業務において、在庫管理は最も重要であり、主要な業務です。在庫が不足すれ ば生産を行いますが、在庫をできるだけ持たないようにしながら、顧客からの受注時に在 庫不足にならないように維持して在庫数を調整します。 一定期間に一定量が売れるよう な商品であれば、一定数を定期的に生産しながら仕入れればよいのですが、 季節商品の ようにある時期に多く売れる商品や、流行により売れる量が変化するような商品の場合 は、売れ行きを予測しながら在庫を調整する必要があります。
仕入れた商品は在庫となり、売り上げた商品は在庫から減ります。したがって、 在庫数は、 次のように求めます。
在庫数 = 仕入数量
売上数量
STEP
在庫を多く抱えれば、コストが大きくなり、 売れ残りのリスクも増えます。 一方で在庫を少 なくしすぎると、 在庫不足になり、 注文に対応できない可能性があります。 そこで適正な在 庫を維持するために、一定期間ごとに不足する量を仕入れる 「定期発注方式」 と、 あらか じめ決めておいた在庫数を下回ったときに一定の量を仕入れる「定量発注方式」 があり ます。
在庫管理の基本は、 「必要なものを必要なときに必要なだけ」、 「ジャストインタイム (JIT)」などといわれます。 過剰でもなく不足することもないよう在庫を維持するため に、過去の売上データや市場の動向データなどを駆使して分析します。
-
前年同期比
2
今年の生産や売上の実績を把握するときには、「前年同期比」を求め、前年の同じ月や期 間と比較します。 「今期昨日までの生産数は、前年実績の何%まで達成している」という ように、定期的に前年の値と比較することで、達成度や未達成度がわかります。 また、生産 数や売上の目標を立てることもできます。 前年同期比は、次のように求めます。
前年同期比(%)
今期値 前期値 ×100
※表計算ソフトでパーセントスタイルの表示形式を設定する場合は、「×100」は省略します。
前年同期比では、1年を通した集計に限らず、 ある期間の集計値を、同じ期間について前 年の集計値と比較する場合もあります。 「4月の売上金額」で前年同期比を求める場合、 次のように求めます。
前年同期比(%)=今年の4月の売上金額 昨年の4月の売上金額 x 100
※表計算ソフトでパーセントスタイルの表示形式を設定する場合は、「×100」は省略します。
今年4月の売上金額が12,000千円、 昨年4月の売上金額が10,000千円であれば、 前年同期比(%) = 12,000千円 ÷ 10,000千円 × 100 = 120% となり、前年同期比は120%、 前年に比べて20%の売上アップとなります。
前年同期比は、次のように表にまとめて分析することもあります。
1図2.1 前年度同月の売上と比較した例
A B C D E F G H 1 1 2 4月 5月 6月 毎月 8月 9月 3 今年度売上(千円) 985 1,024 876 880 1.092 965 5.822 4 前年度売上(千円) 697 982 1.022 896 977 851 5.625 5 前年同期比(%) 1098 1043 85.7 982 1118 1134 103 S 6 7 10月 11月 12月 1月 2月 合計 8 今年度売上(千円) 998 1,012 952 896 978 4.636 10658 9 前年度売上(千円) 937 992 960 844 977 965 5.675 11,300 10 前年同期比(%) 106.5 1020 992 1062 1001 85.2 943
11
上の例の場合、1年の売上目標を前年度比105%としたならば、
今年度の売上目標 =前年度の売上合計金額× 前年度比 = 11,300 × 1.05 == 11,865千円 目標を達成するために必要な今年度3月の売上 = 11,865 - 10,658 = 1,207
となり、3月に 1,207千円を売り上げれば目標達成となることがわかります。
6章
第5章
7
第4章
模擬試驗
第3章
付錄
第章
索引
2 2
40
1
また、前年同期比を求めるときは、次のように累計を利用することもあります。
■図2.2 前年度同月の売上累計と比較した例
A B C D E F G H I 4月 5月 6月 7月 8月 9月 15233 今年度売上累計(千円) 985 2,008 2 885 3.765 4857] 5822 5822 前年度売上累計(千円) 前年 比(%) 897 1879 2901 3.797 4774 5.625 5625 109 B 1069 994 992 101 7 1035 103 S 6 10月 11月 12月 1月 2月 3月 739 合計 今年度売上計(千円) 6820 7.832 8.784 9.680 10658 10658 9 10 前年度売上昇計(千円) 6,562 前年同期比(%) 7554 8514 9358 1039 1037 1032 1034 10335 11,300 1031 11 300 943
累計を使って分析すると、売上目標の前年同期比105%を達成するために、どの程 りないかを常に把握できるようになります。
企業は四半期ごと、半期ごとにも実績を集計しますが、決算は1年ごとに行います。そのた め、比較は1年ごとに行うことが最適です。また、 季節商品のように1年ごとに流行する。 うな商品の場合も、前年の実績と比較することが適当といえます。 ただし、短期的に製造 販売する商品や市場の動向が激しい商品では、 「対前月比」 や 「対前期比」など、より短い 期間を集計して比較する値を使うこともあります。
売上構成比
売上構成比は、ある商品が全体の売上のうち何%を占めているかを示す数値です。 売上構成比は、次のように求めます。
売上構成比(%) == 当該商品の売上金額 売上合計金額 × 100
※表計算ソフトでパーセントスタイルの表示形式を設定する場合は、「×100」は省略します。
売上構成比は、全商品の中で売れ筋商品を見極めるために重要な値です。 数が多く売れ ていても、単価が低いものであれば、全体の売上の中で占める割合は小さくなります。 一方で単価の高い商品であれば、数が多く売れていなくても、全体の売上の中で占める 割合は大きくなります。 商品ごとの売上について、売上構成比を求めることで、どの商品 に販売の力を注げば売上や利益が上がるかを分析できるようになります。
A B C D E F 1 ドリンクメニュー別売上集計 2 ドリンクメニュー 3 オリジナルブレンド 500 |販売単価(円) 販売数(個) |売上金額(円) 1348 成比(%) 674,000 178 主力商品 4 アールグレイティー 600 158 94,800 25 5 アッサムティー 700 81 56,700 15 6 オリジナルティー 550 977 537 350 142 7 オレンジジュース 450 242 108,900 29 8 カプチーノ 650 786 510900 135 9 キリマンジャロブレンド 700 132 92,400 24 10 グレープジュース 450 84 37,800 1.0 11 グレープフルーツジュース 450 231 103.950 2.7 12 ・セイロンティー 700 149 104,300 2.7 13 ダージリンティー 700 644 450800 119 14 チャイ 600 78 46,800 12 15 ブルーマウンテンブレンド 800 280 224,000 59 16 モカブレンド 700 583 408,100 108 17 ロイヤルココア 540 177 18 ロイヤルミルクティー 800 312 19 合計 6262 95,580 249,600 3.795.980 25 66 1000 20
3
4
データ処理に役立つ関数
Excelでは関数を使うと、 複雑な計算式を簡単な数式で表現し、計算や分析の効率が飛 躍的に向上します。 Excelを使った分析には、 関数の利用が不可欠といえます。 データの入力や分析でよく使われるExcelの関数を確認しましょう。
1 SUM関数 指定範囲の合計を求めます。
例:乜儿C45也儿C9天下の合計值表示寸。
C10 X ✓ fx =SUM(C4.09) A B C D E F G 1- |東京本店売上集計 2 单位:円 3456780 4月 5月 6月 7月 売上 累計売上 124,523,400 124,523,400 99,869,200 224,392,600 104,649,300 329,041,900 110,592,600 439,634,500 8月 109,848,700 549,483,200 9 9月 98,937,900 648,421,100 10 合計 1231 11 平均 12 最大値 648,421,1001 108,070,183 124,523,400 13 最小值 98,937,900 14
2 AVERAGE関数 指定範囲の平均を求めます。
例:乜儿C45乜儿C9下の平均值表示寸。
C11 XY fr =AVERAGE(C4C3) A B C D E F G 123 tr 東京本店売上集計 单位:円 1 3 4 4月 5 5月 99,869,200 224,392,600 6月 104,649,300 329,041,900 7月 110592,600 439,634,500 売上 累計売上 124,523,400 124,523,400 8月 109,848,700 549,483,200 9月 98,937,900 648,421,100 合計 平均 最大 648.421.100 108,070,183) 124,523,400| 最小值 98,937,900
5
第
4
章
第
3
第
第
6
第21
42
第1章
E MAX関数
指定範囲に含まれる数値の中で最大値を表示します。
例:セルC4からセルC9までに含まれる数値の中で最も大きな値を表示する。
C12 3 x ✓ fx =MAX(04:09) A B D E 1 東京本店売上集計 2 单位:円 3 売上 累計売上 456789 10 4月 5月 6月 104,649,300 7月 8月 9月 124523,400 124,523,400 99,869 200 224,392,600 328,041,900 110592,600 439,634,500 109 848,700 549,483 200 98,937,9001 648,421,100 648,421,100 合計 11 平均 108.070183 12 最大值 124523.400 13 最小值 98,937,900 14
A MIN関数
指定範囲に含まれる数値の中で最小値を表示します。
例:乜儿C45乜儿C9飞汇合机数値の中飞最小值表示寸3。
C13 × ✓ fx =MIN(04.09) A B D E F G 1 東京本店売上集計 23456789101 单位:円 売上 累計売上 4月 5月 6月 124,523,400 124,523,400 99 869 200 104,649,300 329,041,900 224,392,600 7月 110592,600 439,634,500 8月 109,848,700 549,483,200 9月 98,937,900 648,421,100 合計 648,421,100 平均 108,070,183 最大值: 124523.400 12 13 最小值 98,937,900
14
5 COUNT
指定した範囲に含まれる数値が入力されているセルの個数を表示します。
例:セルD4からセルD15の中で数値が入力されているセルの個数を表示する。
H3 Xfx COUNT(D4:015) A B C D E F G H 1 商品別売上集計 2345678922231267 単価 販売数 売上金額 取扱商品 商品A 620 105 65,100 商品 B 1,240 84 104,160 商品C 115 0 商品D 500 185 92,500 商品 E 540 ΟΙ 商品 F 2,400 78 187,200 10 商品 G 600 241 144,600 11 商品 H 620 0 商品 540 88 47,520 商品J 818 465 380,370 商品K 96 954 91,584 商品L 400 650 260,000 合計 2,850 1,373,034
6IF関数
条件に一致するデータに対して指定した処理を行います。
例:セルE4の値が105以上であれば 「○」、そうでなければ
「×」と表示する。
Xfx =IF(E4>=105,"O""X") F4 A B C D E 12345678a2E 東京本店上半期売上集計 本年(円) 昨年(円) 前年同期比(%) 105%判断 4月 5月 6月 7月 8月 1月月月月月 124,523,400 109,426,900 113.8 ○ 99,869,200 101,603,700 98.3 104,649,300 115,487,200 90.6 110,592,600 120,510,900 91.8 109,848,700 102,423,700 1072 O 9 9月 98,937,900 99,587,200 99.3 10 合計 648,421,100 649,039,600 99.9 11
5
第
BUT
译
1
4
第
7 ROUND
指定した桁数で数値を四捨五入して丸めます。
例:「C4÷D4×100」の値を小数点第2位で四捨五入し、小数点第1位までの値を表示する。
E4 fx ROUND(04/D4+100,1) A B C D 1 東京本店上半期売上集計 本年(円) 昨年(円) 前年同期比(%) 4月 124.523,400 109,426,900 1138 5月 99,869,200 101,603,700 98.3 6月 104,649,300 115,487 200 90.6 7 7月 110,592,600 120510,900 91-8 8 8月 109,848,700 102,423,700 1072 9 9月 98,937,900 99,587,200 99.3 10 合社 648,421,100 649,039,600 99.9 11 G
8 ROUNDUP
指定した桁数で数値を切り上げて丸めます。
例:「C4÷C10×100」 の値を小数点第3位で切り上げ、 小数点第2位までの値を
E4 fx ROUNDUPC4/$C$10*1002) A B C D 1 東京本店上半期売上集計 3 売上(円) 累計売上(円) 半期構成比(%) 4月 124,523,400 124,523,400 1921 5月 99,869 200 224,392,600 15.41 6月 104,649,300 329,041,900 16.14 7月 110,592,600 439,634,500 17.06 BA 109,848,700 549,483,200 16.95 9月 98,937,900 648,421,100 1526 10 合計 648,421,100 11 F G
※セルC10は、数式をコピーするために、絶対参照にしています。
9 ROUNDDOWN
指定した桁数で数値を切り捨てて丸めます。
例:「C4×0.08」 の値を小数点第1位で切り捨て、整数の値を表示する。
D4 Xfx =ROUNDDOWN(C4*0.08,0) A B C E F G 販売価格表 2 单位:円 単価 消費税(8%) 税込販売価格 | 商品A 620 49 669 5 商品 1,240 99 1,339 商品 C 115 9 124 7 商品D 500 40 540 8 商品E 540 43 583 9 商品 F 2,400 192 2,592 10 商品 G 600 48 648 11 商品 H 620 49 669 12 合計 530 7,165 13
表示する。
0 RANK.EQ関数/RANK関数
指定した数値が、指定した範囲の数値の中で何位かを表示します。 ※RANK.EQ関数法、Excel 2010以降の一下使用下去開数下寸Excel 2007以前の 八一下使用LTLIRANK関数上同使方下去寸。
例:乜儿C4の值、乜儿C45乜儿C9の中飞上位(数值の大方5)何位在 表示寸石。
D4 : ✓ ✓ fx =RANK EQ(04 $0$4 $0$9.01 A B C E F G 12 支店別売上集計 2 3 支店名: 4月21 類位 札幌 84,523,400 6 5 東京 104,649,300 2 6316 6 横浜 120,376,800 1 7 名古屋 96,785,700 5 8 大阪 102,365,800 3 9 福岡 98,937,900 4 10
例:乜儿C4の値、乜儿C45乜儿C9の中飞下位5何位表示る。
D4 A B C xv=RANKEO(C4.$C$4.$C$9,1) E F. G 1 支店別売上集計 2 3 支店名 4月 順位 4 札幌 5 東京 7 8 63695 10 横浜 名古屋 大阪 福岡 84,523,400 104,649,300 120,376,800 96,785,700 102,365,800 1 5 6 2 4 98,937,900 3
模擬試驗
第5章
第6章
第4章
第7章
第2章 第3章
付绿
第
46
RANK.EQ関数,下位(数値の小あ方5)数百二上右下去寸。
OVLOOKUP関数
指定值在別の範囲1列目の值比較乚乙、一致寸一夕表示礼寸。
例:乜儿B3の值、乜儿F35乜儿G18の範囲の1列目(支店⊃F)比較儿了,一致 寸面値の2列目(支店名)の于一夕在表示寸歹。
fr =VLOOKUP(B3,$F$3 $G$18,2) C3 A D E F G 123456700226289 支店別売上集計 支店彐F一覧 支店一下 支店名 4月 支店一F 支店名 302 横浜 120,376,800 101 東京 101 東京 104,649,300 201 名古屋 202 大阪 102,365,800 202 大阪 203 福岡 98,937,900 203 福岡 201 名古屋 96,785,700 301 広島 301 広島 89,869,200 302 横浜 402 京都 87,568,900 303 札幌 601 千葉 85 234,800 304 仙台 11 303 札幌 84,523,400 401 長野 502 金沢 76,893,500 402 京都 503 静岡 76,879,300 501 高松 602 岡山 75,683,400 502 金沢 401 長野 65,796,300 503 静岡 304 仙台 60,592,600 504 新潟 501 高松 59,869 200 601 千葉 504 新潟 46,834,600 602 岡山
2 HLOOKUP関数
指定值別の範囲31行目の值比較,一致对于一夕在表示礼寸。
例:乜儿C3の值、乜儿H25女儿K3の範囲飞1行目(地区二一)比較了、一致 百値の2行目(管轄地区)の一夕在表示寸歹。
D3 √fe =HLOOKUP(C3,$H$2:$H$32} A B C D E F G H I , K 1 支店別売上集計 地区一卡一覽 2 支店名 地区一下 管轄地区 3 東京 3 首都圈 4月 104,649,300 【地区 1 2 3 4 管轄地区 北部 中央 首都圈 西日本 4 名古屋 2 中央 96,785,700 5 大阪 4 西日本 102,365,800 6 福岡 4 西日本 7 広島 4 西日本 98,937,900 89,869 200 8 横浜 3 首都圈 120,376,800 9 札幌 1 北部 84,523,400 10 仙台 1 北部 60,592,600 11 長野 2 中央 65,796,300 12 京都 4 西日本 87,568,900 13 高松 4 西日本 59,869 200 14 金沢 2 中央 76,893,500 15 静岡 2 中央 76,879,300 16 新潟 2 中央 46,834,600 17 千葉 3 首都圈 85 234,800 18 岡山 4 西日本 75,683,400 19
STEP
3 データの共有
Excelを使ってデータを分析した結果は、ファイルに保存します。 通常はExcelファイル に保存して利用しますが、ほかの人と共有するときには、Excelのない環境でもデータ の内容を参照できるように、共有できるファイル形式で保存することもあります。
データの共有
データを共有するということは、 同じ部署に所属する人や同じプロジェクトに参加している メンバーすべてが同じデータを持つことです。また、データが更新されたときには、同様に データを共有しているメンバーが最新のデータを取得できることが求められます。
1 ネットワークを使ったデータ共有
そこで、コンピューターシステムが発展した現在では、ネットワークを利用してデータを共有 する方法が広く使われています。 ネットワークでつながったサーバーにファイルを保存すれ ば、誰でも同じデータを利用できるようになります。したがって、 常に最新のデータを利用 できるようになります。 これまでのように、個々のコンピューターに散在したファイルを利用 して、それぞれを更新した結果、 最新のデータがどれなのかわからなくなるといったトラブ ルもなくなります。
一方で、ネットワークを利用したデータの共有には留意点もあります。 最も気を付けること は情報漏えいで、 ネットワークに第三者が入り込んでしまうことで発生します。 そのため、 データを利用する権限を与え、権限を持つ人だけがデータを利用できる環境を整備する セキュリティー対策が必要になります。
*1 「法令遵守」と訳され、企業などが、法令や規則に従い、 守ることをいいます。
■図2.3 データが散在している例 0000 売上管理 更新 売上金額 データ マスター データ 売上履歷 データ 販売計画 ほかのデータ には、 更新が 反映されない 前年同期比 データ
索引
第6章
第7章
第5章
模擬試験
第4章
付绿
第3章
48
第1章 第2章
1
データの共有方法にはいくつか考えられ、最も基本となる方法は、 ファイルをコピーして全 員で持つことです。 データファイルをコピーするときには、USBメモリーなどを利用すると 便利ですが、自分が使っているコンピューター以外のディスクにファイルをコピーして持ち 出すことはコンプライアンスを考慮すると好ましくない方法です。
■図2.4 一元管理の例 売上管理 更新 販売計画 マスター データ 仕入管理 ほかのデータ にも、 更新が 反映される 経営戦略
2 最小単位での保存
Excelで作成したデータを共有するためには、ファイルを保存します。このとき、特に売上 金額データのように、さまざまな分析の基幹となるデータは、最小単位で保存して共有 てから、各部門単位でそれぞれ必要な分析に利用することが重要なポイントとなります。
支店別売上集計
单位:円
31.99 84,523,400 66,574,200
3月
6A
78,468,500
5月
75 846 200
仙台 60,592,600 70,521,600
東京 104,649,300 95.632,400
46834 600
85 234 800 120,376,800
横浜
55.01 7 500 54127,800
904 598 700
千碟
76,879 300
135,649,000
飛回
96,785,700
名古屋
長野
65,796,300
108,526 300 60457 400
金沢 76.893,500
京都 87,508,900
大阪 100365,800
96 547,100
70,548,900 88,452.100
60 475 200 74,513,600
96,421,300
22 13 14 15 16 17 18
80457 600 80325.000
85,125,900 79,612,500
同山
福岡 98,937,900
96,547,800 96,487,500
広島
75.683,400 62,457,800
89 869 200
高松
59.869 200
88,412,300
12
94,586,300 76,592,300
17
61.486 200
支店別売上集計
大阪
仙台
単位:円 4月 6月2 84523,400 65,574,2001 78.468,500 60592 600 70521 600 75846200 104 640,300 95,632,400 98,541,000
千寒
新浪
名古屋
長野
中央 96,785,700
70,548,900 88,452,100
60,475 200 74,513,600
65 796,300
金沢
名古屋
京都 西日本
85,125,900 79,612,500
76 893 500
孔螺 仙台 新湯 東京
4月
84,523,400
87568 900
西日本
西日本
60592 600
46 834 600
96 785 700 70548900
長野
80,457 600
102 365 800 96,547,600 96,487,500
75,683,400 62,457,800 66,412300
89869.200 94586,300 76592,300 59.863200 67 499 200 61,486 200
98937900 84,152,300
西日本
西日本
74,682,300)
支店別四半期集計
5.H 65574.200 70521 600
85 234 800
6月2 第1四半期合計 第2四半期日国
78,468 500
104.649 300
96,541 000
74,682 300
55 017500
95 632 400
千霜
904 598,700
LA 120376800 100526,300
76.879.300 80457,400
AB
65,796 300 60475200
FBB 87568.900
80,457,600
70 893500
R
75.846 200 54,127,800 98 541,000 96547,100 135,649,000 96.421 300 88 452,100 74.513.000 60325,000 79,612,500 96.487,500
67,489 200
102,365,600
75,663,400
85.125.900
96,547,800
206 960,400 155,979,900 298 822,700 1.086 380 600 364,552,100 253,758,000 255,780 700 200 785.100 237.676100 252 307 300 295,401,100
84 152,300
26
61 486 200 74.682.300
62 457 800
94 586,300 67.489 200 84,152,300l
69 869 200
257,772,500
福岡 98.937,900!
10
15
88,412300 76.592 300
北部
18
新潟
19
10
13 A
中央
D
MEL
山
高松
59 669 200
80,325,000)
大阪
鳳山
(福岡
20
55
19
20
229 500100
中央
高松
8
A
G
D
E
E
B
東京
百
15
B
C
226,553,500 261,047 800
188 844 600
支店別売上集計をもとに
四半期集計に加工
支店名
北部
FLOR
H
单位:千円
85234 800 90459,870 96,547,100
46 834 600 55,017,500 54,127,800 76 879 300 80457,400 96,421 300
N
120,000
120376 800 108 526 300 135 640,000
198287 000
270 662 000
M
西日本支店別売上推移
地区
5A
100,000
80,000
60,000
40,000
20,000
#4月 5月 6月
FU
支店別売上集計をもとに西日本地区の 支店別売上推移グラフを作成
C
คอ
E
274 101 000
о
大阪
78512
D
広島
12
13
中央
17
13
14
A
9
11
B
16
C
237 882.000
14
210825 000 249 560003 264 923 000 310172.00
10
11
8
7
18
单位:円
7
12
8
9
2
ප
19
I
20
G
6
5
241 045 000
1.140.700.000 382.78000
266 446 000 268.577 000
217 309 00 163.779.00 313764 000
3 汎用ファイル形式での保存
Excelは大変多く利用されているソフトウェアですが、データをやり取りするときに、相手 が必ずExcelを利用しているとは限りません。そこでデータを共有するときには、汎用的な ファイル形式を使ってやり取りすることがあります。 ここで取り上げるCSVファイルとXML ファイルは汎用的なファイル形式として代表的なものです。
●CSVファイル
「CSV (Comma-Separated Values) ファイル」とは、Excelをはじめとする表形式 のデータを、セルのデータごとにカンマで区切ったテキストファイルです。 テキストファイル そのため、汎用性が高く、 Excel のない環境とのデータ共有をはじめ、異なるコンピューター システム間でのデータ共有にも広く利用されます。 ただし、CSVファイルでは、セルの値だ けがテキストとして記録されるので、Excelのセルに入力した関数や数式は反映されず、 関数や数式の結果が値として記録されます。
商品別売上集計メモ帳 ファイル(F) (E) 書式(Q) 表示(ヘルプ) 商品名 単価、販売数、売上金額売上構成比 .105.65100.2.81% B.1240.84.104160.4.50% 115.545.62575.2.71% 118800.5.14% 187200.9.09% 144800.6.25% 0.4.53 .05% .45% 4.915 .24% M.500.412.206 .91% EN.600.239.142820.6.17 030.77.83160.3.60% 0.41.221400.9.57% 552.2312649,100.00%
XMLファイル
「XML (Extensible Markup Language) ファイル」は、テキストだけで記録されファイルでありながらも、 一定の規則に従って記述することで、さまざまな書式を再現きるようにしたファイル形式です。 複雑なデータにも対応できる分、記述方法もかなり雑です。
ファイル(E) (E) 書式(Q) 表示(1) ヘルプ (H) 商品別売上集計 メモ帳 <Row ss: Autofit Height="0" ss: Height="14.25"> <Cell_ss:Index="2 ss:StyleID="s67"><Phonetic Text mlns="um:schemas.microsoft-com:office excel ショウヒンバPhoneticText> <Data _ss: Type="String 商品A</Data></Cell> <Cell ss StyleID="69"> <Datass: Type Number 620 </Data> </De!!> <Cell ss:StyleID=s0 Data ss: Type: Number105</Data> </Cell> <Cellss: StyleID="71"ss:Formula="=RC[-2]RC[-1] Data ss:Type: "Number >>65100</Data>< ss:Name="Filter Database/Cel <Cell ss: StyleID="s73" ss:Formula="=RC[-1]/R20CS"Data ss:Type = "Number">2.814953760817 </Ron> <Row ss: AutofitHeight="0"> <Cell ss:Index="2" ss:StyleID="s74"><PhoneticText insum:schemas-microsoft-com:office: excelショウヒン </PhoneticText> <Data ss: Type="String商品B</Data> </Cell <Cellss:StyleID="75 <Datass:Type= "Number" >1240</Data></li> <Cell ss Style D="76"> <Datass: Type= "Number >84</Data> </Cell> <Cell_ss: Stylel="s77" ss:Formula="=RC[-2] AC[-1] <Datass: Type= "Number">104160</Data> ss:Name="FilterDatabase"//Cell> <Cell ss: StyleID:s78" ss:Formula="=RC[-1]/R2005"> <Datass: Type: "Number 4,503926017307 </Ron> <Row ss: AutofitHeight="0"> <Cell ss: Index="2 ss StyleID="s74 <PhoneticText sumischemas.microsoft-com:office: excel ショウヒン PhoneticText> <Data ss: Type="String 商品C</Data> </Celi> <Cell ss: StyleID="s75 Data ss:Type="Number115</ata> </Cell> <Cellss:StyleD=s76"> <Datass: Type: "Number">545</Data> </el!> <Cellss:Stylel="s77"ss:Formula="=RC[-2]RC[-1]"> <Datass: Type= Number"> 62675</Data><
50
第6章
7 7
第5章
第章
第4章
模擬
第2章 第3章
た で 複
第1章
印刷
2
データを共有するときの、もう1つの方法として「印刷」があります。 Excelで作成したデー タを印刷して配布するときには、あらかじめ用紙に合わせて体裁を整えてからプリンタで 印刷します。
また、データの共有と同様に、印刷物を取り扱うときは、むやみに持ち出して外出先で参 照するなど、情報が漏えいする可能性のある行動はしないようにしましょう。 印刷を実施する際には、次のような設定を行います。
1 ページサイズ
ビジネスで印刷物を配布するときは、通常、A4サイズを利用します。ただし、大きな表で、 A4サイズに収まらないときには、A3サイズを利用することもあります。 Excelで作成した 表やグラフの配置に合わせて、用紙の向き(縦/横) を適切に設定しましょう。
事前に印刷イメージで全体の見栄えを
確認してから印刷する ① 印刷 REFE 商品別売上計 Excel 上書き保 プリンター 名付けて Fujitsu Printer EDAR プリンターのプロパティ 設定 エクスポート 作業中のシートを 作業中のシートのみを印刷します る ページ定 から 単位で印刷 CD 1,3.3 123 123 アカウント オプション 城方向 A4(210×297mm) 21cm 29.7on 世界の本日 左:178cm 右: 1.78cm 拡大小なし シートを実際のサイズで印します ページ BAPA BANESH 6x サインイン 図
2 余白
印刷では、用紙の四方に適当な余白を設定します。 余白を狭くすれば1枚の用紙に多く のデータを印刷できますが、 書類をとじてファイルで保存するようなときに、 とじ代がなく なってしまいます。 一方で余白を広く取り過ぎると、 周辺の空きスペースが目立ってしま い、間の抜けた印象になります。 1cm程度を目安に適切な余白を設定しましょう。
3 ヘッダー
ヘッダーは、全ページの上部に共通して表示する場所のことです。 ヘッダーには、タイトル や文書番号などを記述します。
關係者外院 15-11001 商品別売上集計報告 商品名 販売单(円) 売敌(個)金(日) 構成比(96) 構成品(6 500 1,348 674,000 178 178 商品 550 877 537 350 142 319 商品C 650 786 510900 135 45 4 D 700 644 450800 119 572 RE 700 583 408100 108 680 7510F 800 312 249600 60 746 商品G 800 280 224,000 59 805 商品H 450 242 108900 29 833 商品: 700 149 104300 27 861 商品K -- 450 231 103950 2.7 888 540 177 95580 25 913 商品 600 158 94 800 25 938 商品 700 132 62400 24 963 N 700 81 56,700 15 978 商品: 600 76 46800 12 990 商品P 450 84 37,800 10 1000 合計 6262 3,795,980 1000
4 フッター
フッターは、全ページの下部に共通して表示する場所のことです。 フッターは主にページ番 号の表示に利用されます。 印刷が複数ページに渡るときには、ページ番号を印刷するとよ いでしょう。
商品別売上分析
(単位:円)
(单位:%)
800,000
600,000
700,000
400,000
1000
600
0:00
40.0
100.000
200.000
A
NEW www
ページ
900
70.0
500,000
300,000
30.0
M&K
181
商品
商品○
商品P
50.0
20.0
10.0
00
o
7 7
第章
第5章 第6章 S
模擬試驗
第4 章
付録
第3章
索引
第2章
52
第1章
4 計算処理の効率化とセキュリティー
日々膨大なデータを入力し、処理、分析するには、作業の効率化が欠かせません。コン ピューターシステムやExcelの利用に加えて、データの一元管理など、さまざまな場面 で効率化が求められます。
ここでは、セキュリティー対策も含めたデータベースの取り扱いと効率化について理 しましょう。
1 データベースの取り扱い
データベースとは、ある内容を示すデータの集まりです。 データが集まることで、合計や平 均などを求めることができるようになり、さまざまな分析が行えます。 Excelで作成した 表形式のデータも、データベースの一種といえます。
日付 瓿亮店 商品コード 4/1 五反田店 10 商品名 修正ペン 仕入単価 販売単価 数量 売上高 123 210 140 29.400 4/1 五反田店 10101 用紙 500 980 38 37240 4/1 笹塚店 A1 01 ボールペン(赤) 100 189 48 9072 4/1 笹塚店 4102 【ボールペン(黒) 100 189 150 28,350 4/1 笹塚店 14104 ボールペン(3色) 300 510 150 76,500 4/1 渋谷店 0101 A4用紙 500 980 43 42,140 4/1 渋谷店 0103 A3用紙 7000 1,310 24 31.440 4/1 赤坂店 6104 1クリップ 150 290 21 6,090円 4/1 赤坂店 106 スティックのり 80 168 134 22,512 4/1 赤坂店 0101 M用紙 500 980 75 73,500 4/1 田町店 A101 ボールペン(赤) 100 189 36 6,804 4/1 田町店 4102 【ボールペン(黒) 100 189 35 6,615 4/1 田町店 A104 ボールペン(3色) 300 510 84 42,640 4/1 田町店 5101 1消ゴム 40 85 40 3,400 4/1 田町店 6103 画びょう 90 150 24 3600 4/2 五反田店 A1 01 【ボールペン(赤) 100 159 45 8505 4/2 五反田店 A102 ボールペン(黒) 100 189 45 8.505 So
データベースとExcel の表は密接な関係があります。 たとえば、 売上に関するデータベー スであれば、商品名、単価、数量、売上金額に加えて、売上店舗、仕入日、販売日、顧客情 報などを記録します。この1組のデータをExcelのワークシートで1行で記録します。 1行に 入力したデータを集めて、データベースとして分析に利用します。 Excel 表計算ソフトで すが、 データベースソフトとしても利用できることがわかります。 データベースでは、1組のデータを 「レコード」、 同じ項目のデータを 「フィールド」と呼びま
す。 Excelでは、レコードは横1行、 フィールドは縦1列で入力します。
・フィールド 日付 販光店 商品コード 4/1 五反田店 6102 4/1 五反田店 IC101 4/1 笹塚店 商品名 仕入単価 修正ペン A4用紙 板壳单数量 売上高 120 210 140 29,400 500 980 38 37240 A1 01 【ボールペン(赤) 100 189 48 9,072 4/1笹塚店 [A1 02 「ボールペン(黒) 100 189 150 28,350 4/1 笹塚店 A1 04 ボールペン(3色) 300 510 150 76,500 4/1 渋谷店 C101 A4用紙 500 980 43 42140 4/1 渋谷店 C103 A3用紙 700 1,310 24 31,440 4/1 赤坂店 B1 04 「クリップ 150 290 21 6,090円 4/1 赤坂店 [B105 「スティックのり 80 168 134 22.512
レコード
STEP
マクロ
2
マクロはプログラムの一種で、Excelの操作を自動化します。 Excelで決められた処理を 行う場合、あらかじめ手順を記述しておき、実行することで、 複数の処理が自動的に行え るようになります。 たとえば、 毎日入力している売上を月末締めでまとめ、合計や平均を求 め、前年同期比や店舗別順位を表示して、次月の目標金額を計算するといった処理を、マ クロにまとめて記述しておくと、1回の操作ですべての処理が完了します。
Excelでは、ファイルにマクロを埋め込みます。 ワークシートと合わせて自動化する動作を 記録しておき、 「マクロ有効ブック」と呼ばれるマクロが埋め込まれたExcelファイルとして 保存します。
Excelでは、マクロに 「Visual Basic for Applications (VBA)」という言語が使わ れます。 動作を記述する方法として直感的に把握できるプログラミング言語で、 Excelや WordなどMicrosoft Officeの各ソフトで利用されています。
・Microsoft Visual Basic for Applications 商品別売上集計xdom ファイル(L) 表示 挿入) 書式(口) デバッグ) 実行(R) クール(I) アドイン(A) ウィンドウ ( ヘル) KNA 26.1 [プロジェクト VSAProjec x (General) VBAProject (ALPHS Merasch Excel Cbec Sheal! (Short) The Was Deck フュール Module VBAProject (売上集計 A4 acro ZUCN-Sheets Gheell wher smModulel (コード) A出力 ActiveWindow.Celectos theels.Print Out Copies Collate True... IamoraPrint Areas: False End ARSIZE 囲指定印刷 Range("62:F20").Select ActiveWindow.Selectadtheets.Print Out Coeles, CollateTrue._ 1morePrint Areas: False 全日 End Sub 5179121 6 Sheet Det Fabe 売上 グラフ作画) Eat in After Face celona True Enabling Faze rejection Name Sheet Standart 132 -1-Sheer 売上金額棒グラフ作 Range("33:819.3:E19").Select Renge 3)Activate. ActiveSheet.Shapes.AddChart 2 (201, ColuanClustered).Select ActiveChart-Set SourceData Source: Range (Sheet1!$833:$8319.Sheet SE$3:$$1 ActiveSheet.Shapes(グラフ Incresent Left-270_ ActiveSheet Shapes (>2).Incresent Top 197-25 ActiveChart Chart Style 204 ActiveChart.Crear ToWatchStvie
マクロは作業の効率化に非常に有効ですが、 プログラムの一種であるため、不正なプログ ラムが実行されると思わぬ結果を招くことになります。 また、 外部の悪意あるユーザーに よって、ウイルスと同様のプログラムを組み込まれ、 データの消失や漏えい、あるいはコン ピューターシステムへ悪影響を与えることも考えられます。
そのため、Excelでマクロは、通常、利用できないように設定されています。 マクロが埋め 込まれたExcelファイルを利用するときには、必ず安全であることを確認できなければ、 開くべきではありません。
索引
第6章
第7章
第5章
模擬試験
第4章
付绿
第2章 第3章
54
1
電子認証
3
データファイルをメールで送信したり、ネットワーク上に保存したりして共有するときには、 それが本物であるかどうかを十分に注意します。同じ建物の中にある社内のネットワーク のような、限られた範囲だけで共有するファイルであれば、ほぼ外部からの侵入はないか もしれません。しかし、少しでもインターネットをはじめとする外部のネットワークを経由し てデータを共有するのであれば、外部から不正な侵入があるかもしれません。
昨今はウイルス感染や情報漏えいなど、社会問題として取り上げられ、 企業の信用にも大 きく影響します。そのため、ウイルス感染や情報漏えいを防ぐためのセキュリティー対策が 欠かせません。それでも悪意のあるユーザーによる「なりすまし」のメールやデータが送 られる可能性をゼロにはできません。
そこで、セキュリティー対策として考えられている1つの方法が「電子認証」です。 電子認証 は、データを共有する場所に保存したり、共有する相手に送信したりするときに、あらかじ め「暗号化」しておき、 データの利用時に暗号を解いて開く方法です。暗号を解くことを 「復号」といい、復号するときに認証が必要になるため、電子認証と呼ばれます。 代表的な暗号化による電子認証には「共通鍵暗号方式」と「公開鍵暗号方式」がありま
す。
* 悪意をもって他人のメールアドレスや個人情報を利用することをいいます。 *2 情報を一定の規則に従って組み替え、そのままでは読み取れないようにすることをいいます。
1 共通鍵暗号方式
共通鍵暗号方式は、送信側と受信側が同じ 「共通鍵」を持って暗号化と復号を行う方法 です。 最も簡単な例では、Excelファイルを保存するときに、パスワードを設定して保存し ます。 ファイルの内容は暗号化され、保存したユーザー (暗号化)と開くユーザー (復号) が同じパスワードを使うので、 共通鍵暗号方式といえます。 このとき使う鍵の情報は、 送 信側と受信側しか知らないので、安全にデータの共有ができます。
■図2.5 共通鍵暗号方式 受信側 送信 暗号化 復号 暗号化 暗号化 送信データ 送信データ データ データ 共通鍵
公開鍵暗号方式
公開鍵暗号方式は、送信側が「公開鍵」 と呼ばれる誰でも取得できる鍵を使ってデータを 暗号化し、受信側では「秘密鍵」を使って復号を行う方法です。
暗号化するときの鍵は受信側から公開されているので、誰でも同じように暗号化ができ ますが、暗号化されたデータを復号するときには、公開鍵と秘密鍵の正しい組み合わせが 必要になります。秘密鍵は受信側だけしか持っていないので、受信側以外は復号できませ
ん。
共通鍵暗号方式では、鍵の情報を送信側と受信側で共有するときに第三者に知られてし まう可能性があります。もし、そこで鍵の情報が漏えいすれば、第三者でもファイルを開い たり、データを参照したりできてしまいます。
一方で公開鍵暗号方式では、秘密鍵は受信側だけが知っている情報なので、鍵の管理さ 確実に行えば、より安全にデータの共有ができるようになります。
このとき、公開鍵が正当なものであり、偽造されたものではないことを証明する必要があ ります。そこで「認証局」と呼ばれる組織が、公開鍵が正当なものであることを証明する仕 組みになっています。 代表的な認証局には、ベリサインなどがあります。認証局は、公開鍵 と鍵の所有者を結び付け、電子証明書を発行して公開鍵が偽造されたものではないこと を証明します。
■図2.6 公開鍵暗号方式
送信側
暗号化
復号
受信側
送信データ
暗号化
データ
暗号化 データ
送信データ
公開謎
秘密鍵
電子證明書
認証局
正しい組み合わせ
付録
第2章
章 章
第7章 7
第6章
模擬試験
索引
第3章 第4章
第1
第5章
56
STEP
5 確認問題
解答 別冊P.2
知識科目
問題1 毎日や毎月の合計値を次々と加算して求めた、 その時点での全合計の値を、次の中から 選びなさい。
1 合算
2 決算 3 累計
問題2 前年同期比を求める式を、 次の中から選びなさい。
1 前年同期比(%)
= 前期値
2 前年同期比(%)
= 今期値÷ 前期値 × 100
3 前年同期比(%)
= 今期値÷ (今期値 + 前期値) x100
問題 3 売上構成比を求める式を、 次の中から選びなさい。
1 売上構成比(%)
2 売上構成比(%)
今期値 × 100
= 売上合計金額 ÷ 当該商品の売上金額 × 100
3 売上構成比(%)
当該商品の売上金額 ÷ 売上合計金額 × 100
= 当該商品の単価 当該商品の売上金額 × 100
問題4 表計算ソフトでも取り扱うことができる、汎用性が高く、 表データの共有に適したテキスト データを、次の中から選びなさい。
1 HTMLファイル
2 CSVファイル
==
3 TXTファイル
問題 5 データベースにおいて1組のデータが記録された最小単位の名称を、次の中から選びな
さい。
1 フィールド
2 レコード
3 セル
問題 6 決められた操作を繰り返し行うとき、効率を高めるために自動化する表計算ソフトの機能
を、次の中から選びなさい。
1 マクロ
2 ピボット
ヘッ
3
第2章 業務における計算処理とデータの取り扱い
57
Chapter
3
第3章
業務データの分析
利益分析
STEP1 STEP2 STEP3 STEP4
財務諸表による分析
グラフによる分析・・ 確認問題
59
68
71
81
1 利益分析
STEP
企業が商品を販売する最大の目的は、利益を上げることです。つまり、利益を最大化す ることが、企業にとって大きなテーマの1つです。そのためには、「販売を続けていれば 利益が上がる」だけでは継続できません。 どのように利益が生まれ、どうすれば利益を 増やすことができるのかといった分析が不可欠です。 ここでは、利益分析に必要な計算や値について理解しましょう。
原価計算
1
利益を計算するときに、必要になる値が「原価」です。 最もわかりやすい身近な原価は、次のような「元の値段」になります。
●商品の仕入価格(仕入れた商品がいくらだったか。) ●製品の原材料価格 (製造した製品の原材料がいくらだったか。)
しかし、利益を分析するうえで、これだけの値を原価とするには不十分といえます。なぜな ら、実際には商品や原材料の輸送費や製造にかかる人件費もかかっているからです。 たとえば、商品をいくら安く仕入れても、輸送費が高ければあまり利益を得られません。 そこで、商品を同じ輸送費の範囲で運べる分だけの最大量をまとめて仕入れれば、商品 1個あたりの輸送費が下がり、利益は増えます。しかし、大量に仕入れたために売れ残って しまった場合、原価がかかり売上高がゼロになるので、利益もなく、かえって損失になりま す。 その商品全体で見れば、原価が高くかかったことになってしまいます。
このように、原価といっても、さまざまな見方があります。そこで、企業の業種や分析の目 的や手法によって、原価を使い分けます。その中で、利益を分析する際に重要となる原価 が、「期末における原価」です。期末における原価は、決算期などのある期間の区切りまで に費やした原価を示します。
売れ残り商品については、期末における原価の考え方には、主に次の2つがあります。
1 売上原価
「売上原価」は、販売業で利用されます。 今期に売り上げた商品にかかった原価は、次のよ うに求めます。
今期の売上原価 =
期首商品棚卸高 + 今期仕入高
期末商品棚卸高
上の式を図で表すと、 図3.1のようになります。
■図3.1 売上原価
今期の売上原価
期首商品
棚卸高
期末商品
今期仕入高
棚卸高
第3章 業務データの分析
売上原価は、期首の商品棚卸高 (前期からの売れ残り商品の価格) を含め、期末の商品 棚卸高 (今期の売れ残り商品の価格)を差し引きます。 今期の売れ残りについては、来期 に売れるものとして、 今期の原価には含めず、 来期の原価に含めます。 期首の売れ残りを 減らすことで売上原価は下がります。
また、期末の商品棚卸高を増やしても、売上原価は下がります。 そのため、期末に大量に 製造、または仕入れて売れ残りを増やして、見かけ上は売上原価を下げることができま す。しかし、来期の期首商品棚卸高を増やすことになるので、好ましくありません。
2 製造原価
「製造原価」とは、製造業で利用されます。 今期に完成した製品の原価は、次のように求め ます。 今期の製造原価 = 期首仕掛品棚卸高 + 今期製造費用 期末仕掛品棚卸高
仕掛品とは、製造途中の製品のことをいいます。 製造費用は、原材料費に加えて、輸送費 や人件費などを含む原価のことです。 上の式を図で表すと、 図3.2のようになります。
■図3.2 製造原価
今期の製造原価
期首仕掛品 期末仕掛品 棚卸高 棚卸高
今期製造費用
企業の一般的な原価計算では、製品について1個ずつにかかる原価を計算するよりも、 「その製品に今期いくら利益があるか」が重要です。 そのため、 前期からの売れ残り製品 については原価として考え、 次期に販売する製品はまだ原価には組み入れません。
製造原価を下げることは利益を増やすことにつながります。 つまり、期首仕掛品棚卸高 (前期から製造中の製品の価格) と製造費用を下げることが、 製造原価を下げるポイント になります。
なお、期末仕掛品棚卸高 (今期末でまだ製造中の製品の価格) を増やせば、 製造原価は 下がります。しかし、 来期の製造原価を引き上げることになるので、期末仕掛品棚卸高を 上げることは好ましくありません。
第7章
第6章
第5章
模擬試験
第4章
索引
第3章
60
第1章 第2章
利益計算
2
利益とは、わかりやすくいえば「儲け」のことです。売り上げた金額から、かかった費用を し引いた金額が利益となります。つまり、収入から支出を差し引けば利益になります。
1 利益
100円で仕入れたものを120円で販売すれば、このときの利益は20円です。このような 利益の考え方を「キャッシュフロー」 (お金の流れ)といいます。
しかし、企業の製造や販売は、このような単純な取引ばかりではありません。製品の製 には時間がかかり、その間にさまざまな原材料を調達します。 販売した商品を小切手で 済すれば現金化まで時間がかかります。 その間、人件費や光熱費もかかります。 単純に登 商品と現金を交換する図式では説明できません。
そこで、企業の会計では、一般的に 「収入」 から 「費用」 を差し引いた金額を利益とします。 利益は、「売上総利益」 「粗利益」 「粗利」とも呼ばれ、 次の式で求めます。
利益 = 売上高
売上原価
しかし、企業活動の中では、このほかに大型資産の減価償却や固定資産、あるいは抜 資での損益など、さまざまな資産や金銭の動きがあります。 具体的な計算方法は会計の 分野になりますが、 そのほかにも利益の計算方法があることを知っておきましょう。
■表 3.1 主な利益
名称 說明 売上利益 売上高から売上原価を差し引いた金額のこと。 營業利益 売上総利益から、売上原価には含まれない広告費用(販売費)や企業全 体の福利厚生費など (一般管理費) を差し引いた金額のこと。 經常利益 営業利益に利息や有価証券の売買などによる増減 (営業外利益、営業 外損失)を加えた金額のこと。 稅引後營業利益 当期純利益 営業利益から利益にかかる租税を差し引いた金額のこと。 経常利益に、一過性の固定資産売却益など (特別利益)を加えた金額の こと。 限界利益 売上高から売上ごとにかかる費用 (変動費) を差し引いた金額のこと。
このように、いくつかの利益の概念がある中で、たとえば、 企業の経営状態を把握すると きには 「営業利益」、企業の資産状態を把握するときには「経常利益」が役立ちます。 また、売上高を分析したり、販売戦略を立てたりするときには、 「売上総利益」 と 「限界利 益」が重要になります。 分析する目的によって、 必要な利益の計算を行うことになります。 * 車両や大型の機械など長期に使用する資産を、1年ごとに価値の減少分に分割して、順次費用として 計上することをいいます。
土地や建物など、販売する目的ではなく、継続的に所有している資産のことをいいます。
-
2 利益率
売上高のうち利益が占める割合を「利益率」といいます。 利益率は、次のように求めます。
利益率(%) = 利益 ÷ 売上高 × 100
※表計算ソフトでパーセントスタイルの表示形式を設定する場合は、「×100」は省略します。
ここで注意することは、原価が1,000円の商品を1,200円で販売した場合、 この商品の 利益率は20%ではないことです。 一見すると「儲けは2割 (=20%)」 のように考えられ ますが、利益率は「売上高に対する利益の割合」であり、「原価に対する利益の割合」では ありません。
つまり、原価が1,000円の商品を1,200円で販売した場合、利益は200円なので、 次の ようになります。
利益率= 200 ÷ 1,200 x 100 = 0.167 × 100 = 16.7%
原価と利益率から製品の売上高(売価)を決めたいときには、次のように求めます。 売上高 = 原価 ÷ (1 - 利益率)
原価1,000円の商品に対して「20%の利益率」を得たいのであれば、次のようになります。
売上高
== 1,000 (1- -
0.2) = 1,250円
模擬試験
第5章
第6章 第7章
第4章
付録
第3章
第2章
索引
第1章
62 24
費用の計算
3
利益は得られた収入からかかった費用を引いた値です。つまり、利益は、売上高から売 原価を差し引いた金額になります。費用には、原材料費や仕入値に加えて、輸送費や手 料、人件費などが含まれます。 それらの費用は、 「変動費」と「固定費」に分類され、変動 と固定費を合計した値を費用といいます。
1 変動費・変動費率
変動費とは、原材料費や仕入値のように、売上高に比例してかかる費用です。製品を多く 仕入れれば、仕入値は売上高に比例して高くなります。 変動費には、販売手数料のように 製品1個あたりにかかる費用や、輸送費のようにある程度の範囲内では価格が同じでも、 数量が多くなると、ある段階で価格が変わるような費用も含まれます。
金額 1図3.3 変動費 売上高 変動費 売上数量
また、売上高のうち変動費がどれくらいを占めるのかを 「変動費率」として求めます。 変動費率は、次のように求めます。
変動費率(%)
= 変動費 売上高 × 100
※表計算ソフトでパーセントスタイルの表示形式を設定する場合は、 「×100」は省略します。
たとえば、10,000円の売上高で、 変動費が2,000円であれば、 変動費率は次のように なります。
変動費率 2,000 10,000 × 100 = 20% =
2 固定費・固定費率
固定費とは、売上高に関係なく必要となる費用のことです。 代表的なものには、人件費や 建物の賃借料、社用車の費用などがあります。
■図3.4 固定費
売上高
金額
固定費
売上数量
また、売上高のうち固定費がどれくらいを占めるのかを 「固定費率」として求めます。 固定費率は、次のように求めます。
固定費率(%) =
固定費 売上高 × 100
※表計算ソフトでパーセントスタイルの表示形式を設定する場合は、 「×100」は省略します。
たとえば、10,000円の売上高で、固定費が2,000円であれば、固定費率は次のように なります。
固定費率 = 2,000 10,000 × 100 = 20%
売上高が少なければ変動費も少ないですが、固定費は売上高に関わらず一定の金額がか かるため、利益に大きく影響します。 利益を増やすには、固定費をいかに節約するかも重 要な要素となります。 利益と変動費・固定費の関係を図に示すと次のようになります。
■図3.5 利益と変動費・固定費の関係
売上高 利益 変動費 原価 (費用) 売上高 変動費 原価 (費用) 損失 売上高 変動費 原価 (費用) 固定費 固定費 固定費 64
第7章
第5章
第6章
第4章
模擬試験
第3章
付録
第2章
索引
第1章
4
限界利益
売上高から変動費を引いた値を「限界利益」 と呼びます。
1 限界利益
限界利益は、次のように求めます。
限界利益 =
売上高
変動費
限界利益は、固定費がゼロであれば、利益と同額になります。つまり、限界利益が固定費 以上になれば、利益を上げることができます。限界利益を増やせば、固定費を回収できる ことになります。そのため、固定費の回収に貢献する限界利益は、 「貢献利益」とも呼ばれ ます。利益を増やすためには、売上高に関わらず負担することになる固定費をできる限り 少なくすることも1つの方法です。
■図3.6 限界利益
売上高 利益 限界 利益 固定費 変動費
限界利益率
売上高のうち限界利益が占める割合を「限界利益率」といいます。 限界利益率は、次のように求めます。
-
限界利益率(%)
= 限界利益 売上高 × 100
※表計算ソフトでパーセントスタイルの表示形式を設定する場合は、「×100」は省略します。
また、図3.6からもわかるように、 「変動費率(%) +限界利益率(%)=100%」となります。
損益分岐点
5
商品をいくら売れば損をしないか、 つまり、利益がゼロになる売上高を「損益分岐点」、 ま たは「損益分岐点売上高」といいます。 損益分岐点は、販売戦略を立てるうえで重要な数 値となります。
損益分岐点は、固定費と限界利益が等しくなる点です。 つまり、「固定費=限界利益とな 売上高」の上下寸。
■図3.7 損益分岐点の固定費と限界利益の関係
売上高 固定費 限界 利益 変動費 第2章 第3 章 第4章
上の図からもわかるように、損益分岐点は、売上高、固定費、 変動費から、次のように求め
寸。 变动比率 損益分歧点 =固定費÷( 1 変動費÷ 売上高 )
一見すると複雑な式ですが、 以下のように求めています。
利益= 売上高
= 売上高
変動費
固定費
売上高 × 変動費率
= 売上高 × ( 1
- 変動費率 )
固定費
固定費
-
-
二、損益分岐点は、「利益=0]の売上高の下以下の汇寸。
0 = 損益分歧点 × ( 1 - 変動費率 ) 損益分歧点 = 固定費÷ ( 1 - 変動費率 ) = 固定費 ÷ ( 1 - 固定費 変動費÷ 売上高 )
-
第7章
模擬試験
第6章
付録
第5章
索引
第1章
66
-
また、売上高が損益分岐点の値を上回れば利益が出る、下回れば損失が出ることになり ます。
たとえば、売上高が500万円だった製品の固定費が150万円、 変動費が200万円だと すると、この製品の損益分岐点は、次のようになります。
損益分岐点 = 150万円 ÷ (1 200万円 ÷ 500万円 ) = 250万円
つまり、この製品は250万円が損益分岐点となり、 それより売り上げれば利益を出すこと
ができるとわかります。 ■図3.8 損益分岐点 金額 (500万円) 売上高 利益 固定費+変動費 損益分岐点 (250万円) 変動費 (200万円) 損失 固定費 ( 150万円 売上数量
また、単価と固定費、 変動費率から、損益分岐点となる金額や売上個数を求めることもで きます。
単価1,000円で、固定費が120,000円、 変動費率が40%の製品であれば、次のように なります。
損益分岐点
120,000円 ÷ (1 = 200,000円
- 0.4 )
=
したがって、損益分岐点の金額を単価で割ると、次のようになります。
200,000円 ÷ 1,000円 = 200個
つまり、200個を販売すれば損益分岐点に達することがわかります。
2 財務諸表による分析
STEP
企業の資産状況や収益状態をまとめた表に貸借対照表と損益計算書があります。これ らの表は財務諸表と呼ばれ、企業の財務状況や経営状態を明らかにしています。 ここでは、企業の総合的な分析結果ともいえる貸借対照表、損益計算書、試算表につい て確認しましょう。
貸借対照表(B/S)
1
「貸借対照表(Balance Sheet)」は、企業がその時点でどれだけ資産を持っているの かを示した表です。
貸借対照表は、次のように構成されています。
●資産 ②負債 純資産(資本金)
①資産
金銭的な価値があるものや、長期に渡って企業活動の中で使われる費用などが含まれます。 例:現金、商品、 受取手形、 売掛金、建物、土地など
②負債
将来返済する必要があるものが含まれます。 例:支払手形、 借入金、買掛金など
③純資産(資本金)
企業の自己資金を示します。 現金以外にも、 株によって集めた資金なども含まれます。 例: 資本金 株式資本、資本準備金 など
一般的に、 貸借対照表は次のような形式で表されます。
1図3.9 貸借対照表の例
A 1 B C D E F 貸借対照表 23456789==== 1234567 科目 金額 科目 金額 (資産の部) |流動資產 (負債の部) 3,190,000 流動負債 6,350,000 現金預金 1,500,000 支払手形 3,500,000 | 受取手形 600,000 買掛金 2,450,000 8 i 有価証券 120,000 その他 400,000 棚卸資産 890,000 負債の部合計 6.350.000 10 その他 80,000(純資産の部) 11 |固定資產 15,300,000 資本金 10,000,000 12 建物 6,000,000 利益余剰金 2,540,000 13 14 土地 9,000,000 純資産の部合計 12,540,000 [その他] 300,000 15 |保延資產 400,000 16 資産合計 18,890,000 負債・純資産合計 18,890,000
17
模磲試験
第6章
第5章
第7章 7
第4章
索引
第3章
68
第1章 第2章
貸借対照表からは、企業が、今どのような状態で資産を持ち、それは何によって発生した のかがわかり、財務状況が明らかになります。たとえば、いくら資産が多くても、借金が目 立つようでは会社の財務状況はあまりよくないのかもしれません。このような状況を把 するために、企業の貸借対照表により財務状況を判断します。
2
損益計算書(P/L)
「損益計算書(Profit and Loss Statement)」は、企業にどれくらい収入があるかを 示した表です。
損益計算書は、次のように構成されています。
●費用
②収入
①費用
商品を仕入れたり、サービスの提供を受けたりして支払う対価が含まれます。 例:売上原価、 仕入、運送費、旅費交通費、通信費、 給料 など
②収入
商品を販売したり、サービスを提供したりして受け取る対価が含まれます。 例:売上高、 受取利息、有価証券利息、 固定資産売却益など
一般的に、損益計算書は次のような形式で表されます。
■図3.10 損益計算書の例
A 1 23 費用 B 4 |売上原価 5 6 「支払家賃」 C D E F 損益計算書 金額 収益 【金額 15,000,000 8,800,000 売上高 2,400 受取手数料 1,600,000 78 減価償却費 1,000,000 9 有価証券評価損 当期純利益 150,000 10 1.170,000 15,120,000 120.000 15,120,000
11
損益計算書からは、 企業が、 何にいくら費用を使い、何をどれだけ売って収入を得ている かがわかり、企業の収入状態や財務状況が明確になります。 たとえば、 「収入-費用」で求 められる「当期純利益」 を見れば、企業が上げた利益の具体的な金額がわかります。 また、 貸借対照表で負債が多いように見える企業でも、収入が多ければ回収・返済能力がある ことになり、経営状況は決して悪いとはいえないと判断できます。
試算表 (T/B)
3
貸借対照表と損益計算書の内容を1つの表にまとめたものが「試算表(Trial Balance)」 です。 企業は、損益計算書の利益(収入一費用) に当たる部分を資本金に繰り入れること で純資産とします。つまり、損益計算書の利益は貸借対照表の純資産 (資本金+利益=次 期の資本金) となり、 その企業が毎期利益を上げていれば、純資産は増えていくことにな ります。
試算表は、次のように構成されています。
資產 費用 ②負債 ③純資産(資本金) 次期の 5 収入 自粛 今期の 資本金 利益
企業の活動は、すべて1~5の5つの要素に当てはめて考えることができます。 簿記で記 録する金銭や財産、資産の動向もすべてこの5つの要素に当てはめられます。この5つの 要素を「簿記の5要素」と呼んでいます。 一般的に、試算表は次のような形式で表されます。
■図3.11 試算表の例
AA B C D E F G 1 合計残高試算表 2 3 借方残高 借方合計 勘定科目 456 720,000 1,503,000 貸方合計|貸方残高 金 898,000 470,000 1,650,000 当座預 650,000 受 取手形 1,035,000 280,000 750,000 350,000 7 205,000 880,000 8 1,800,000 1,800,000 9 65,000 10 65,000 備 200,000 11 485,000 12 50,000 未 13 14 15 16 17 200,000 200,000 18 120,000 19 15,000 20 21 1280,000 1,280,000 ft 20,000 120,000 広告宣伝費 15,000 消耗品 20,000 通 5,245,000 8,918,000 減価值却累計額 形金物品形金金額金上 $ 費費費 手 420,000 200,000 565,000 110,000 120,000 85,000 50.000 50,000 2.500.0001 2.500.000 2,300,000 2,300,000 8,918,000 5,245,000 22
第3章
70
第2章
3 グラフによる分析
グラフを使うと分析結果を視覚的に捉えることができるようになります。グラフは、求 めた値の大小を比較したり、数値の変化から傾向を探ったりする分析に不可欠です。 ここでは、分析で使われる代表的なグラフとABC分析について理解しましょう。
1
目的に応じたグラフの種類
グラフを目的によって使い分けることで、必要な分析結果をより明確に得ることができま す。どのようなときに、どのグラフを使うとよいかを確認しましょう。
STEP
1 項目ごとの量を比較する (棒グラフ)
項目ごとの量を比較するには、 「棒グラフ」 を使います。 一般的には、 横軸に項目、縦軸に 量を示した縦棒グラフが多く使われますが、 縦軸に項目、横軸に量を示した横棒グラフが 使われることもあります。
■図3.12 棒グラフの例
(単位:百万円) 400 350 300 250 200 150 100 50 0 第1四半期売上高 札幌 仙台 東京 横浜 名古屋 長野 金沢 京都 大阪 岡山 広島 高松 福岡
2 項目ごとに量と内訳を同時に比較する (積み上げ棒グラフ)
項目ごとの量を示す棒グラフで、 同時に内訳を比較するには、 「積み上げ棒グラフ」 を使 います。たとえば、 毎月の売上高と累積売上高を同時に比較したり、1つの項目に含まれ る複数の量を項目間で比較したりするときに使います。
■図3.13 積み上げ棒グラフの例
(単位:百万円) 400 350 300 250 200 150 100 50 0 第1四半期売上高 札幌 仙台 東京 横浜 名古屋 長野 金沢 京都 大阪 岡山 広島 高松 福岡 6A 5月 ■ 4 月
71
3 時系列で項目の量の変化を見る (折れ線グラフ)
時系列を横軸にして、時間の経過に伴う量の変化を見るときには、 「折れ線グラフ」 を使 います。たとえば、年間を通じた商品の売上金額の変化のように、上昇または下降の傾向 を分析するときにも役立ちます。
■図3.14 折れ線グラフの例
(単位:百万円) 140 120 100 80 60 40 20 月間売上推移 0 4月 5月 6月 7月 8月 9月
4 時系列で項目の量の変化を見ながら全体量を把握する(面グラフ) 折れ線グラフで示される領域を塗り、領域の広さで量を把握するときには、「面グラフ」を 使います。 2つ以上の項目について、それぞれの量の変化を見ながら全体の量を比較する ことができます。
1図3.15 面グラフの例
(単位:万円) 250 200 150 100 50 月間総売上高 0 4月 5月 6A 7月 8月 月 9A 10月 11 A 12月 1月 月 2月 3月 回大阪 聯名古屋 ■東京
索引
第7章
第5章 第6章
模擬試験
第4章
付録
第3章
72
第1章 第2章
5 項目の割合を比較する (円グラフ)
1つの要素を構成する項目の割合を比較するときには、「円グラフ」を使います。円全体を 100%として、 項目を「360度×割合」で分割します。
■図 3.16 円グラフの例
年齢構成 20歳以下, 11.4% 41歳以上 4.0% 36-40歳 8.0% 31-35 18.2% 21-25歳 26.0% 26-30 32.3%
6 2つの項目の関連と傾向を見る(散布図)
「散布図」は、数多くあるデータを、 2つの項目について該当する場所に点を示して、点の 集まり方によって傾向を分析するときに使います。全体の傾向から、2つの項目について 相関関係を調べることができます。 たとえば、売上の記録から年齢と購入商品の単価を 散布図にすることで、 「若年層は単価の低い商品を購入しており、年齢が上がるにつれて 単価の高い商品を購入している」 といった傾向が見えるようになります。
1図3.17 散布図の例
(購入単価:円) 3,000 2,500 2,000 1,500 1,000 500 年齢別購入単価の分散 0 15 17 19 21 23 25 27 29 31 33 35 (年齢)
7 複数のグラフを1つのグラフに表示する (複合グラフ)
「複合グラフ」では、1つの共通する項目について、2つまたはそれ以上のグラフを1つの グラフにまとめることができます。たとえば、「毎月の売上金額」を棒グラフで、「毎月の目 標達成率」を折れ線グラフで表示し、2つの情報を1つのグラフから読み取ることができ ます。
■図3.18 複合グラフの例
800,000 700,000 600,000 500.000 惠上金謢「田 売上金額と目標達成率 104 102 目標達成率) Kodutoo 100 38 $4 32 30 4月 5時 6月 $33 8時 10月 11月 12月 1月 月 金頻 売上舗目標達成事 400,000 300.000 200,000 100.000
8 複数の項目のバランスを見る(レーダーチャート)
複数の項目の大きさを比較するには、「レーダーチャート」を使います。たとえば、ある品の性能をレーダーチャートを使って比較することで、製品の特長を明確にできます。レー ダーチャートで膨らんだ項目は強みとなり、値が小さく図形がしぼんでいる項目は弱みあることがわかります。
■図3.19 レーダーチャートの例
性能比較
餘菜子
10
有效函索
ーカーXM-2
焦点距離
光学ズーム
カメラ-1
第7章
製 で
第6章
模發試驗
第5章
付
第4章
案
第3章
74
第2章
グラフを使ったデータ分析
2
売上高から今後の戦略を分析したり、企業の財務状況などをグラフ化して分析したり、食 業が持つ多くのデータからさまざまな分析が行われます。データをグラフ化する最大の目 的は、分析結果を視覚化して、よりわかりやすくすることです。そのため、分析の内容に応 じて最適なグラフを使うことが重要です。 データ分析で使われる代表的なグラフを確認し ましょう。
1 ファンチャート
「ファンチャート」は、複数の値の変動を分析するグラフです。ある時点の値を基準 (100%)にして、変化を折れ線グラフで表示します。 ファンチャートを利用するとある の売上高を基準にした、伸び率や落ち込み率などがわかります。売上高が低くても成長率 が高ければ、今後を期待して販売戦略に反映させるといった使い方ができます。
■図3.20 ファンチャートの例
120.0% 110.0% 100.0% 90.0% 80.0% 70.0% A B C D E 1 支店別売上集計 2 3 札幌 4 東京 5 横浜 6 7 京都 8 大阪 9 名古屋 4月 5月 16 月 84,523,400 66,574,200 78,468,500 104,649,300 95,632,400 98,541,000 120,376,800 108,526,300 135,649,000 96,785,700 70,548,900 88,452,100 87,568,900 85,125,900 79,612,500 102,365,800 96,547,800 96,487,500 福岡 98,937,900 84,152,300 74,682,300 10 11 4月を基準 (100%)とした比率 12 4月 5月 6月 13 札幌 100.0% 78.8% 92 8% 14 東京 100.0% 91.4% 94.2% 15 横浜 100.0% 902% 112.7% 16 名古屋 100.0% 72.9% 91.4% 17 京都 100.0% 972% 90.9% 18 大阪 100.0% 94.3% 94.3% 19 福岡 100.0% 85.1% 75.5% 20 支店別売上推移 60.0% 4月 5月 6月 札幌 東京 横浜 名古屋 京都 大阪 - 福岡
2 Z子一下
「乙于为一个」六、一定期間通常三間:「每月的売上「売上算計」「移動生計」23 形状になることからニチャー
●3.2120例
=
三
三
一三
三
室
3
ma
2
7
1
著
=
Zチャートの見方について、具体的な例を挙げます。
図3.22のようなZチャートでは、今年の売上だけを見ると若干の上昇傾向ですが、過去 年の売上合計は上昇しているため、業績は上昇傾向で、特に後半で伸びていることがわ かります。つまり、この商品(あるいは商品の分野では流行の兆しが見えます。
■図3.22 右上がり傾向のZチャート 過去1年の売上合計は、後半で 上昇傾向 今年の売上は、若干の上昇傾向
図3.23のようなZチャートでは、今年の売上だけを見るとほぼ横ばいですが、過去1年 売上合計は特に前半で落ち込んでいます。 業績は下降傾向で、この商品(あるいは商品の 分野)では流行の時期が前半ですでに終わり、今後の上昇はあまり見込めないことがわ かります。
■図3.23 右下がり傾向のZチャート 過去1年の売上合計は、特に、 前半で下降傾向 今年の売上は、ほぼ横ばい
図3.24のようなZチャートでは、今年の売上も過去1年の売上合計もほぼ横ばいです。第 績は横ばいで、この商品(あるいは商品の分野)は今後も安定した販売が見込めますが、 一方で業績の向上が見込めないため、新しい商品(あるいは商品の分野)や販売戦略を 探ることを検討するべきかもしれません。
■図3.24 横ばい傾向のZチャート
過去1年の売上合計は、 ほぼ横ばい
今年の売上は、ほぼ横ばい
3 下四
パレート図は、商品ごとの売上と、売上を降順に並べたときの構成比率累計を1つのグラ フに表示した複合グラフです。 販売業で多く利用される 「ABC分析」の結果を表したグラ フで、ABC分析によりグループ化された商品の分類を視覚的に把握することができます。 ABC分析CD 、次下学習乚寸。
13.25一下図の例
A B D E F G H 1 商品別売上集計 2 单(円) 販売效(傳) 売上述路(円) 稱成比(%) 楊成比率累計(%) 5/2 商品 818 720 588 900 217 217 商品L 400 1205 505000 186 403 6 商品P 5400 70 410400 151 554 7 குஃ 500 412 206,000 76 629 B 商品的 2,400 78 187 200 69 098 9 商品G 800 241 144,600 53 752 10 商品N 600 238 142.800 53 804 11 商品 540 220 118.800 44 84 B B 12 商品H 620 169 104.760 39 886 כ 商品日 1240 84 104,160 38 925 14 商品品 500 120 22 947 15 商品K 90 419 40224 15 961 16 商品 1.080 36 38880 14 976 C 17 商品A 620 49 30.380 11 987 18 商品C 115 201 23115 09 995 19 商品 540 23 12.420 05 1000 合計 4,351 2.718,719 商品別売上分析
700
売上会〈千
100.0
200
500
GOO
100
1080
商品
40.0
08->
5086
20.0
41
40
082
■ 80
-1508-
燒
$9.0
橘
60.0
成
0.0
400
第6章
第7章
第5章
模擬試驗
第4 章
付鳗
第3章
索引
第2章
78
第1章
ABC分析
3
商品の売上から販売戦略を立てたり、適正な在庫管理を行ったりするときに最も利用 れている分析方法がABC分析です。 ABC分析は「重点分析」とも呼ばれ、さまざまな 品の中で、重点を置く商品を明確にできます。扱う商品を重要な順にA、B、Cの3段階 ランクに分ける方法からABC分析と呼ばれています。 ここでは、具体的にABC分析の手順を確認しましょう。
1 商品ごとの売上の算出と順位の並べ替え
商品ごとに売上を求め、金額の多い順に並べ替えます。
D A B C D E B 商品別充上集計 1 商品別売上集計 2 3 半佰(円) 販売数(個) 売上金額( 販売(株) 売上金(円) 3 818 720 商品A 620 49 30.380 T 580J 50829 400 1265 商品日 1240 84 104,160 5 商品L 505000 6 商品C 115 201 23.115 6 商品P 5.400 76 41040 500 412 7 商品品 500 120 60,000 7 商品 20600 8 商品E 540 220 118800 B 商品F 2,400 78 187200 9 F 2,400 78 187 200 9 商品 G 600 241 14450 10 商品G 600 241 144 600 10 商品髯 600 238 142 8 540 220 11 H 620 169 104,780 11 E 11880 12 商品 540 23 12.420 12 7551 DO H 620 169 1047 13 商品 818 720 588 960 13 商品日 1240 84 10415 500 120 14 商品K 96 419 40224 14 商品 60000 96 419 15 商品 400 1265 500,000 15 商品X 4021 1,080 36 16 155884 500 412 206,000 16 商品 38.987 17 商品N 600 238 142,800 17 商品A 620 49 30.380 115 201 18 商品 1,080 36 38 880 18 商品C 23.119 商品P 5,400 76 410400 19 商品 540 23 1242 4.351 合計: 4351 2,718 719 20 合計 2,718.719 21
2 構成比と構成比率累計の算出
構成比と構成比率累計を算出します。構成比率累計とは、構成比を順に加算した値での順位までの構成比の合計になり、その順位までの累積売上高が全体の何%になる示します。構成比率累計は、構成比累計、累積構成比ともいいます。
A B C D F G 1 商品別売上集計 2 3 单(円) 販売数(個) 売上金額(円) 構成比(%) 構成比率溫計(96) 商品J 818 720 588,900 217 217 商品L 400 1265 506,000 185 403 商品P 5,400 76 410,400 151 554 500 412 206,000 76 629 8 商品 2,400 78 187200 59 698 9 商品G 600 241 144,600 53 752 10 商品 N 600 238 142,800 53 804 11 商品E 540 220 118800 44 848 22 12 商品H 620 169 104,780 39 886 13 商品B 1240 84 104,160 38 92.5 14 商品D 500 120 60,000 22 947 15 商品X 96 4181 40224 15 861 16 商品 1,080 36 38,880 14 976 17 商品A 620 49 30,380 11 987 18 商品C 115 201 23,115 09 995 19 商品 540 23 12,420 05 1000 20 合計 4,351 2,718 719
21
、そ かを
3 構成比率累計によるランク分け
構成比率累計によって、A、B、Cのランクに分類します。 一般的には80%までをA、80% から90%までをB、90%から100%までをCとしますが、値は扱う商品の種類や規模に よって変えることもあります。
A B C D E F G H 1 商品別売上集計 2 単価(円) 販売数(個)売上金(円) 比(%)横成(%) ランク 商品 5 商品し 618 400 720 58860 217 217 1205 505,000 186 403 6 商品P 5,400 76 410400 151 554 商品 A 500 412 206,000円 76 629 B 商品 2400 78 187 200 69 698 9 600 241 144 600 53 752 10 商品 0001 238 142,800 53 804 11 商品 540 220 110800 44 840 B 12 商品 620 169 104 780 39 88 0 13 商品B 1240 64 104160 38 925 14 商品 500 120 60000 22 947 15 商品区 96 419 40224 15 961 16 商品 1080 36 38 000 14 976 17 商品A 020 49 30380 11 98.7 18 商品: 115 201 33115 09 995 19 商品 540 23 12.420 05 1000 20 合計 4351 2,718.719 21
■表3.2 ABC分析によるランク分け
ランク 構成比率累計 評価 A ~80%まで 主力商品 B 80~90%まで 準主力商品 C 90~100%まで 非主力商品
Aランクに属する商品は重要度が高く、重点的に管理します。 つまり、Aランクに含まれる 商品だけで、 80%を占めている売れ筋の商品と考えられます。 たとえば、 利益を効率的に 向上させるには、Aランクに含まれる商品を重点的に販売すればよいことになります。 ABC分析は、売上の分析以外にも、 商品ごとの不良品数やクレーム数の分析にも利用さ れます。
4 パレート図の作成
ABC分析の結果を表したグラフがパレート図です。 パレート図は、 重要度や優先度の高い商品を視覚的に捉えることができます。
100.0 80.0 構成比累計() €0.0 商品別売上分析 700 売 500 400 亮上金額(千 200 100 0 品 一商品 商品 商品F 508= 1 商品 1508= 商品 158 0 40.0 20.0 15080 ■商品 ■80 1581 0.0
第7章
第2章
80
第6章
第5章
模擬試験
第4章
付録
第3章
索引
第1章
4 確認問題
STEP
「知識科目
解答>
問題 1
次の費用のうち、変動費として扱うものを、 次の中から選びなさい。
1 仕入値
2 人件費
第3章 業務データの分析
3 資本金
問題2
限界利益の計算方法として正しいものを、次の中から選びなさい。
原価
固定費
2 売上高
原価
3 売上高
変動費
問題 3 企業の業績の傾向を見るグラフで、右上がりであれば業績が向上し、右下がりであれば築 績が降下していることが読み取れるグラフを、 次の中から選びなさい。 1
ファンチャート
2 レーダーチャート
3 Zチャート
問題4 項目の割合を比較する分析を行うときに利用する最も適切なグラフを、次の中から選び なさい。
1 積み上げ棒グラフ
2 円グラフ
3面グラフ
問題 5 全販売商品の中から売れ筋商品を調べ、重点的に販売戦略を立てるときに使う分析方法 を、次の中から選びなさい。
1 利益分析
2 ABC分析
3 積み上げ棒グラフ
問題 6 損益計算書から読み取ることができる企業の情報を、 次の中から選びなさい。
1 企業の資産額
2 企業の利益額
3 企業の負債額
1
-
-
Chapter
4
NE
第4章
問題発見と課題解決
STEP1 問題の発見と課題化
STEP2 課題解決
STEP3 確認問題
• 83
. 89
93
1 問題の発見と課題化
データを分析することは、業務の状況を把握することが目的ではありません。分析結果 から現在の問題点を把握し、改善することが目的です。売上高を増やしたり、経費を削 減したり、製造効率を上げたりすることで、業務の収益を向上させるために行います。 ここでは、分析結果から問題を発見し、課題化するまでの流れを理解しましょう。 また、問題発見と課題解決について学習する前に、考え方の基礎となる「ロジカルシン キング」について確認しましょう。
1 ロジカルシンキング
ロジカルシンキングとは、「論理的な考え方」あるいは「論理的な思考の手法」を意味して おり、問題の発見と課題の解決の流れには不可欠な手法です。 ロジカルシンキングの能力 を身に付けることで、企業での問題発見、課題解決の能力は飛躍的に向上し、業務に大き な改善を与えます。
ロジカルシンキングの基本は、物事を構造化して考えることです。現状の問題点を分解し、 構造的に捉えることで、問題点の見逃しや重複を避け、整理して考えることができます。そ の結果、 最も悪影響を及ぼしている問題点や、社員同士の意思疎通がないなどの「問題 以前の問題」を明らかにしたり、 効果的な解決策を導いたりすることができます。 物事を構造化すると、ほとんどの場合、次のようなピラミッド構造で表現できます。
1図4.1 論理的思考をピラミッド構造で表した例
単価 売上高 顧客数 仕入値 利益率 既存顧客 新規顧客 リピーター 一見顧客 休眠顧客
ロジカルシンキングは特別な手法ではなく、ふだんの私たちの生活の中でも存在します。 たとえば、夕食を考えるとき、外食か自炊か、 外食ならば和食か中華か洋食か、和食なら ば鍋料理か定食かといったように、物事を段階に分けて1つずつ分類し、その中で1つず つ判断して、最終的な結論に至ります。 これもロジカルシンキングにほかなりません。
STEP
2
問題発見から課題化までの流れ
分析結果から問題を発見したら、課題化します。 課題化するには、問題に関係する情報を 収集し、問題を客観的に分析する必要があります。 問題発見から課題化までの流れは次のようになります。
1 問題の発見 現状から改善が必要な問題を具体的に発見し、把握します。 2 情報の収集 発見した問題に関係する情報を収集します。 3 分析 収集した情報を分析し、問題が発生している原因を具体化します。 4 課題化 分析の結果から、問題を解決するための課題を定義します。
84
問題の発見
3
業務に何らかの問題があるとき、その問題とは「現状」と「本来考えられていた状態」が 異なることです。したがって、問題の発見とは、 その違いを把握することです。
4.2 問題発見のイメージ 問題 本来の 状態 現状 問題
しかし、漠然と「問題がある」と気付いただけでは解決に至ることはできません。 たとえば、「売上が伸びない」ことは問題ではなく、問題の入口にしか過ぎません。 「売上 目標の90%に留まっている」 といったように、具体的に「どこの」 「何が問題なのかを明 らかにして、問題を把握することが重要です。 問題を把握するための手法や考え方には、次のようなもの
があります。
03ム主義
「無駄」 「無理」「ムラ」の3つの「ム」を認識することで問題を発見する手法です。問題発 見において最も基本的な考え方で、問題を明らかにする最初のアプローチとして役立ちま す。
●利害関係の明確化
利害関係を明確化することで、問題を正確に認識します。 たとえば、ある部門では良好な 状態でも、別の部門にとっては業務の妨げとなる問題点として認識されることがありま す。 企業組織内での役割によって異なる利害関係を明らかにすることで、大きな視点で問 題を取り上げ、解決策を探ることができるようになります。
■図
●客観的な視点
問題の根本的な解決には、上記の利害関係も含め、客観的な視点が不可欠です。 客観的 な視点として最も定性的に判断できる材料が「データ」です。 データから問題を数値とし て把握することが重要です。 また、このとき、データから得られる 「事実」 と、 データから判 断できる 「憶測」や「推測」を明確に区別しておきます。
情報の収集
4
問題を把握して課題化するときには、情報を収集し、問題を正しく捉えます。収集したデー タは客観的で重要な情報となります。情報収集の目的は、 「現状を正しく把握し、 ゴール を正しく捉える」ことです。
情報の収集は、次の2段階で行われます。
1 問題に関係する情報の収集
問題が発生する原因となる情報を収集することで、「現状」と 「ゴール」を正確に把握 し、その差から問題点を明らかにします。
例:
・売上が前年比90%
・顧客数が前年比90%
・顧客売上単価が前年比1,000円減
2把握した問題点に関係する情報の収集
問題を解決し、ゴールに到達するための具体的な情報を収集します。
例:
・市場の景気動向
・市場の流行の変化
・原価、原材料費の変化
情報の収集では、 「必要な情報を集める」ことが最も重要なポイントです。 存在する情報を 手当たり次第に集めていても、明確な問題の発見には至らないばかりか、問題を誤解し、 誤った解決策に向かうこともあります。そのため、現状を直視し、必要な集めるべき情報 だけを選別しながら収集します。
■図 4.3 情報の選別のイメージ
情報
-不要な情報
情報
問題
情報
部分的に必要な情報
必要な情報
第2章
第6章
7 7
第5章
第章
第4章
模擬試験
第3章
付録
1
索引
第
86
章
5
分析
収集した情報から問題を課題化するために、問題を分析します。代表的な分析手法には、 「3C分析」 があります。
3C分析とは、「Customer (顧客)」「Competitor (競合)」「Company (自社)」につ いて、それぞれの視点から考える分析手法で、現状を客観的に事実として把握できます。 この3つの要素についての具体的な目的や分析対象は、次のようになります。
①顧客分析
自社の製品を購入する可能性がある潜在的な顧客を把握し、分析します。 市場の規模や成長性、ニーズ、購買決定者や購買決定までのプロセスなどが対象になり ます。
②競合分析
競争の状況や相手について把握し、分析します。 競合する企業の経営資源や経営状況、競合企業が持っている市場への参入の可能性や 障壁となる要素、競合企業のパフォーマンスや強みなどが対象になります。
③自社分析
自社の経営状況や活動について、定性的、定量的に把握し、分析します。 売上高や製品が占めるシェア、ブランドのイメージ、技術力に加えて、自社の人的な資源や スキルなども対象になります。
■図 4.4
3C分析 Customer (顧客・市場) 市場規模 ・成長性 ニーズ ・購買決定者 Competitor Company (競合) (自社) ・経営資源 ・参入障壁 ・売上高 ・シェア ・パフォーマンス ・ブランドイメージ ・強み ・技術力
6
分析結果の考察による課題化
収集した情報を分析し、結果を考察することで、問題の原因が判明します。問題の原因さ えわかれば、その原因を解決することが課題となります。たとえば、「原材料費の値上げに よって利益が下がった」のであれば、課題は「原材料費を値上げしても利益が下がらな いようにする」ということです。
企業において、データを分析する最大の目的は、課題を明らかにすることといってもよい でしょう。課題が明確になったら、 解決策の検討に入ります。
前例の課題に対しても、「原材料費を安く抑える方法」 「販売価格を値上げする方法」な ど、さまざまな解決策へのアプローチがあります。その中で最も効果の高い1つあるいは 複数の解決策を選択できれば、問題は解決します。
■図4.5 問題の発見から課題化までの例
現状と本来の状態 にある差の把握
問題の設定
・コスト増
情報の収集
・市場調査
・原価調査
・製品改良
・コスト削減
課題化
第5章
第6章
第7章
第4章
模擬試験
第2章 第3章
付録
・売上が前年比90%
・顧客層や市場の変化
索引
88
1
2 課題解決 石
STEP
問題を課題化できれば、課題を解決する段階に進みます。 課題の解決でも、ロジカルシ ンキングの手法を取り入れ、課題を構造化し、解決策を見い出します。 ここでは、課題解決の流れを理解しましょう。
1
課題解決の流れ
課題化された内容から解決策を検討します。解決策は、実行可能性や費用対効果を分析 しながら実行します。 また、解決策が成功しているか否かを判断する検証も必要です。 問題解決の流れは次のようになります。
1 課題解決策の検討
課題化された内容から、具体的な解決策を検討します。
2 分析・実行
解決策の正当性や実現性を分析して、実行します。
3 検証
解決策が有効に機能し、課題が解決しているかを検証します。
16
課題解決策の検討
2
課題解決とは、問題をなくすことです。 問題として把握した 「現状との差」 を課題化し、課 題を解決すれば問題が解消されて、 「本来考えられていた状態」になります。
■図 4.6 課題解決のイメージ ―問題 本来の 課題解決策 状態 現状 - 問題 第1章 第2章 第3章 第
課題の解決でも、 要素を構造化して考えます。しかし、解決できる見込みのない無謀な課 題に取り組むことは無駄です。 たとえば、 「売上を伸ばすためにシェアを拡大する」ことが 課題であっても、 「シェアを100%にする」ことは現実的ではありません。 そこで、課題に対して次のような要素をもとに効果的な解決策を検討します。
実行可能性
実行可能な課題に取り組みます。
たとえば、「納期遅れに対するクレームをゼロにする」 課題に対して、 「在庫が不足するこ とが多い」なら解決できても、 「台風で輸送が遅れた」ことを解決するのは現実的ではあ りません。
②費用対効果
かかる費用を抑えながら効果の高い対策を実行します。 たとえば、「在庫が不足することが多い」 場合、 在庫数を増やすだけでは費用がかかりま す。 そこで、適切な在庫を維持できるように生産方法を改善し、定期発注方式なのか、定 量発注方式なのかなど、 適切な発注方式を選択します。
③優先度
解決する課題の優先度を決めます。
たとえば、 「クレームを生む原因」が発注システムの問題であれば、ほかの顧客からも同様 のクレームが届く可能性があるので、早急にシステムを改良する必要があります。 数件のク レームに対する解決策よりも、 多数届く同種のクレームをなくすような解決策を優先しま す。 しかし、数は少なくても影響の大きなクレームであれば、優先されることもあります。
90
第7章
模擬試驗
第6章
付録
第5章
索引
4章
分析・実行
3
課題の有効な解決策を分析し、実行する手法には、次のようなものがあります。
1 クロスSWOT分析
課題解決で利用される代表的な分析方法が、「クロスSWOT分析」です。 「内部環境」と 「外部環境」について、4つの要素に分類し、 「SO (強化戦略)」「ST (逆転戦略)」 「WO (補完戦略)」「WT (回避戦略)」の4つの視点で考察します。
内部環境とは、企業が有している物的資源(工場、製品など)、財務的資源(キャッシュ、恰 用力など)、 人的資源 (社員、社員教育など)、情報資源などのことです。 外部環境とは、社会情勢、政治、法律、競合他社、顧客の動向、市場の規模や成長性など
のことです。
クロスSWOT分析は、次のような流れで行います。
1 SWOT分析
最初に、SWOT分析を行います。 SWOT分析では、内部環境と外部環境のプラス面と マイナス面について「強み」 「弱み」「機会」 「脅威」の4つに分類して情報を整理します。
内部環境 強み 外部環境 プラス面 (Strength) 機会 (Opportunity) 弱み 脅威 マイナス面 (Weakness) (Threat)
2 クロス SWOT分析
次に、SWOT分析をベースに、内部環境と外部環境をクロスさせ、戦略を検討します。
内部環境 強み (S) 弱み (W) WO SO 機会(0) 強みを生かして機会を生む 「強化戦略」 弱みの克服が可能であれば 機会をつかめる ST 脅威 (T) 脅威を機会に捉えられなければ 原則的に避けるべき 「補完戦略」 撤回し回避する 「回避戦略」 WT 「逆転戦略」 外部環境
第4章 問題発見と課題解決
2 業務改善
業務は常に改善を求められます。その1つが品質管理 (Quality Control=QC) で、製品 やサービスの品質を向上するために行います。 品質管理は企業活動の中で重要視されて おり、「QCサークル」と呼ばれる小さなグループを構成して自発的に取り組む事例も多く 見られます。
品質管理では、データの分析や問題解決が総合的に取り入れられており、代表的な手法 に「QC七つ道具」があります。 QC七つ道具は、 図式化して、「現状では何がどれくらい足 りないのか」といった具体的な数値で表す定量的な分析を行います。 QC七つ道具には、 次の7種類の手法が含まれます。
■表4.1 QC七つ道具
種類 手法 パレート図 重要な問題点を発見し、対策の重点を見い出す。 特性要因図 原因と結果の関係を整理する。 グラフ 管理図 データを比較し、全体像を把握する。 工程の安定を確認し、 異常を防止する。 チェックシート 洗い出した項目をチェックして、必要なデータを収集する。 ヒストグラム 散布図 データのばらつきから問題点を見い出す。 2つのデータの相関性を把握する。
近年では、もう少し複雑化した問題に対応する 「新QC七つ道具」も存在します。 新QC七つ道具には、 「親和図法」 「連関図法」 「系統図法」 「マトリックス図法」 「アローダ イアグラム」 「PDPC法」 「マトリックスデータ解析法」 が含まれます。 新QC七つ道具は、 従来のQC七つ道具を基本とした分析の手法に対して、「因果関係」 や 「解決方法」 のよう な数値では測れない定性的な分析を行うための手法です。
検証
4
解決策の実施後は、定期的な検証作業が必要です。 解決策が実際に問題を解決し、ある いは問題を解決する方向に向かっているかを検証します。 また、計画どおりに進行してい ない場合には、必要に応じて解決策から再度、問題を把握して再検討します。 特に、解決策の実施直後は、頻繁に状況を確認・分析し、解決策が正しいことを検証する 必要があります。
検証するときに確認する事項には、次のようなものがあります。
●解決策は計画どおりに進行しているか。 ●解決策を決定したときに設定した目標値を達成しているか。 ●解決策の実施に関して新たな問題はないか。
章 第2章
第3章
索引
第4章
付録
第5章
模擬試験
第6章
第7章
92
3 確認問題
知識科目
STEP
解答 別冊 P.4
問題1
業務における「問題」の説明として正しいものを、 次の中から選びなさい。
1 現状の不備を解決する方法
2 現状で不明な点
3 あるべき状態と現状との差
問題2 問題を発見する際に利用される分析方法を、次の中から選びなさい。
3C分析
1
24C分析
3 QC分析
問題 3
問題を課題化する際の手順として正しいものを、 次の中から選びなさい。
1 問題の発見 情報の収集 分析 課題化 2 問題の発見 → 分析 検証 → 情報の収集 課題化 3 問題の発見 -> 情報の収集 → 課題化
問題4
情報を収集するときの重要なポイントを、 次の中から選びなさい。
過去の情報をすべて洗い出す。
2 必要な情報だけを集める。
3 あらゆる情報を全員で共有する。
問題 5 課題の解決策として利用される分析方法を、次の中から選びなさい。
1 クロス集計表分析
2 クロスSWOT分析
3 クロスチャート分析
問題 6 QCの目的の説明として正しいものを、 次の中から選びなさい。
1 製品の売上金額を分析すること。
2 新しい製品やサービスを開発すること。
3 製品やサービスの品質を向上すること。
第4章問題発見と課題解決
Chapter
数式の入力
5
第5章 表作成の活用
STEP1 作成するブックの確認
95
STEP2 数式の入力方法
STEP3 合計の算出
STEP4 該当データの参照
STEP5 予算達成率の算出
STEP6 粗利益・粗利益率の算出
96
. 98
102
107
STEP7 地区別の集計
STEP8 評価の表示
STEP9 確認問題
111
116
124
128
1 作成するブックの確認
STEP
この章で作成するブックを確認します。
1
作成するブックの確認
次のようなExcelの機能を使って、 表を作成します。
列の挿入
予算達成率の算出
粗利益率の算出
VLOOKUP関数の入力 小数点以下の表示桁数の設定 書式のコピー/貼り付け A B с D E G H 1 店的路上集計 店舗コード -地区 予算 売上 店名 予算達成率 1496 TEFALC 18-02-22 評值 (千円) (千円) 1943 (千円) () 1963 1301 M 新式 120427 184523 1426 96018 68.500 480 Ω 1414 Ma FECR 119873 122.877 1025 84394 38.483 31.3 1307 MW 六本木 95 834 118.735 1249 68.904 50831 425 Ω 1406 MA A 130511 110593 91 8 71.643 38.949 352 x 1302 MNR 洗菜 102.424 109 849 1072 77673 32.176 293 ° 1403 M 千菜 98.587 108 938 1094 69.709 39.229 300 ° 1304 九州 >> 97.190 107 990 1111 73170 73176 34 913 322 ° = 1310 九州 佐世保 109.487 107.649 993 76.808 30841 28.0 x 1311 MA 7589 98 353 100 312 1050 64536 64530 38.776 375 Ω 1305 Ma 户 98.587 100.929 1024 66532 34.397 34.3 O 13 1300 MA なんば 98 867 99.807 1010 9730 67.416 32.449 325 O 24 1410 M 台場 100212 97 300 971 971 71 540 25.763 265 = 13 1409 Ma 豆粒 98.531 94.031 951 951 67.735 29299 280 x 26 1404 3518 86 201 89.125 89-125 1034 1094 59.388 29.738 334 17 1309 九州 豆花路 79432 73.945 7325 920 920 50191 23.063 31.5 x 1400 M MW 大宮 70.863 12.332 1020 47 874 24.459 338 Ω 10 39 1305 1305 MB SAYS 阿倍野 58.023 71 199 7113 120B 52.157 19.041 267 O 5 1401 20. 1201 九州 久留米 63212 71 034 1124 40.724 22310 31.4 0 71 1401 21 W ER 51.921 54 337 104.7 39 895 14442 266 Ω " 1405 1405 九州 百灣 53010 $300 47134 889 36.080 11.044 234 n 1309 1308 MW 45.014 46 610 1035 33527 13.083 28.1 Q 0 24 1411 Ma Mas 大 40553 40553 40 855 100.7 28.084 12.771 31.3 O 1406 九州 BUFF 45132 39.156 86 8 24,009 15.147 387 X 1413 M つくば 38.990 36.001 923 28 201 7900 217 X 1412 關東 HE 24.008 25 801 1075 19.061 6740 261 20268721 2134-426 1053 1.423287 711,139 333 SERVEERN 店舗マスター
SUM関数の入力
粗利益の算出
ユーザー定義の表示形式の設定
IF関数の入力
予算合計
地区
A
関東
店舖
地区別売上集計
C
亮上合計
予算達成率 (96)
(千円)
E
業種判定
蘭西
10
758,300 855,430
(千円)
820,709
COUNTIF関数の入力 SUMIF関数の入力
G
112B
A
1015
447,664
832,787
99.7
B
2
446,208
C
3
九州
9
4
5
6
10
店舖別売上集計 地区別売上集計
マスター
F
予算達成率の算出
IF関数の入力
小数点以下の表示桁数の設定
B
2 数式の入力方法
STEP
1
ここでは、演算記号を使った数式と、 関数の入力方法について確認しましょう。
数式の入力
セルに数式を入力すると、入力されている値をもとに計算を行い、計算結果を表示できま す。 Excelでは、数式は先頭に「= (等号)」 を入力し、続けてセルを参照しながら演算記号 を使って入力します。 セルを参照して数式を入力しておくと、 セルの値が変更された場合 でも、自動的に再計算が行われ、計算結果に反映されます。 数式で使う演算記号には、次のようなものがあります。
計算方法 演算記号 読み 一般的な数式 Excelで入力する数式 加算 + プラス 2+3 =2+3 減算 マイナス 2-3 =2-3 乗算 * アスタリスク 2×3 =2*3 除算 スラッシュ 2÷3 =2/3
また、数式に複数の演算記号が混在している場合は、乗算・除算が先に計算され、加算・ 減算があとから計算されます。 同じ優先順位の演算記号の場合は、 数式の左側から順番に計算されます。計算の順序を 指定する場合は、「() (丸カッコ)」 を使って、 「 (3+1)*2」 のように指定します。
関数の入力
2
関数とは、あらかじめ定義されている数式のことです。 Excelには、 計算の目的に合わせ て、さまざまな種類の関数が用意されています。 関数では、 演算記号を使って数式を入力する代わりに、カッコ内に必要な「引数」を指定す ることによって計算を行います。
関数名(引数1,引数2,...)
1先頭に「=」を入力します。 ②関数名を入力します。 ※関数名は、英大文字で入力しても英小文字で入力してもかまいません。 ③引数を「()」で囲み、各引数は 「, (カンマ)」で区切ります。 ※関数によって、指定する引数は異なります。 ※引数が不要な関数でもカッコは必ず入力します。
模擬試験
第6章
第7章
第5章
付録
第4章
索引
第2章 第3章
96 96
第1章
Book1-Excel
関数を入力する方法には、次のようなものがあります。
表示
86
条件付き書式・
テーブルとして書式設定
7 [9]
即挿入 AM
セル
(S)
数の数(C) 最大値(M) ●小徳(1)
サインイン
B=
+8
颜色
セルのスタイル
(A)
スタイル
その他(F).. SUM Xfx =SU B C 1 店舗名 予算(千円) 売上(千円)」 札幌 102 424 109.849 仙台 97.190 107,930 東京 129427 184523 大阪 109 487 107.649 6 福岡 120511 110593 合計 JESU SUBSTITUTE SUBTOTAL SUMPRODUCT 9 10 SUM ASUMF SUMIFS 13 ⑥ SUMEQ SUMX2 MY2 16 © SUMK2PY2 17 SUMXMY2 18 セルに含まれるをすべて合計します。
19
SUM B SUM xvfx =SUM) 1132 20 21 このヘルプ) D 関数の引数 します。 には合計を求めたい および文字 が ●となります。 ~255個までできます。 入力されていれば計算の対 OK キャンセル
挿入 オートSUM・
ファイル ホーム
fx
最近使用した関数 宮-
ページレイアウト 理
Book1-Ex
表示
名前の定義 数式に使用
改式 データ 關機/行列数学/三角・ その他の関数 統計(S)
文字列操作
関数の
◎日付/時刻 数ライブラリ
fx
名前の 管理
選択範囲から作成 定された名前
●関数ライブラリを使う
挿入
エンジニアリング(E)
キューブ (C)
《 数式》 タブの 《関数ライブラリ》 グループに は、分類ごとに関数がまとめられています。 《関数ライブラリ》のボタンを使うと、その分類 の関数だけが一覧で表示されるので、該当す る関数をすばやく探すことができます。
情報 (1)
互換性(C)
Web(W)
校閱
B
(合計)を使う 「SUM」「AVERAGE」 「COUNT」 「MAX」 「MIN」の各関数は、 - (合計)を使うと、 関数名やカッコが自動的に入力され、引数も 簡単に指定できます。
から直接入力する
●キーボードセルに関数を直接入力します。 関数の名前や 引数の指定方法がわかっている場合には、直 接入力した方が効率的な場合があります。 直接入力すると、入力した英字に該当する関 数名が一覧で表示されたり、関数に必要な引 数がポップヒントで表示されたりするので、入 カミスやエラーを最小限にすることができま す。
(関数の挿入) を使う 数式バーの(関数の挿入) を使うと、ダイ アログボックス上で関数や引数の説明を確認 しながら、 数式を入力できます。
3 合計の算出
SUM関数を使って、全店舗の予算・売上・売上原価の合計を求めましょう。
また、予算・売上・売上原価の数値の基本単位が千になるように、表示形式を設定しま しょう。
SUM関数
1
合計を求めるにはSUM関数を使います。
(合計)を使うと、SUM関数が自動的に入力され、簡単に合計が求められます。
=SUM (数値1,数値2,...)
①数値
Let's Try 予算・売上・売上原価の合計の算出
SUM関数を使って、セル範囲 【D28:E28】 とセル 【G28】 に、 予算・売上・売上原価の 合計を求める数式を入力しましょう。
OPEN フォルダー 「第5章」のファイル「売上集計」を開いておきましょう。
①シート 「店舗別売上集計」のセル範囲 【D28:E28】 を選択します。 ② Ctrlを押しながら、 セル 【G28】 を選択します。 ③ 《ホーム》 タブを選択します。 ④ 《編集》グループのΣ(合計) をクリックします。
日 売上計 Excel ファイル 插入 ページレイアウト 散式 データ 校健 示 es sames MS Pゴシック Σ 177-% ・タ・A・ • クリップボード フォント 配置 5 テーブルとし セルのスタイル スタイル 書式・ セル ✓ fx B C DRISIGNA 1 予算 コード 地区 店舗名 店舖別路上集計 上 「予算達成率 売上原価 租利益 2 (千円) (千円)) (千円) 3 1301 129426900 184523400 9601 7541 1414 119872900 122876900 84393753 1307 95834400 119795300 68904170 1400 120510000 110582000 71643412 1302 102423700 109848700 77672879 1400 99587200 108837800 69708735 1304 97190000 107908600 73176376 10 1310 100487200 107649300 76807935 11 1311 88362800 103311800 64535627 12 1306 1303 98580700 100829000 8891400 99807000 66532300 __67417 1400 22 1405 23 1308 53009800 47134470 45013700 46610100 300901 29 33527070 24 1411 40553200 40855300 28084420 25 1406 45132100 39156300 24009410 26 1413 27 1412 38089900 30001 300 24007830 28200910 25801100 19060770 7 WEN ▼ 2. フィルター NA
地区 店舗マスター ○
STEP
第6章
第5章 5
第7章
第4章
模擬試験
第3章
付録
第2章
索引
第1章
98
合計する対象のセル、セル範囲、 数値などを指定します。
合計が求められます。
店舖勢路上集計 店舗コード 地区 店舗名 予事 (千円) 売上 予算達成率 光上原保 (千円) (96) (千円) 1301 123425300 164523400 9001 1541 1414 119872900 122876600 84390753 1400 95534400 119155300 60004170 120510900 110592000 71643413 10242370) 100949700 77672078 400 99507202 109937900 69700735 1344 97190200 107989600 73176375 1310 100487200 107649309 76807935 11 1311 58362800 103311900 12 1305 1300 98506700 100029020 93967400 99867200 66532300 57417 22 1405 23 1308 1411 1405 1413 1412 合計 請別売上萬計 地区別売上計 店舗マスター NKS 530X9600 3740 47134470 36000120 45013700 46010100 33527070 4053200 40055300 29084420 45132100 30156300 24008410 30989900 36001300 28200910 24007830 25801100 19000770 租利益 評価 (千円)
操作のポイント
引数の自動認識
(合計)を使ってSUM関数を入力すると、セルの上または左の数値の入力されている範囲が 引数として自動的に認識されます。
セル範囲の選択
セル・セル範囲を選択する方法は、次のとおりです。
選択对象 操作方法 セル セルをクリック セル範囲 開始セルから終了セルまでドラッグ 開始セルをクリック→ Shift を押しながら終了セルをクリック 複数のセル範囲 1つ目のセル範囲を選択→Ctrlを押しながら2つ目以降のセル範囲 を選択 行 行番号をクリック 隣接する複数行 列 行番号をドラッグ 列番号をクリック 隣接する複数列 列番号をドラッグ
縦横の合計を求める
合計する数値が入力されているセル範囲と、計算結果を表示する空白セルを同時に選択して、 (合計)をクリックすると、空白セルに合計を一度に求めることができます。
店姓名: 4月
6月 | 合計
札幌
仙台
4566
大阪
東京
4720
3,7441
36461
→
5,036
3.424
5月
5083
3297
5380
4.362
3588
3.582
4118
3943
福岡
84433
合計
4月
店舖名
花架
3,424
5月
3,744
3,646
3297
5,036
4,729
東京
仙吉
4,116
3582
4566
大阪
3586
10814
福岡
合計
4367
2942
5,083
14,847
10.999
6月
5389
3,443
合計
14322
9968
6095
2 ユーザー定義の表示形式の設定
セルに「表示形式」を設定すると、シート上の見た目を変更できます。 表示形式を設定して も、セルに格納されている元の数値は変更されません。 桁区切りスタイルや小数点以下の表示桁数の設定などのよく使われる表示形式は、《ホー ム》 タブの 《数値》 グループにあらかじめ用意されています。 それ以外に、 「10人」といったように数値に文字列を付けて表示したり、数値の基本単位 を千にして表示したり、ユーザーが独自に表示形式を定義することができます。
Let's Try 数値の表示形式の設定
予算・売上・売上原価の数値の基本単位が千になるように、表示形式を設定しましょう。
①セル範囲 【D3:E28】 を選択します。
② Ctrlを押しながら、 セル範囲 【G3:G28】 を選択します。
③ 《ホーム》 タブを選択します。
④ 《数値》 グループの回をクリックします。 1日5 ファイル 売上計 Excel データ 校園 表示 = 1- 7.% 条件付き書式 テーブルとして書式設定 栏目 RT 「 数使 「 ル 掃入 ページレイアウト MS Pゴシック 11AA 貼り付け BIM- クリップボード フォント G3 fx 9601 7541 A 8 C H 1 1 店舖別克上集計 店舗コード 予算 売上 地区 予算達成率 店舖名 2 (千円) (千円) (%) 売上原価 (千円) 租利益 3 1301 1294208001 184823400 4 1414 5 1307 6 1408 7 1302 8 1403 119872900 122876900) 95834400 119795300 689041 70 120510000 11.0692600 71643412 102429700 109848700 77672879 39587200 106837900 69708735 9601 7541 84383753 (千円) 評価 セル
⑤ 《表示形式》 タブを選択します。
⑥《分類》の一覧から 《ユーザー定義》 を選択し⑦ 《種類》に「#,##O, 」 と入力します。 ※「#,###,」でもかまいません。 ⑧ 《サンプル》の結果を確認します。 ⑨ 《OK》 をクリックします。
ます。
「セルの書式設定 表示形式 フォント 分類(C): ーサンブル 数値 送货 計 日付 時刻 [パーセンテージ 分数 指数 文字列 その他 96,018 種類(I): 10,000, G/標準 0 0.00 4,000 0.00 塗りつぶし ,0__#,##0_:_ ##0.00 #,##0.00______ ¥0,000__¥0-9,000_i__i_o 9,00 OK 「キャンセル
第6章
第5章
第7章
第4章
模擬試験
第3章
付録
第2章
索引
第 1
100
千以上の数値が表示されます。
※任意のセルをクリックし、選択を解除しておきましょう。
CO E G 店舖別院上集計 店舗コード 地区 店舗名 予事 亮上 (千円) (千円) 予算達成率 (96) 亮上原 租利益 評価 (千円) <千円) 1301 1414 1197 465577 5 1307 6 1408 120611 7 1302 10740 B 1403 9 1304 60700 107 0 73176 10 1310 11 1311 12 1306 13 1303 14 1410 15 140 27 28 29 22222222 1405 4713 23 1308 24 1411 25 1406 26 1413 1412 合計
操作のポイント
数値のユーザー定義の表示形式 数値のユーザー定義の表示形式では、数値の桁数を表すのに「#」と「0」を使います。 「#」は0 を入力すると何も表示せず、「0」は0を入力すると「0」 を表示します。 また、桁区切りカンマの位置を表すには「,」 を使います。 数値のユーザー定義の表示形式の利用例には、 次のようなものがあります。
表示形式 入力データ 表示結果 備考 #.##0 1234567 0 #,### 1234567 0 #.##0, 1234567 1,234,567 0 データが「0」の場合、「0」 を表示 0 0 #,###, 1234567 1,235 1,234,567 空白 1,235 1000で割って小数点以下を四捨五入 して表示 (千単位で表示) データが「0」の場合、「O」 を表示 1000で割って小数点以下を四捨五入 して表示(千単位で表示) 0 空白 #,##0"X" 1234 1,234人 文字列は「"(ダブルクォーテーション)」 で囲む "第"#"号" 123 第123号
STEP
4 該当データの参照
VLOOKUP関数を使って、A列の店舗コードをもとに、シート「店舗マスター」から地区 と店舗名を表示しましょう。
1
VLOOKUP関数
VLOOKUP関数を使うと、参照用の表から該当するデータを検索し、表示することができ ます。 参照用の表のコードや番号が縦方向に入力されている場合に使います。
=VLOOKUP (検索値, セル範囲, 列番号, 検索方法)
①検索値
検索対象のコードや番号を入力するセルを指定します。
②セル範囲
参照用の表のセル範囲を指定します。
③列番号
セル範囲の何番目の列を参照するかを指定します。
左から「1」「2」・・・ と数えて指定します。
④検索方法
「FALSE」 または 「TRUE」 を指定します。 「TRUE」は省略できます。
完全に一致するものを参照する。 FALSE TRUE 近似値を含めて参照する。 例: 商品コードを 入力する 商品一覧から商品名 を検索して表示する 商品一覧から単価 を検索して表示する B C D F G H I ◆売上一覧 2 商品コード 商品名 3 A103 ボールペン(2色) 300 單価 数量 金額 10 ◆商品一覧 商品コード 商品名 3,000 [A101 A102 5 6 A1 03 【 ボールペン(赤) ボールペン(黒) ボールペン(2色) 100 100 300 =VLOOKUP(A3, $G$3:$I$5, 3, FALSE) =VLOOKUP(A3, $G$3:$I$5, 2, FALSE)
第1章
7 7
第章
第6章
模擬試験
第5章
付録
第4章
索引
第3章
102
第2章
地区と店舗名の表示
Let's Try
VLOOKUP関数を使って、A列の店舗コードをもとに、B列に地区、C列に店舗名を表示 する数式を入力しましょう。 地区と店舗名は、シート「店舗マスター」から参照します。 ※シート「店舗マスター」 を確認しておきましょう。
(1)シート 「店舗別売上集計」のセル 【B3】 に「=VLOOKUP(A3」 と入力します。
※引数のセル番地は、セルをクリックしても入力できます。 ② F4を3回押します。 ※数式の入力中に F4 を押すと、「$」が付きます。 ③数式バーに「=VLOOKUP($A3」 と表示されていることを確認します。 ※数式をコピーしたときに、常に同じ列を参照するように、複合参照 「$A3」にします。 SUM A B Xfx =VLOOKUP($A3 I C D 1 店舗別売上 2 地区 店舗コード 予算 店舖名 (千円) 売上 予算達成率 売上原価 (千円) 租利益 (千円) (千円) 評価 VLOOKUHA 129427 184523 96.018 4 1414 VLOOKUP(検索範列番号、[検索] 122877 84.394 5 1307 95834 119,735 68.904 6 1400 120511 110593 71,643 7 1302 102.424 109949 77673 B 1403 99,587 108,938 69,700 9 1304 97.190 107.990 73.176 10 1310 109407 107,5491 76.808
④数式の続きに「,」を入力します。 ⑤ シート 「店舗マスター」 のセル範囲 【A3:C27】 を選択します。 ※別のシートを参照すると、シート名とセル範囲が「!」で区切られて表示されます。 ⑥ F4 を押します。
※数式をコピーしたときに、常に同じセル範囲を参照するように、絶対参照 「$A$3:$C$27」にします。 SUM A 1 店舗一覧 B xv fx =VLOOKUP($A3. 店舗マスター!$A$3$C$27 C D E F G H 2 [店舗コード 地区 店舖名 3 1201 関東 新宿 4 1302 関車 5 1300 なんば、 6 1304 九 博多 7 1365 阿倍野 8 1300 M 神戸 9 1307 10 関東 橫江 店舖別売上集計 地区別売上集計 店舗マスター
⑦数式の続きに 「, 2, FALSE)」と入力します。 ⑧数式バーに「=VLOOKUP($A3, 店舗マスター!$A$3:$C$27, 2, FALSE)」と 表示されていることを確認します。
A1 A 店舗一覧 12 店舗コード B xvfx=VLOOKUPA3.店舗マスター A$3$O$272, FALSE) C D E G H =VLOOKUP($A3, 店舗マスター!$A$3:$C$27,2,FALSE) 3 1301 4 1302 5 1303 関西 なんば 6 1304 九州 7 1305 関西 B 1306 Mas 9 1307 関東 10 1308 関東 博多 阿倍野 神戸 六本木 機洪
[Enter] を押します。
店舗コード 「1301」の地区が表示されます。
⑩セル 【B3】 を選択し、セル右下の■ (フィルハンドル) をセル 【C3】までドラッグします。
× ✓ fx =VLOOKUP($A3,779-$A$3$C$272,FALSE) 83 A C D E F G H 1 店舖別売上集計 店舗コード 地区 1888-8 予算 売上 2 (千円) (千円) 予算達成率 (96) 売上原 租利益 OF 15 (千円) (千円) 3 1301 M. 129.427 184,523 96,018 4 1414 119.873 122,877 84 394 5 1307 95 834 119,735 68,904 6 1406 110593 71.643 7 1302 109,849 77,673 8 1403 100.938 69,709 9 1304 190 107.990 73,176 10 1310 109.487 107.649 76.808
⑩ セル 【C3】 をダブルクリックします。
セルが編集状態になります。
ます。
=VLOOKUP ($A3, -!$A$3:$C$27,3, FALSE) JEL
※店舗名はシート 「店舗マスター」の表の左から3列目になるので、 引数の「2」を「3」に修正します。 ※数式バーの数式を編集してもかまいません。
=VLOOKUP($A3,-!$A$3:$C$27,3,FALSE) SUM B Xfx LOOKUP$432-5A3808273 FALSE) C D E G H I 店舖別売上集計 店舗コード 地区 店铺名 2 3 4 1414 5 1307 6 1408 7 1302 8 1403 9 1304 10 1310 予算 (千円) 売上 予算達成率 (千円) (96) 売上原価 租利益 (千円) (千円) 1716 EVLOOKURS$A$3$C$27,3 FALSE) 523 96,018 119,873 122,877 84 394 95,834 119,735 68,904 120511 110,593 71,643 102,424 109,849 77,673 99,587 108,938 69,709 97,190 107.990 73,176 109,487 107,649 76,808
13 Enter L
店舗コード 「1301」の店舗名が表示されます。 ⑩セル範囲 【B3C3】 を選択し、セル範囲右下の■ (フィルハンドル) をダブルクリックし ます。
数式がコピーされ、 そのほかの店舗の地区と店舗名が表示されます。
A D E G H I 店舖別売上集計 1 店舗コード 地区 予算 売上 店舗名 | 予算達成率 亮上原堡 LB FUSE 2 (千円) (千円) (96) (千円) (千円) 841765 3 1301 MAK BREVETH 129.427 184,523 96,018 4 1414 MA 12403 119,873 122,877 84.394 15 1307 WHERE 六本木 95.834 119.735 68,904 6 1408 KR 120511 110593 71,643 7 1302 金 102.424 109 848 77,673 8 1403 M 干菜 99 587 108.938 69,709 9 1304 A 97,190 107.990 73,176 10 1310 71.38- 14 14-59 109,487 107.649 76.808 L 26 140 22 1405 519 53,010 54 35 47.134 36,080 23 1308 HD 魚淚 45,014 46.610 33,527 24 1411 大津 40553 40855 28.084 25 1406 FULET 45,132 39.156 24,009 76 1413 TEATR 0813 38,990 36,001 28,201 27 1412 MER 20 24,008 25.801 19.061 28 2026:672 2134426 1429.287
29
6 6
5章
第 第
第章
第章
第7章
4 4
SKATES
第3章
付録
第2章 2
의 10
of 10
操作のポイント セル参照の種類
セル参照の方法には、次のような種類があります。
通常、数式をコピーすると、セルの参照は自動調整されます。このように、セルの位置を相対的に 参照する形式を「相対参照」といいます。
●絶対参照
「絶対参照」とは、特定の位置にあるセルを必ず参照する形式で、 「$A$1」のように、セルの列 番号と行番号に「$」を付けて指定します。このように指定しておくと、数式をコピーしてもセルの 参照は 「$A$1」に固定されたままで調整されません。
●複合参照
「A$1」 「$A1」のように、相対参照と絶対参照を組み合わせたセルの参照を「複合参照」といい ます。 数式をコピーすると、 「$」が付いている列番号または行番号は固定されたままで、「$」が 付いていない列番号または行番号は自動調整されます。
$の入力
「$」は直接入力してもかまいませんが、F4」を使うと簡単に入力できます。F4を連続して押 すと「$A$1」(列行ともに固定)、 「A$1」 (行だけ固定)、 「$A1」 (列だけ固定)、 「A1」 (固定し ない)の順番で切り替わります。
A1 $A1 $A$1 A$1
HLOOKUP関数
参照用の表のデータが横方向に入力されている場合は、 HLOOKUP関数を使います。 参照用の表から該当するデータを検索し、表示します。
=HLOOKUP (検索値, セル範囲, 行番号, 検索方法) ①検索値 検索対象のコードや番号を入力するセルを指定します。 ②セル範囲 参照用の表のセル範囲を指定します。 ③行番号 セル範囲の何番目の行を参照するかを指定します。 上から「1」「2」・・・と数えて指定します。 ④検索方法
●相対参照
「FALSE」 または 「TRUE」 を指定します。 「TRUE」は省略できます。
5-
操作のポイント
名前付き範囲
セル範囲に 「名前」を定義しておくと、関数の引数でセル範囲を指定するときに、定義した名前を 利用できます。 関数の引数に名前を利用すると、 関数の引数を見ただけでその役割や用途が明 確になります。 また、 指定するセル範囲を変更する場合、定義しているセル範囲を変更すれば、 関 数の引数は修正する必要がありません。
●セル番地で指定
B3 ✓ fx =VLOOKUP($A3.店舗で フード4535272,FALSE) A B C D E F G 1 店舖別売上集計 予算 店舗コード 売上 予算達成率 売上原価 地区 店舖名 (千円) (千円) (%) (千円) 3 1301 関東 新宿 129,427 184,523 4 1414 関西 梅田 119873 122,877 96,018 84,394 5 1307 関東 六本木 95,834 119,735 68,904 6 1408 関西 奈良 120511 110593 71,643 7 1302 関東 渋谷 102,424 109,849 77,673 8 1403 関東 千葉 99,587 108,938 69,709 9 1304 九州 博多 97,190. 107,990 73,176 10 1310 九州 佐世保 109,487 107,649 76,808 B3 数式がわかりやすい ✓ fx =VLOOKUP($A3. 店舗一覧.2, FALSE) A B C D E F G 店舖別売上集計 1 予算 売上 予算達成率 売上原 店舗コード 地区 店舖名 2345 (千円) (千円) (%) (千円) 1301 関東 新宿 129,427 184,523 96,018 1414 関西 1307 関東 梅田 六本木 119,873 122,877 95,834 119,735 84,394 68,904 6 1408 関西 奈良 120511 110593 71,643 7 1302 関東 102,424 109,849 77,673 8 1403 関東 千葉 99,587 108,938 9 1304 九州 博多 97,190. 107,990 69,709 73,176 10 1310 九州 佐世保 109,487 107,649 76808]
●名前で指定
セル範囲に名前を定義する方法は、次のとおりです。 ◆セル範囲を選択→名前ボックスに名前を入力
ファイル ホーム
ページレイアウト Bu
ファイル
ホーム 掃入
テーブルピボットテーブル
ページレイアウト
個人用アプリ アプリ
|ストア
日
セル範囲を選択
なか
ピボット おすすめ
17
1 ストア
テーブルピボットテーブル テーブル
個人用アプリ
ビオット おすすめ
テーブル
テーブル
✓ fr 1301
✓ for 1301
店铺名:
1店舗一覧
2店舗コード
地区
1309
アプリ
店第一元
A3
2 店舗コード地区 店舗名
1301
名前ボックスに名前を入力
1204
新宿
D
M15 なんば
18.02
1303
1301
1304
1305
讀谷
上東
九州
関西
D
第6章
第7章
模擬試験
第5章 5
付録
第4章
索引
第3章
106
第2章
5 予算達成率の算出
STEP
予算達成率を求めましょう。予算達成率は小数点第1位まで表示します。
予算達成率の算出
1
予算達成率「売上予算」飞求寸。通常、割合求場合、数值 乜小夕儿)在使⊃(「%」の单位下表示礼寸。 左犬、表の項目「予算達成率(%)」の仁表示 「%」在付けの <、「売上÷予算X100】 石場合、表内の数值 数式在入儿寸。
Let's Try 予算達成率)数式の入力
乜儿範囲【F3:F28]二、予算達成率求数式入儿
①乜儿[F3][=E3/D3*100」入力儿寸。
。
SUM A . xv fr -E3/03+100 =E3/D3*100 B 1 D E F G H 1 店舖別売上集計 「店MF 地区 予算 店舖名 売上 2 (千円) (千円) 予算達成率 (%) 売上原価 租利益 評価 (千円) (千円) 3 1301 関東 新宿 4 1414 蘭西 5 1307 関東 梅田 六本木 129.427) 119,673 184.523 63/000100 96,018 122,877 84,394 95,834 119,735 68,904 6 1408 MES 良 120511 110593 71,643 7 1302 関東 102,424 109,849 77,673 8 1403 関東 千罩 99,587 108,938 69,709 9 1304 九州 博多 97,190 107 990 73,176 10 1310 九州 11 1311 関西 佐世保 京都 109,487 107,649 76,808 98,363 103,312 64,536 12 1306 M 神戸 98,587 100929 66,532 13 1303 ME なんば 98 867 99,867 67,418 14 1410 関東 台場 100212 97 302 71 540 15 1409 蘭西 姬路 98,831 94,031 67,735 16 1404 蘭西 京橋 86,201 89,125 59.388 17 1309 九州 鹿児島 79,632 73245 50,191 18 1402 関東 大宮 70,883 72,332 47874
②Enter 在押乚寸。 新宿の予算達成率が求められます。
B C D E G H 1 店舖別売上集計 予算 店舖口F 地区 売上 店铺名 2 (千円) (千円) 予算達成率 (96) 売上原価 粗利益 評価 (千円) (千円) 3 1301 開東 新宿 129,427 184,523 142 569589 96,018 4 1414 M 5 1307 関東 6 1408 関西 梯田 六本木 良 119,873 122,877 84,394 95,834 119,735 68,904 120511 110593 71,643 7 1302 関東 渋谷 102,424 109.849 77,673 8 1403 関東 千菜 99,587 108,938 69.709 9 1304 九州 博多 97,190 107990 73,176 10 1310 九州 佐世保 109,487 107,649 76,808 11 1311 ME 京都 98,363 103,312 64.536 12 1306 蘭西 13 1303 蘭西 神戸 なんば 98,587 100929 66,532 98,857 99,867 67,418 14 1410 ME 台場 100212 97,302 71,540 15 1409 蘭西 姬路 98,831 94,031 67,735 16 1404 関西 京橋 86.201 89,125 58,388 17 1309 九州 鹿児島 79,632 73 245 50,191 18 1402 関東 大宮 70883 72.332 47,874
③乜儿[F3】在選択、也儿右下の■(○八二片儿)左乜儿【F28】飞儿寸。 ④时才一卜儿才 ) 寸。 ※ 在术仁 、
寸。
《書式乙 一(7 )ク儿寸。
A B C D G H 1 15 1409 関西 姬路 98,831 94,031 951430268 67,735 16 1404 関西 京橋 86 201 89,125 103 392416 59,388 17 1309 九州 鹿児島 79,632 73,245 91 9788729 50.191 18 1402 M 大宮 70,883 72,332 102 04449 47.874 19 1305 関西 阿伯野 58,923 71,198 120832852 52,157 20 1407 九州 久留米 63,212 71,034 112374252 48,724 21 1401 PMY 30K 浦安 51.921 54,337 104 65359 39 895 22 1405 九州 宮崎 53,010 47,134 889165211 36,090 23 1308 関東 遺浜 45,014 46.610 103546476 33.527 24 1411 関西 大津 40553 40855 100.744947 也OK(C) 25 1406 九州 別府 45,132 39,156 86 7593132 ○書式 (7)(E) 26 1413 関東 つくば 38,990 36,001 92.334938 27 1412 28 関東 合計 錄倉 24,008 25,801 107.46952 書式UL- 20$)(Q) 2,026,672 2.134426 105.316767 0 万江 71(E) 29
30
罫線や塗りつぶしの色が元の状態に戻り、 数式だけがコピーされます。
A B C D G H I 店舖別売上集計 店舖一下 地区 予算 売上 2 店舖名 (千円) 3 1301 関東 新宿 129,427 予算達成率 (96) 184523 142.569589 (千円) 売上原 租利益 評価 (千円) (千円) 96,018 4 1414 関西 5 1307 関東 梅田 六本木 119,873 122,877 100505988 84,394 95,834 119,735 14980792 68,904 6 1408 蘭西 奈良 120511 110593 91 7097001 71,643 7 1302 関東 8 1403 関東 渋谷 千菜 102,424 109,849 107.249000 77,673 99,587 108,938 09359461 69,709 9 1304 九州 博多 97,190 107,990 111 1115 73,176 10. 1310 九州 佐世保 109,487 107,649 13011503 76,808 11 1311 蘭西 京都 98,363 103,312 120 374 64,536 12 1306 関西 神戸 98,587 100929 125378 66,532 13 1303 関西 なんば 98,867 14 1410 関東 台場 1409 凹西 姫路 100212 988 89 867 14 355 97,302 97/95849 67,418 71,540 940 19 1305 20 1407 九州 阿倍野 久留米 58 923 71,198 120832852 52157 63,212 71,034 112374252 48,724 21 1401 関東 浦安 51 921 54,337 10465350 39,895 22 1405 九州 宮崎 53,010 47,134 889165211 36,090 23 1308 関東 横浜 45,01 4 46,610 103.546476 33,527 24 1411 関西 大津 40553 40,855 100744947 28,084 25 1406 九州 別府 45,132 39156 86.7593132 24,009 26 1413 関東 つくば 38,990 36,001 92 334938 28,201 27 1412 関東 鏡倉 28 合計 24,008 2,026,672 25,801 107.469521 19,061 2134.426 106 316767 1.423287
29
操作のポイント
オートフィルオプション
才一卜><儿在実行寸、四(才一下才 ) 表示されます。 クリックすると表示される一覧から書式の有 無指定以也儿の七一二変更下去寸。
乜のK(C)
。 連続一夕(S)
○書式
○ 書式
(砂)(E)
(文化)(0)
0717元(E)
付绿
6章
第5章
第7章
第4 章
模擬試験
第3章
索引
第2章
108
第1章
2
小数点以下の表示桁数の設定
(小数点以下の表示桁数を増やす) をクリックすると、数値の小数点以下の表示 ずつ増え、48 (小数点以下の表示桁数を減らす) をクリックすると、数値の小数点以 表示が1桁ずつ減ります。また、《セルの書式設定》 ダイアログボックスを使うと、表示 桁数を直接数値で指定できます。
Let's Try 小数点以下の表示桁数の設定
予算達成率の数値が小数点第1位まで表示されるように変更しましょう。
①セル範囲 【F3:F28】 を選択します。 ② 《ホーム》 タブを選択します。 ③ 《数値》 グループの回をクリックします。 ④ 《表示形式》 タブを選択します。 ⑤ 《分類》の一覧から 《数値》 を選択します。 ⑥ 《小数点以下の桁数》 を 「1」に設定します。 ⑦ 《OK》 をクリックします。
「セルの書式設定 表示形式 配置 フォント 野線 塗りつぶし 保護 分類 (C): 標室 回頭 通貨 会計 日付 | 時刻 |パーセンテージ | 分数 指数 文字列 その他 ユーザー定義 サンプル 142.6 小数点以下の桁数(D):1 □桁区切り(,)を使用する(L) 負の数の表示形式(N): (1234.0) (1234.0) 1234.0 -1234.0 -1234.0 △ 1234.0 A 1234.0
数値の表示形式を設定します。 小数点位置を揃える場合は、 [会計] を選択してください。
OK
キャンセル
小数点第1位までの表示になります。
※任意のセルをクリックし、 選択を解除しておきましょう。
店舖別売上集計 予算 店舗コード 地区 店舗名 売上 予算達成率 売上原価 租利益 評価 2 (千円) (千円) (%) (千円) (千円) 3 1301 関東 新宿 129,427 184,523 1426 96,018 4 1414 関西 5 1307 M 梅田 六本木 119,873 122877 1025 84,394 95 834 119,735 1249 68,904 678910111 1408 関西 1302 関東 奈良 渋谷 120511 110,593 31 B 71,643 102 424 109 849 1072 77,673 1403 1310 1304 関東 九州 九州 千業 博多 佐世保 89 587 108,938 1094 69,709 97,190 107,990 1111 73,176 109.487 107,649 98.3 76,808 1311 関西 京都 88 363 103,312 1050 64,536 12 1306 蘭西 13 1303 蘭西 神戸 なんば 98,587 100929 1024 66,532 98.867 99,867 101 0 67.418 14 1410 関東 台場 100212 97,302 971 71,540 15 1409 関西 姬路 98.831 94.031 95.1 67.735
操作のポイント
効率的なセル範囲の選択
データが連続する大きなセル範囲を選択する場合、開始セルを選択後、Ctrl と Shift を押し ながら1を押すと効率よくセル範囲を選択できます。
小数点以下の表示桁数
(小数点以下の表示桁数を増やす)や(小数点以下の表示桁数を減らす) 《セルの書式 設定》 ダイアログボックスで表示桁数を調整すると、指定した桁の次の位で四捨五入して表示さ れます。これらは見た目を調整するだけで、セルに格納されている数値を調整するものではあり ません。そのため、そのセルを計算などで利用すると、計算結果が見た目の数値と異なることが あり、注意が必要です。
●セルに格納されている数値 ●シート上に表示される数値 本体価格 税込価格 売上数量 売上金額 本体価格 税込価格 売上数量 売上金額 780 842 4 12 101 08 8 780 842 12 10,109 930 1004.4 13 130572 930 1,004 13 13,057 460 4968 17 8445 6 460 497 17 8.446 セルには小数点以下 の値が含まれている 小数点以下の値も 金額に誤差が生じる 含めて計算される ※上の図では、 消費税は8%で計算しています。
ROUND関数・ ROUNDUP関数 ROUNDDOWN関数 ROUND関数 ROUNDUP関数 ROUNDDOWN 関数を使うと、シート上に表示される数 値とセルに格納されている数値を同じにすることができます。 ROUND関数は四捨五入、 ROUNDUP関数は切り上げ、ROUNDDOWN関数は切り捨てを行って、指定した桁数で数値 を調整します。 ROUND関数の書式は、次のとおりです。
=ROUND (数値,桁数)
①数値 1 2 四捨五入する数値や数式、 セルを指定します。 ②桁数 数値を四捨五入した結果の桁数を指定します。 ※「-(マイナス)」 を付けて桁数を指定すると、一の位や十の位など整数部分の表示を設定 例: できます。 =ROUND (1234.567,2) 1234.57 =ROUND (1234.567,1)→1234.6 =ROUND (1234.567,0)→1235 =ROUND (1234.567,-1)→1230
ROUNDUP関数、 ROUNDDOWN関数の引数の指定は、 ROUND関数と同じです。
付録
模擬試験
第1章 第2章
第7章
第3章
索引
第4章
110
第5章
第6章
STEP
6
粗利益・粗利益率の算出
粗利益と粗利益率を求めましょう。粗利益率を表示する列は、H列の右に挿入します。 また、粗利益率は、小数点第1位まで表示します。
1
粗利益の算出
粗利益は、商品を販売した売上から、その売上原価を引いた金額のことです。ここでは、 「売上-売上原価」で求めます。
Let's Try 粗利益の数式の入力
セル範囲 【H3:H28】 に、粗利益を求める数式を入力しましょう。
①セル【H3】に「=E3-G3」 と入力します。
SUM A B Xfx =83-63 C D =E3-G3 G H I 1 BORREL 店舗コード 地区 店铺名 予算 亮上 (千円) (千円) 予算達成率 (96) 売上原価 租利益 (千円) OF 176 (千円) 1301 関東 新宿 129.427 1845231 1426 95.018 1414 ME 1307 閔東 梅田 六本木 119.873 122 877 1025 84 394 95.834 119.735 1249 68.904 6 1408 MA 奈良 120511 110593 91 8 71,643 7 1302 閩東 100 424 109 849 1072 77,673 6 1403 閔東 千菜 99 587 106,938) 109.4 69,709 9 1304 九州 10 1310 九州 博多 佐世保 97,190 107.990 1111 73,176 109,487 107,649 983 76.808 11 1311 蘭西 京都 98,363 103,312 1050 64.535 12 1306 蘭西 神戸 98.567 100,929 1024 66,532 13 1303 ME なんば 98,667 99 867 101 0 67 418 14 1410 坚吏 台場 100212 97,302 971 71 540 15 1409 ME 98,831 94,031 951 67.735 16 1404 ME 京橋 85,201 89.125 103.4 59,388 17 1309 九州 鹿島 79,632 73.245 920 50191 18 1402 関東 大宮 70,883 72,332 1020 47,874
2 Enter L.
新宿の粗利益が求められます。
※計算結果の数値も参照元のセルと同じ表示形式になります。
A B C D G H I 1 店舖別売上集計 店舗コード 地区 店舖名 予算 2 (千円) 売上予算達成率 (千円) 売上原 租利益 (千円 (千円) 84116 3 1301 関東 新宿 128.427 184523 1426 96,018 88.506 4 1414 ME 梯田 119.873 122877 1025 84 394 S 1307 関東 六本木 95 834 119,735 1249 68,904 5 1408 M 奈良 120511 110593 91 8 71,643 7 1302 MUR 法谷 102424 109 849 1072 77,673 B 1403 蘭東 9 1304 九州 10 1310 九州 11 1311 蘭西 12 1306 MES 13 1303 関西 千菜 博多 佐世保 京都 神戸 なんば 99 587 108,938 1094 69.709 97190 107.990 111.1 73,176 109 487 107 649 983 76,808 98 363 103,312 1050 64,536 98,587 100929 1024 66,532 98,867 99 867 101 0 67.418 14 1410 MUR 台場 100212 97302 97.1 71 540 15 1409 蘭西 1998 98 831 94,031 95.1 67,735 16 1404 MS 京橋 86 201 89.125 103.4 59,388 17 1309 九州 鹿児島 79.632 73.245 920 50,191 18 1402 関東 大宮 70883 72.332 102.0 47.874
11
2
貼り付けのオプション 数式をコピーするときに、 (貼り付け)の を使うと、 罫線はコピーせずに、 数値の書 式 (表示形式) はコピーするといったように、 セルの内容を部分的に貼り付けることができ ます。 貼り付け 貼り付け 値の貼り付け ・セルの内容すべてをコピー 123 123 123 ・セルの内容を部分的にコピー その他の貼り付けオプション 形式を選択して貼り付け(S)...
Let's Try 数式と数値の書式のコピー
セル範囲 【H4:H28】 に、セル 【H3】 の数式と数値の書式をコピーしましょう。
①セル【H3】 を選択します。
② 《ホーム》 タブを選択します。
③ 《クリップボード》 グループの亀 (コピー)をクリックします。 ④セル範囲 【H4:H28】 を選択します。 ⑤ 《クリップボード》グループの 貼り付け)の をクリックします。 ⑥ 《貼り付け》の (数式と数値の書式) をクリックします。 セル 4日 ファイル 挿入 ページレイアウト 試 データ 校閱 売上集計 Excel 表示 MS Pゴシック 条件付き書式・ 11 .% 船り付け BIU - A E テーブルとして設定 セルのスタイル 貼り付け ント 配置 スタイル fx C D F G の貼り付け 店舖別売上集計 予算 新亮上 予算達成率 売上原価 租利益 店舖名: (千円) (千円) (%) 評価 (千円) (千円) その他の貼り付けオプション 新復 129,427 184523 1426 96,018 88.506 電梅田 六本木 119.873 122 877 1025 84.394 38,483 95 834 119,735 1249 68.904 50831 形式を選択して貼り付け(5)... 良 120511 110593 91 8 71.643 38.949 7 1302 関東 流签 8 1403 関東 千菜 102 424 99,587 109 849 1072 77,673 32,176 108.938 109.4 69,709 39 229 9 1304 九州 10 1310 九州 11 1311 蘭西 「傳多 佐世保 京都 97,190 107.990 1111 73.176 34 813 109.487 107,649 983 76,808 30 841 98,363 103,312 105.0 64,536 38,776 12 1306 関西 13 1303 関西 14 1410 関東 神戸 なんば 台場 98,587 100929 102.4 66,532 34 397 98,867 99 867 101 0 67418 32,449 100212 97302 971 71 540 25,763
IS! 1409
98.831
蘭西
数式と数値の書式がコピーされます。
951
94.031
67.735
26.296
第4章
第7章
付錄
第6章
第5章
模擬試験
第3章
索引
第2章
112
第1章
操作のポイント
1
形式を選択して貼り付け
付け (貼り付け)のをクリックすると、 どのような内容を貼り付けるのかを選択できる一覧が表 示されます。一覧から《形式を選択して貼り付け》を選択すると、《形式を選択して貼り付けるダイア を貼り付けたり、値を加算したり、行列を入れ替えて値だけを貼り付けたりなど、一覧にない形式 ログボックスが表示されます。 《形式を選択して貼り付け》 ダイアログボックスを使うと、列幅だけ でセルの内容を貼り付けることができます。
貼り付け すべて(A) ○ 88000 ○式( コメント (C) ○入力規則 (N) 形式を選択して貼り付け コピー元のテーマを使用してすべて貼り付け(H) ◯を除くすべて(X) ○列(W) ○数式と ○ 式(R) 式(U) ○ すべての結合されている条件付き書式(G) しない(Q) ○加(D) 〇 (M) 〇算(I) ○算(S) □空白セルをする(日) □行列を入れ替える(E) リンク貼り付け (L) OK キャンセル
3
列の挿入
粗利益率を表示するための列を挿入しましょう。 列を挿入する場合は、挿入する位置を選択してからコマンドを実行します。複数の列をまとめ て挿入する場合は、挿入する列数と同じ数だけ範囲を選択してからコマンドを実行します。
Let's Try 列の挿入
H列の右に1列挿入しましょう。 挿入後、セル【I2】 に 「粗利益率 (%) 」 と入力しましょう。
①列番号 【I】 を右クリックします。
②《挿入》 をクリックします。
A B 1 D G H 切り取り 店舖別売上集計 コピー(C) 店舗コード 予算 地区 店铺名 (千円) (千円) 売上 予算達成 (96) 売上原価 粗利益 のオプション: (千円) (千円) 1301 関東 新預 129.427 164 523 1426 96 018 88 500 1414 関西 119.873 122.877 形式を選択して貼り付け(S)... 5 1307 関東 1408 M 六本木 良 7 1302 M 1403 ML 洗谷 千寫 9 1304 九州 傳多 95.834 120511 102.424 99,587 97,190 119,735 110.593 挿入 (1) 109.849 (D) 108.938 数式と他のクリア(N) 107.990 111.1 73,176 34.813 10 1310 九州 佐世保 109.487 107,649 98.3 76.808 30.841 日 セルの書式設定(F)... 11 1311 関西 京都 98.363 103,312 105.0 64.536 38.776 12 1306 関西 神戶 98,587 100929 1024 66,532 34.397 列の幅(C).... 表示(H) 13 1303 M なんば 98 867 99.867 1010 67,418 32,449 14 1410 関東 台場 100212 97302 97.1 71 540 25,763 表示(V) 15 1409 関西 姬路 98.831 94,031 85.1 67.735 26.296
新しい列が1列挿入され、元の列は右に移動します。 ③セル【I2】 に 「粗利益率 (%)」 と入力します。
B C D E G H 1 店舖別売上集計 店舗コード 地区 店舗名 予算 売上予算達成率 売上原 【相利益 租利益事 評価 2 (千円) (千円) 1301 関東 新宿 129.427 184,523 1426 96.018 88508 4 1414 関西 5 1307 M 梅田 六本木 119873 122877 1025 84.394 38,483 95,834 119,735 1249 68.904 50831 6 1408 M 奈良 120511 110593 81 8 71,643 38,949 7 1302 関東 依往 102.424 109 849 1072 77.673 32176 8 1403 関東 干菜 99,587 108938 109.4 69,709 39 229 9 1304 九州 博多 97,190 107.990 111.1 73,176 34,813 10 1310 九州 佐世保 1094871 107.649 983 76.808 30841
7
操作のポイント
挿入オプション
左側と同じ書式を適用(L) ○右側と同じ書式を適用(R)
○書式のクリア(C)
表内に列を挿入すると、左側の列と同じ書式が自動的に適用 されます。列を挿入した直後に表示される(挿入オプショ ン)を使うと、書式をクリアしたり、右側の列の書式を適用したり できます。
行の挿入
行を挿入する方法は、次のとおりです。 ◆行番号を右クリック→《挿入》
列や行の削除 列や行を削除する方法は、次のとおりです。 ◆列番号または行番号を右クリック→《削除》
4
粗利益率の算出
粗利益率は、売上に対する粗利益の比率のことで、「粗利益÷売上」で求めます。 ここでは、表の項目に「(%)」が表示されているので、% (パーセントスタイル) を使わず に、 「粗利益÷売上×100」 として数式を入力します。
Ler's Try 粗利益率の数式の入力
セル範囲 【I3:I28】 に粗利益率を求める数式を入力しましょう。 また、予算達成率(F列) の書式をコピーしましょう。
①セル【I3】に「=H3/E3*100」と入力します。
SUM X✓ fx THE 2100 B D =H3/E3*100 店舗コード 地区 予算 売上 予算達成 店舗名 (千円) (千円) (96) 売上原店 (千円) 福利益 (千円) 福利益率 許使 1301 関東 新正 109427 184523 1426 96.08 88.506 100 3875 1307 ME 梅田 六本木 119.873 123877 95.634 119.735 1025 1249 1408 M25 FJR 120511 Masaal 1.3.2 ROL MW 10424 109 849 918 1072 84.394 69.904 71043! 77673 38 483 50831 38 949) 32176 。 [¥400 1403 ME NA 土菜 99.587 99 587 108.938 1084 69 709 3959 OS S 18044 1304 1018:0 107.990 1111 73.176 34 913 10 10 1310 佐世保 109497 107649 993 99.3 7689 30941 11 1311 MA ST Ma 京都 98 345 103.312 105.0 64.536 38.776 12 1306 M75 Na 100909 66532 34.397 13 1303 関西 なんば 98 95: 93 867 S 1010 67.418 32.449 14 1410 M 石場 100818 97.302 971 71.540 15 1409 関西 98.83 94.001 951 67735 26.206 16 1404 MC5 京橋 86 201 1034 59.396 29.738 1300 九州 鹿児島 79.632 73.245 920 50191 23.053 18 1402 MR 大宮 70883 72,332 1020 47674 24459 19 1305 関西 阿伯野 58.823 71.198 120g 52157 18041 20 1407 久留米 63.212 71.034 1124 48.724 310
九州
Enterを押します。
列を挿入したときに、左側と同じ書式が設定され、千より小さい数値が表示されないた め、「O」と表示されます。 数式をコピーします。
③セル【13】 を選択し、セル右下の■(フィルハンドル) をセル 【28】 までドラッグします。
第6章
模擬試験
第7章
114
付録
索引
第2章 第3章
第4章
第5章
予算達成率のセル範囲 【F3:F28】の書式をコピーします。
④セル範囲 【F3:F28】 を選択します。
⑤ ホーム》 タブを選択します。
⑥ 《クリップボード》グループの
(書式のコピー貼り付け) をクリックします。
ST - Excel 插入 ページレイアウト MSP 11AA TC データ 1322 示 де 条件付き書式・ テーブルとして書式設定・ セルのスタイル フォント ве スタイル F3 fx =3/03-100 C G H I D 店舖別売上集計 店舗コード 地区 予算 亮上 予算達成率 売上原価 18 FICT 福利益 店纖名 (千円) (96) (千円) (千円) (56) 3 1301 5°F 53 1294271 164523 142.6 96018 88,506 1454 ME 119878 122877 1075 84 394 38.483 4507 VE 7** 95 834 119.735 1249 68.904 50831 $ M 59 120511 110593 91.8 71643 38,949 7 VE 1024241 109 849 1072 77.673 32.176 403 ME =3 99.597 108.938 1094 69.709 39229 1304 TA 44 97193 107.990 11114 73176 34813 10 1310 林士保 108.467 107.649 96 33 76,808 30 841
マウスポインターの形が + 点に変わります。 ⑦ セル【I3】をクリックします。
B C D E Z 店舖上數計 店舗コード 地区 子菜 店綸名 予算達成事 亮上原证 福利益 (千円) (千円) (千円) (FF) 3 VE 5915 128427 1426 96.08 88506 粗利益本 (56) BA 이 2-4 VE **9873 1005 84 394 38.4831 130 VF #HR 95 834 118.735 12491 68.904 5063 of $ 1408 V 1005*1] 110593 91 B 71 643 1302 41 1004241 109 549 107 77673 32176 ** B HE == 99.567 1084 49 709 39209 9 -324 97180 109487 107.928 73178 10-649 993 76 ROB 32641 1311 वक्ष 103 312 1050 64538) 39 The VE 96 587 100.928 1004 34 397 O <-309 75 96.967 99 667 101 01 641 8 32 443 o 24 1410 VE 三國 1003101 97.300 971 71 540 of 12 -409 VE 3671 94 091 951 67.735 26238 26 -404 VE 豆機 89.125 10341 59.358 38738 309 7343 73.245 9201 52191 23.353 D 2.F VE TE :5 -315 Ma TO883 59.903 72 332 1020 244591 ol 71.198 1308 52157 19 041 어 20 +407 3733 63212 71.004 1124 48 724 82310 0 1716
書式がコピーされます。
B C D 店統三上集計 G 717 死上 予算達成率 店舗コード 地区 店舗名 (千円) (千円) 売上僅 (千円) 種利益 利益本 (769) 評価 3 1301 35 新 109427 184523 1426 86 506 (35) 480 + 1414 M 梅田 119873 1038771 1005 64 394 38.483 313 5 1307 VE ** 95.534 119.735 1749 68.904 50931 425 6 1408 ME #A 100511 110533) 918 71.643 38.949 352 7 MW 102.424 109 849 1072 77673 33176 293 8 1403 VE == 99 587 108,938 1094 69.709 39.209 9 1304 23 97190 107 990 1111 73176 34813 232 10 1310 九州 佐世保 109.457 107649 983 76 808 30 841 11 1311 Ma 58 98 3631 100 3121 1060 64.536 38.776 3251 12 1306 VE 0± 99.587 1009291 1024 66532 34 397 341 13 1303 ME TANIE 98 867 99 867 1010 67.418 32.449 325 14 1410 VE 三星 100212 97302 971 71.540 25,763 15 5071 ME 3028 98 831 94,031 951 67,735 26 296 28.0 16 1404 ME 17 139 九州 豆視 E 8630 88125 1034 59 388 29738 334 79.632 73245 20 50191 23.053 215 18 1402 MW 大宮 70883 72332 1020 47 874 24.459 19 1306 ME 阿倍野 58923 71.198 120B 53.157 19.041 20 1407 九州 2.39* 63212 71 034 1124 48.724 22.310
操作のポイント
書式のコピー/貼り付け
書式のコピー/貼り付け)をつと、セルに設定されている書式だけをコピーできます。
7 地区別の集計
SUMIF関数とCOUNTIF関数を使って、 シート 「店舗別売上集計」 のデータをもとに、 シート「地区別売上集計」に地区別の店舗数、予算、売上を集計しましょう。
1 COUNTIF関数
COUNTIF関数を使うと、条件を満たしているセルの個数を数えることができます。
=COUNTIF (条件範囲, 条件)
2
STEP
■ 条件範囲
検索条件によって検索するセル範囲を指定します。
②条件
検索条件を指定します。
「” (ダブルクォーテーション)」で囲んで直接入力します。
Let's Try 地区別の店舗数の集計
COUNTIF関数を使って、 シート 「地区別売上集計」のセル範囲 【B3:B5】 に、 地区別の 店舗数を集計しましょう。
SUM X √ fx =COUNTIFU =COUNTIF A C 1 地区別売上集計 地区 店舖設 2 予算合計 (千円) 売上合計 (千円) 「予算達成率 (96) 業績判定 関東 ECOUNTIF 3 関西 COUNTIF (範囲 検索条件)| 4 5 九州 6 7 8 9 2123 10 11 12 13 店舖別売上集計 地区別売上集計 店舗マスター
第5章
第7章
第6章
模擬試験
第4章
付録
第3章
索引
第2章
検索条件が入力されているセルを参照するか、「"=30000"」「">15"」「"<>0”」のように
①シート 「地区別売上集計」 のセル【B3】に「=COUNTIF (」と入力します。
116
第1章
したときに、常に同じセル範囲を参照、3:$B$27」にしま
②シート 「店舗別売上集計」のセル範囲 【B3:B27】 を選択します。 ③ F4 を押します。 ※数式をコピーするように絶対参照 「$B$
83 「店舗コード X✓ fx 8 COUNTIES $B$27 C D =COUNTIF(!$B$3:$B$27 307 地区 店铺名 1301 新道 128-20 10240 1420 1414 梅田 1307 P COUNTU CA 11AA73 122.877 1025 84394 80600 38.483 31 3 S 119.735 1249 68,904 50831 425 1408 SER 120511 110593 918 71,643 30.949 352 1302 102424 109.049 1072 77,673 32,176 293 1403 14 千菜 99.587 108.938 1094 69,709 39.229 360 1304 丸 97.190 107.990 1111 73.176 34,813 322 10 1310 佐世保 109,487 107,649 983 76.808 30841 206 11 1311 MAS 98.363 103,312 1050 64,536 38.776 375 12 1306 神戸 98 587 100029 1024 66,532 34,397 34.1 13 1303 なんば 98.867 99.967 1010 67,418 32,449 325 14 1410 PUT 台場 100212 97.302 971 71 540 25,763 265 15 1409 5678 98.831 94 031 951 67,735 26296 280 16 1404 MO 京橋 86,201 89.125 1034 59 388 29,738 33.4 17 1309 豆児島 79.632 73.245 920 50151 23,053) 315 18 1402 MW 大宮 70,883 72,332 1020 47,874 24.459 338 19 1305 阿倍野 56,923 71,198 1208 52,157 19,041 267 20 1407 久留米 63212 71,034 1124 48,724 22,310 31.4 T 地区別売上集計 店舗マスター
④数式の続きに「,」を入力します。
⑤ シート 「地区別売上集計」のセル【A3】を選択します。
⑥数式の続きに 「)」を入力します。 -=COUNTIF(!$B$3:$B$27, と表示されていることを確認します。
B3 =COUNTIF(店舖別売上集計!$B$3$B$27,地区別売上集計!A Xfr =COUNT$683 $627,353) F G B C D E 1 地区別売上集計 地区 予算合計 店舖 2 (千円) 売上合計 (千円) 予算達成率 業績判定 (%) 関東 ECOUNTIFSB$3:$B$27,3) 4 1825 5 九州 6 7 9 10 11 12 13 店舖別売上集計 地区別売上集計 店舗マスター
Enter L 関東の店舗数が表示されます。 ⑨セル 【B3】 を選択し、セル右下の■ (フィルハンドル) をダブルクリックします。 10 ※ (オートフィルオプション) をクリックします。 ポイントすると、・になります。 1 《書式なしコピー (フィル)》 をクリックします。
数式がコピーされ、 そのほかの地区の店舗数が表示されます。
A C D E F G 1 地区別売上集計 [地区 店舗数: 予算合計 2 (千円) 売上合計 (千円) 予算達成率 (96) 業績判定 関東 10 3 関西 8 4 九州 5 6 7 8 9 10 11 12 13 店舖別売上集計 地区別売上集計 店舗マスター +
操作のポイント
COUNTIFS関数
COUNTIF関数で設定できる条件は1つですが、 COUNTIFS関数を使うと、複数の検索条件を
すべて満たすデータの個数を返します。 =COUNTIFS (条件範囲1, 条件1, 条件範囲2, 条件2,・・・) ① 条件範囲1 1つ目の検索条件によって検索するセル範囲を指定します。 ②条件1 1つ目の検索条件を指定します。 検索条件が入力されているセルを参照するか、「"=30000"」「">15"」「"<>0"」のよ うに「"(ダブルクォーテーション)」 で囲んで直接入力します。 ③条件範囲2 2つ目の検索条件によって検索するセル範囲を指定します。 ④条件2 2つ目の検索条件を指定します。 検索条件が3つ以上ある場合、「,」で区切って指定します。 例:
=COUNTIFS (B3:B27, " 関東", F3:F27, ">=100") セル範囲 【B3:B27】 から 「関東」、 セル範囲 【F3:F27】 から100以上のデータを検索し、「関 「東」かつ「予算達成率が100%以上」のデータの個数を返します。
第7章
第6章
第5章
模擬試驗
第4章
付録
第3章
索引
第2章
118
第1章
2 SUMIF関数 SUMIF関数を使うと、条件を満たしているセルの数値を合計することができます。 = SUMIF (条件範囲, 条件, 合計対象範囲) 条件範囲 検索条件によって検索するセル範囲を指定します。 ②条件 検索条件を指定します。 検索条件が入力されているセルを参照するか、「"=30000"」「">15"」「"<>0"」のように 「” (ダブルクォーテーション) 」 で囲んで直接入力します。 ③合計対象範囲 ●の条件範囲の値が2の検索条件を満たす場合に、合計するセル範囲を指定します。
Let's Try
地区別の予算の集計
SUMIF関数を使って、シート「地区別売上集計」のセル範囲【C3:C5】に、地区別の強
を集計しましょう。
①シート「地区別売上集計」のセル 【C3】に「=SUMIF (」と入力します。
SUM xvfx = SUMIF( B =SUMIF F G A 1 地区別売上集計 ˙地区 店舖故 予算合計 2 (千円) 売上合計 (千円) 予算達成率 業績判定 (96) 関東 10=SUMIF 関西 9 SUMIF (範囲, 検索条件、合計範回 九州 6 3456789101133 12 店舖別売上集計 地区別売上集計 店舗マスター
②シート「店舗別売上集計」 のセル範囲 【B3:B27】 を選択します。
③ F4 を押します。
※数式をコピーしたときに、常に同じセル範囲を参照するように、絶対参照 「$B$3:$B$27」にします。 ④数式の続きに「,」を入力します。
⑤ シート「地区別売上集計」のセル 【A3】 を選択します。
⑥数式の続きに「,」を入力します。
⑦シート 「店舗別売上集計」 のセル範囲 【D3D27】 を選択します。
⑧ F4 を押します。
※数式をコピーしたときに、常に同じセル範囲を参照するように、絶対参照 「$D$3:$D$27」にします。 ⑨数式の続きに 「)」を入力します。
⑩数式バーに「=SUMIF (店舗別売上集計!$B$3:$B$27, 地区別売上集計! A3, 店 舗別売上集計!$D$3:$D$27)」と表示されていることを確認します。
=SUMIF(店舖D$27)
別売上集計!$B$3$B$27,地区別売上集計!A3,店舖別売上集計!$D$3 $C SSUMIFU店舗别亮上單計$$31日$27 地区別売上集計店灮上集計]$[27] D G H A! x✓ fx A B E 1 店舖別院上集十 店舖口F 地区 店舖名 予算 売上 予算達成率 売上原価: 租利益 2 (千円) (千円) (96) (千円) (千円) 租利益率 (95) 評価 3 1301 MY 新百 129.427 184523 1426 96.018 88.50 480 4 1414 Ma 梅田 119873 122.877 1025 84 394 38 483 31 3 5 1307 関東 六本木 95.834 119.735 1249 68.904 50831 425 1408 民 130511 110593 91 8 71.643 39.949 352 7 1302 間東 102,424 100 849 1072 77,673 32.176 283 B 1403 MRK 千菜 99.587 108,938 1094 69.709 39 239 360 9 1304 九州 博多 97,190 107.990 1111 73176 34.813 322 10 1310 九州 佐世保 109.487 107649 98 3 76.800 30841 285 11 1311 ME 京都 90,363 103,312 1050 64,536 38.776 375 12 1306 蘭西 13 1303 関西 神戸 なんば 98,587 100929 1024 66,532 34397 341 98,867 99 867 101 O 67 418 32.449 325 14 1410 関東 台場 100212 97,302 971 71,540 25.763 265 15 1409 蘭西 拒路 98831 94,031 951 67,735 26296 280 16 1404 M 京橋 80 201 89.1 25 1034 59.388 29,738 334 17 1309 九州 豆況島 79.632 73.245 920 50191 23.053 315 18 1402 関東 大豆 70883 72,332 1020 47.874 24,459 19 1305 ME 阿倍野 58,923 71,198 1208 52,157 19,041 33 8 267 20 1407 九州 久留米 63212 71,034 1124 48,724 22.310 314 店舖別売上集計 地区别売上集計 店 夕一
①[Enter 在押寸。
関東の予算が集計されます。
②乜儿【C3】選択、乜儿右下の■(○八卡儿)在十几寸。 ③黑才一下才)以外寸。 ※ 术仁、 寸。 ④《書式 一(丁)》ク儿寸。 数式がコピーされ、 そのほかの地区の予算が集計されます。
A B D E 1 地区別売上集計 地区 予算合計 店舖 (千円) 売上合計 (千円) 予算達成率 (96) 業績判定 関東 10 3 758299730 関西 9 4 820708900 5 九州 6 447663500 6 7 G
Let's Try 地区別の売上の集計
SUMIF関数使⊃乙、一卜「地区別売上集計」の乜儿範囲【D3:D5】二、地区別の売上
金額を集計しましょう。
①一下「地区別売上集計」の也儿【3】=SUMIF(」入力寸。
SUM A X ✓ fx ESUMIF =SUMIF E G B C 地区別売上集計 1 予算合計 売上合計 2 地区: 店舖数 関東 10 (千円 (円) 758299730 =SUMIFI 予算達成率 (96) 業績判定 3 関西 9 820708900 SUMIF(範团,検索条件,[合計範回]] 4 九州 6 447663500 56789 10 売上萬計
店舖別売上集計 地区別店舖夕一
付録
模擬試驗
第7章
第6章
第5章
第4 章
索引
第3章
:
第2章
120
第1章
②シート 「店舗別売上集計」のセル範囲 【B3:B27】 を選択します。
③ F4 を押します。
※数式をコピーしたときに、常に同じセル範囲を参照するように、絶対参照 「$B$3:$B$27」にします。 ④数式の続きに「,」を入力します。
⑤ シート 「地区別売上集計」のセル【A3】を選択します。
⑥数式の続きに「,」を入力します。
⑦シート 「店舗別売上集計」のセル範囲 【E3:E27】 を選択します。
⑧ F4 を押します。
※数式をコピーしたときに、常に同じセル範囲を参照するように、絶対参照 「$E$3:$E$27」にします。 ⑨数式の続きに「)」を入力します。
⑩数式バーに「=SUMIF (店舗別売上集計!$B$3:$B$27, 地区別売上集計! A3, 店 舗別売上集計!$E$3:$E$27)」 と表示されていることを確認します。
=SUMIF(27)
店舗別売上集計!$B$3:$B$27, 地区別売上集計!A3, 店舗別売上集計!$E$3:$E$Xfx SUMA店舗別売上5427 別売上、店舗売上3SE AT A B C D E F 1 店舖別売上集計 店舗コード 地区 店舖名 「予算 売上品 【予算達成率 売上原価 租利益: 租利益率 (千円) (千円) (56) (千円) (千円) 評価 (96) 1301 関東 新預 129427 164523 1426 90.018 68.506 48 O 1414 MA 1307 MW 禪田 六本木 119.873 122 877 1025 84 394 39.483 313 95.834 119.735 1249 68,904 50831 425 1408 関西 FA 120511 110593 918 71 643 38.949 352 1300 MARKK 流 100424 109 849 1072 77673 32176 293 1403 ME 1304 九州 千葉 博多 99.587 108 938 1094 69.709 39 229 36.0 97,190 107.990 1111 73176 34813 322 10 1310 九州 佐世保 109 487 107.649 983 76 808 30841 286 11 1311 ME 京都 98 353 103,312 1050 64536 38 778 375 12 1306 関西 13 1303 MA 神戸 なんば 98587 100929 1024 66,532 34 397 341 14 1410 M 台場 98.967 100213 99,667 101 0 67.418 32.449 325 97302 971 71.540 25.763 26.5 15 1409 関西 遊路 96.831 94 031 951 67,735 26.296 280 16 1404 MA 京橋 86 201 89.125 103.4 59 388 29.739 334 17 1309 九州 79.632 73.245 920 50191 23.063 31.5 18 1402 関東 大宮 70883 72.332 1020 47.674 24,459 338 19 1305 M25 阿倍野 58.923 71.198 1208 52.157 19.041 267 20 1407 九州 久留米 63,212 71,034 1124 48,724 22,310 31.4 店舗別売上計 地区别売上計 店舗マスター D
① Enterを押します。
関東の売上金額が集計されます。
⑩ セル【D3】 を選択し、セル右下の■ (フィルハンドル) をダブルクリックします。 1F(オートフィルオプション) をクリックします。 ※2をポイントすると、になります。 ⑩ 《書式なしコピー (フィル) 》 をクリックします。 数式がコピーされ、 そのほかの地区の売上金額が集計されます。
A B C E F G 地区別売上集計 地区 店舖数 予算合計 売上合計 (千円) (千円) 予算達成率 (96) 業輔判定 関東 関西 10 758299730 855430000 9 820708900 032707200 5 九州 6 447663500 446208970 10 11 12 13 店舖別売上無計 地区別売上集計 店舗マスター
Let's Try 数値の表示形式の設定
予算合計と売上合計の数値の基本単位が千になるように、表示形式を設定しましょう。
①シート 「地区別売上集計」 のセル範囲 【C3:D5】を選択します。
② 《ホーム》 タブを選択します。
③ 《数値》グループの図をクリックします。
④ 《表示形式》 タブを選択します。
⑤ 《分類》の一覧から《ユーザー定義》 を選択します。
⑥《種類》の一覧から「#, ##O,」を選択します。
※ 「#,###,」でもかまいません。
⑦ 《OK》 をクリックします。
※STEP3で設定した 「#,##0,」 または 「#, ###, 」 が一覧に追加されています。
セルの書式設定 表示形式 配置 フォント 野線 塗りつぶし 保麗 分類 (C): サンブル 数值 通貨 会計 日付 時刻 | パーセンテージ 分数 「指数 文字列 その他 758,300 種類(I): #,#40, h:mm h:mm:ss [h”時”mm"分 | "時"mm"分"ss"秒 yyyy/m/d h:mm mm:ss 1mm:ss.0 [b]:mm:ss .0 0.0 削除(D)
基になる組み込みの表示形式を選択し、新しい表示形式を入力してください。
OK
キャンセル
千以上の数値が表示されます。
※任意のセルをクリックし、選択を解除しておきましょう。
A B 1· CD 地区別売上集計 予算合計 売上合計 予算達成率 地区 店舖 (千円) (千円) (%) 業績判定 関東 10 758,300 855,430 蘭西 9 820,709 832,787 4 5 九州 6 447,664 446,208 6 7 9 10 11 12 13 店舗別売上集計 地区別売上集計 ・店舗マスター + G
付録
第7章
模擬試験
第5章
第4章
第6章
第3章
索引
第2章
122 23
第1章
3
地区別の予算達成率の算出
地区別の予算達成率を求めましょう。 予算達成率は、小数点第1位まで表示します。
Let's Try 予算達成率の数式の入力
セル範囲 【E3:E5】に予算達成率を求める数式を入力しましょう。
①セル【E3】に「=D3/C3*100」と入力します。
E3 xvfx =03/C3 100 =D3/C3*100 F G B C D 1 地区別売上集計 地区 店舖: 予算合計 売上合計 23 (千円) (千円) 予算達成率 (96) 業績判定 関東 10 758,300 855.430=D3/C3*100 関西 9 820,709 832,787 九州 6 447,664 446,208 45678910 店舖別売上集計 地区别売上集计 店舗マスター +
② Enterを押します。
関東の予算達成率が求められます。
③セル【E3】 を選択し、セル右下の■ (フィルハンドル) をダブルクリックします。
④(オートフィルオプション) をクリックします。
※3をポイントすると、・になります。
⑤ 《書式なしコピー(フィル) 》 をクリックします。
罫線が元の状態に戻り、 数式だけがコピーされます。
⑥セル範囲 【E3:E5】 を選択します。
⑦ 《ホーム》 タブを選択します。
⑧ 《数値》 グループの回をクリックします。
⑨ 《表示形式》 タブを選択します。
⑩ 《分類》の一覧から 《数値》 を選択します。
1 《小数点以下の桁数》 を 「1」に設定します。
1 《OK》 をクリックします。
A F G B C D 地区別売上集計 1 予算合計 地区 売上合計 予算達成率 店舖 2 (田土) (千円) 業絃判定 (96) 関東 10 758,300 855,430 1128 3 関西 9 820,709 832,787 1015 4 九州 6 447,664 446,208 5 6 7 8 9 10 11 12 13 店舖別売上萬計 地区別売上集計 店舗マスター +
8 評価の表示
IF関数を使って、予算達成率をもとに店舗別、 地区別の評価を表示しましょう。
1
IF関数
IF関数を使うと、指定した条件(論理式) を満たすか満たさないかによって、異なる文字 列を表示したり、異なる計算処理を実行させたりすることができます。
=IF(論理式,真の場合、偽の場合)
論理式
判断の基準となる数式を指定します。
②真の場合
●の結果が真 (TRUE) の場合に返す値を指定します。
③偽の場合
●の結果が偽 (FALSE) の場合に返す値を指定します。
※②と③には、数値や数式、文字列などが入ります。 文字列の場合は「"(ダブルクォーテーショ ン)」で囲みます。
例1:
セル【C3】 の値が80点以上であれば「○」、
そうでなければ「×」 を表示する
1 ,成績一覧
氏名
A
C
No.
23
成績
1 相川 真二
2 伊藤 恵子
3 上野 隆
評価
4
=IF(C3>=80, "O", "x")
セル【C3】 の値が80点以上であれば 「○」、
そうでなければ何も表示しない
5
6
例2:
123456
80
○
95
75
D
No.
A
成績一覧
B
×
C
E
E
B
STEP
氏名
1 相川 真二
成績
2 伊藤 恵子
評価
3上野 隆
=IF(C3>=80,"O","")
80
95
75
※「"」を続けて入力し、「""」と指定すると、何も表示しないことを意味します。
D
第1章 第2章
模擬試験
第7章
第6章
付録
第4章
第3章
第5章
124
索引
Let's Try 店舗別の評価の表示
IF関数を使って、 シート 「店舗別売上集計」のセル範囲 【J3:J27】に、予算達成 100%以上であれば「○」、 それ以外 (100%未満) であれば「×」が表示されるように ましょう。
①シート「店舗別売上集計」のセル【J3】に「=IF(F3>=100,"O","x")」と入力します。
=IF(F3=100,"O X") x✓ fx SUM B C D F 店舖別逃上集計 店舗コード 地区 2 本店補名 売上 予算連成事 ERGE -租利益 (千円) (千円) (95) (千円) 1301 MW 41.76 129427 104523 1426 0.018 (千円) 09.500 福利益本 1745 (96) AUC 1414 Ma 110673 123017 1025 84334 31 43 313 1307 MW 六本木 95034 110,735 1249 68904 0831 425 1400 MN R 1205111 110593 91 0 71.043 30.049 322 1332 MW 4 0.12. 102424 109 49 1072 77673 32.176 233 1403 ME 土層 93507 1004 89.709 30376 300 1304 九州 97.190 107090 1111 73176 34 013 322 10 1310 九州 (+ 佐世保 10487 107.649 PD 3 75,600 30.041 286 11 1311 M15 P8 363 100012 1050 33.776 12 1306 MM5 90587 11 1303 MA 88614 100842 1024 06.533 34.397 341 98 867 89 067 1010 67 418 32.449 325 14 1410 ME 100212 97302 971 71540 75.763 705 13 1409 MA 3071 90 031 94.031 951 07735 28.0 16 1404 MB MC BG 201 89.125 1034 59.348 29 738 4 17 1309 九州 RES 79.632 73245 920 50191 23.05 16 1400 MP 20663 19 1305 Ma ERY 72332 1020 47874 24,459 33 B 58923 71.198 1208 52.157 19.041 267 20 1407 九州 3123h 63212 71.004 1124 40.724 310 314 21 140 M 51.921 54.337 1047 39.865 14.442 200 22 1405 九州 百爸 53010 47134 809 30.020 11 044 234 23 1308 M 104 45.014 45.610 1035 33527 13093 201 24 1411 MB 大津 40553 40055 1007 84 12.771 313 FOR nikal ORD 15142] BENTLE 店舗マスター
Enter を押します。
新宿の評価が表示されます。 ③セル【J3】 を選択し、セル右下の■ (フィルハンドル) をダブルクリックします。 ※数式が27行目までコピーされます。 数式がコピーされ、 そのほかの店舗の評価が表示されます。
B D G H 店舖別売上集計 店舗コード 地区 店舗名 亮上 予算達成 売上原価 租利益 租利益本 RF15 (千円) (千円) (96) (千円) (千円) ((94) 3 1301 MW 17 129427 184523 1426 96.018 88 506 480 0 1414 Ma 119873 122877 1025 84 394 38 483 31 3 O 1307 MC 35834 1409 MA A 12051 118735 110593 1249 68 904 50831 425 O 91 8 71.643 38 949 35 2 3/23 MW たい 102.424 109849 1072 77673 32176 29.3 B 400 MO 99 587 99587 108935 1094 68,700 39.229 360 9 04 07190 0190 107.930 107.990 1111 73176 34.813 322 Q 10 310 九州 佐世保 10487 107049 107049 993 76.000 30841 286 11 311 M5 93.363 363 100312 1050 04530 38.776 375 12 ४) Ma 神户 99987 1099 1024 66.532 66532 34.397 341 O 13 1303 MIS なんば 96 807 98.307 99857 09857 1010 67418 32449 325 0 .. 14 410 台場 100212 97 302 97302 971 71.540 25.763 265 15 4034 MO 828 68 631 94031 SHUS1 951 67,735 26296 200 16 404 MA TH 86.201 SEAPS 89.125 1034 1034 59.389 29.738 334 .. 17 1309 九州 79 632 73.245 820 920 50191 50191 23.053 23.053 315 315 18 14:0 MW 70.883 12332 1020 47.074 47074 24.459 338 19 Ma 589 3 7119 1208 52.157 19041 267 267 20 1407 九州 03.212 71.034 1124 48.724 22310 314 314 21 1401 M M AR 51 921 54337 1047 39 895 14.442 260 22 1405 1405 九州 TEAQ 53.010 47134 689 36.000 11.044 234 23 MW 10.5 45.014 46610 1005 33527 13.083 281 24 1411 Ma 大津 40553 40055 1007 28.084 1CW AR 123L 20164 CAD. Loxonal 12.771 K14 31 3 20.3 店鋪別売上您 地区別光上果汁 マスター ° a K
関数のネスト
2
IF関数では、通常1つの論理式で2つの処理を判断しますが、3つ以上の処理を判断した いときもあります。そのような場合は、IF関数の真の場合や偽の場合の引数としてIF関数 を指定します。このように、 関数の中に関数を入れることを「関数のネスト」といいます。
セル【C3】 の値が90点以上であれば 「◎」、80点以上90点 未満であれば 「○」 80点未満であれば 「×」 を表示する A B C D E 123456 1◆成績一覧 No. 氏名 成績 評価 80 95 75 × 1 相川 真二 2 伊藤 恵子 3 上野 隆 =IF(C3>=90,"",IF(C3>=80,"O", "x"))
偽の場合の引数としてIF関数を使用
Let's Try 地区別の業績判定の表示
IF関数を使って、 シート 「地区別売上集計」 のセル範囲 【F3:F5】に、予算達成率が 110%以上であれば 「A」、 100%以上であれば「B」、 それ以外 (100%未満) であれば 「C」 が表示されるようにしましょう。
①シート 「地区別売上集計」 のセル 【F3】に「=IF(E3>=110,"A", IF (E3>= 100, "B", "C"))」 と入力します。
=IF(E3>=110,"A",IF(E3>=100,"B", "C")) × ✓ fx =IF(E3 =110," A" IF(E3)=100,"8","C") G IF=110 AIR=1000) 1015 SUM A B C D E 1 地区別売上集計 地区 店舖数 予算合計 売上合計 予算達成率 2 (千円) (千円) (96) 関東 3 10 758,300 8 関西 9 4 820,709 832,787 九州 6 447,664 446208 99.7 5678910111 13 店舖別売上集計 地区别売上計 店舗マスター
②Enterを押します。 関東の業績判定が表示されます。 ③セル 【F3】 を選択し、セル右下の■ (フィルハンドル) をダブルクリックします。 ④ (オートフィルオプション) をクリックします。 ※ をポイントすると、になります。 ⑤ 《書式なしコピー (フィル) 》 をクリックします。
12
第3章
第4章
第2章
第5章
1章
6
第 第
数式がコピーされ、 そのほかの地区の業績判定が表示されます。
A B C D E F G 1 地区別売上集計 地区 予算合計 売上合計 予算達成率 2 店舖数: (千円) (千円) (96) 業績判定 関東 10 758,300 855,430 112.8 関西 9 820,709 832,787 1015 5 九州 6 447,664 446208 997 6 7
※ファイルに「売上集計(完成)」と名前を付けて、フォルダー 「第5章」に保存し、閉じておきましょう。
操作のポイント
VLOOKUP関数の利用
関数のネストは最大64個まで指定できるため、IF関数を何度もネストして、3つ以上の処理を判 断することも可能です。しかし、関数のネストが多すぎると、 数式が複雑になってしまいます。 その ような場合には、VLOOKUP関数を使って、引数に「TRUE」を指定する方法を利用するとよい でしょう。
VLOOKUP関数の引数に 「TRUE」を指定すると、検索値が見つからない場合に、検索値未満で 最も大きい値 (近似値)を参照します。 この特性を利用して、 判断基準が検索値となるように表 を作成します。
成績に応じて評価基準から該当する評価を表示する A B C D E F G 12 ·成績一覽 ▶評価基準 No. 氏名 成績 評価 成績 評価 345 1 相川 真二 2 伊藤 恵子 89 B 0 E 0以上60未満 100 A 60 D - 60以上70未満 618 3 上野 隆 4 江原 真紀子 70 C 70 C 70以上80未満 69 D 80 B 5 小野 秀夫 55 E 90 A 80以上90未満 90以上 6 加藤 洋平 90 A 9
=VLOOKUP (C3, $F$3:$G$7, 2, TRUE)
※「TRUE」を指定する場合に参照する表は、一番左の検索値を昇順に並べておく必要があります。
VLOOKUP関数の組み合わせ VLOOKUP関数は、 検索対象のコードや番号が入力されていないと、エラー「#N/A」が表示さ れます。次のようにIF関数と組み合わせると、コードや番号が未入力の場合でもエラーを表示し ないようにすることができます。
IF関数と
セル【A3】 が空白であれば何も表示しない、そうでなければ商品 一覧から商品コードを検索して、該当する商品名を表示する A B C D E F G H I 1 ◆売上一覧 2 商品コード 商品名 単価 数量 金額 ◆商品一覧 商品コード 商品名 単価 3 A103 ボールペン(2色) 300 10 3,000 4 [A101 A102 5 A1 03 ボールペン(赤) ボールペン(黒) ボールペン(2色) 100 100 300 6 =IF(A3="", VLOOKUP(A3, $G$3:$I$5, 2, FALSE))
9 確認問題
STEP
解答 別冊 P.5
実技科目
あなたは、ある酒類卸売販売業者の販売部に勤務しています。 上司から、 販売会議で報告 するために、2015年度の売上を分析した資料を作成するように命じられました。
OPEN フォルダー 「第5章」のファイル「売上」「年間集計」「四半期別集計」を開いておきましょう。
問題1
3月の売上を担当者ごとに集計して、2015年度年間集計表を完成させます。ファイル 「売上」のシート 「2016年3月売上」 をもとに、以下の指示に従って集計しましょう。
(指示)
・商品名と定価はシート「商品一覧」、担当者名はシート 「担当一覧」から参照して、シート 「2016年3月売上」に表示すること。
・販売数量が30個以上の場合は、定価の10%引きを販売価格として合計金額を求める こと。
・集計結果は、 ファイル 「年間集計」のシート 「2015年度」を利用すること。 ・作成後、ファイルを上書き保存すること。
問題2
2015年度の売上を四半期ごとにまとめた集計表を完成させます。 ファイル 「年間集計」 のシート 「2015年度」 と、 ファイル 「四半期別集計」のシート「2014年度」 をもとに、以下 の指示に従って集計しましょう。
(指示)
・集計結果は、 ファイル 「四半期別集計」のシート 「2015年度」 を利用すること。 ・2015年度の予算は、2014年度の売上実績の108%とし、 千円以下を切り捨てて表 示すること。
・作成後、ファイルを上書き保存すること。
付録
第6章
第5章
第7章
第4章
模擬試験
第3章
索引
第2章
128
第1章
ファイル「売上」の内容 ●シート 「2016年3月売上」
日付
2016/3/1 A007
3 2015/3/1 A008
商品ID 販売数量 担当ID
2016/3/1 AQ03
5 2016/3/2 B002
20
15
15
20
30
6 2016/3/2 A002
7 2016/3/2 A004
8 2016/3/3 DON
9 2016/3/3 AC3
10 2016/3/3 A007
2002
●シート「商品一覧」
103
103
15
201
15
3/29
15
104 2018/3/29/4006
105 2016/3/23 C004
106 2016/3/29 A006 016/3/30/0002
15
20
10
15
108 2016/3/30 D006
109 2016/3/30 C002
110 2016/3/30/4001
7 A006
111 2016/3/30 A001 112
2016年3月亮上
大吟釀 霞运
10
15
11 8002
商品一覧
12 8003
J ADOR
清酒 花吹食
清酒 月佳街
THIS SIN
4 ADX3
純吟 签中
2 A001
純米酒板
10 8001
4200
4500
7900
5 A004
B A007
20
大吟
「大吟锅 蒸菜
焼酎 よいちご
401234
7,150
7950
9 4008
六川
F801 18
105
24 con シャトーネゴロ
13 8004
15 Coe
5,300
16 0003
9.750
平酎 凉山
17 0004
定佈
102
6.050
25
1900
デカーロキャンティ
ボジョレーブラージュ
コートデュルージュ
フットロートシル
カリフォルニアホワイト
7.600
2.850
8300
18 Coc
●シート 「担当一覧」
ベイソーベニヨンブラン スカーナソアー
19 01
20 0002
シャトーラールヴォー
「ホンブルシャブリ
1810 担当者名
21 D003
2016年3月売上
2.400
2,950
22.0004
2,700
23 D005
24
ファイル「年間集計」 の内容 ●シート 「2015年度」
101 岡本托一
4109
102 佐々木 英
103 中村 洋司
3,750
104 田昇
担当
105 北村博
2016年3月売上
商品一覧
商品一
0 C H J ° P Q 2015年僅年間期計 49 5月 88388 6月 BK- 1545 300 1400 730 9171315-2500 14356301067.900 1701610990 173240 111620161883.0 40 943000 R 917 10 21 12 13 14 15 20159 7月 8. A 23457 A 4929440148500l 1427540 4841260790 1170640 14184 4/16370 1.045470 $170.750 1308500 54061831442970 1349 67 1915 440 5408301564 280 499 8201 1,490 270l 405.010 0.840 5000 4501 24.492 42091990 10R 35+ St 12 B 11.9 41172800 DB4800 1426 640 6.2.920 3955 4 1473850 1587 2801151050 2432810124001277900 1360900 4006 200 1445 470 14735601323.160 4163370 1961 360 1981 400 1999 460 20481.740 7646 880 7097640) 835 100 240000084 A 2 # 15-4310 3月 et 3861200 17-23 3115870 142320 1500-380 1278 3.766670 12 4097630 1733440) 1625 3417110 1740 4.005 2001 20 16599 550
7
ファイル 「四半期別集計」の内容 ●シート 「2015年度」
A B C D E G H 2015年度売上集計 3 EEST 担当者 予算 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 宣肚 単位:円 予算達成率 (96) 5 岡本純一 6 佐々木萸 > 中村 洋司 田昇 北村 博 10 west 11 이 0 0 0 이 ●シート 「2014年度 」 01 . A B 2015年度 2014年度 1 D E F G H 1 2014年度売上集計 单位:円 担当者 TH 予算 予算達成率 4 第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期 合計 (96) 5 岡本純一 16.254.000 4,583,140 3,917,920 4,109,620 3862,980 16,473,660 101.4 6 佐々木 7 中村 洋司 16,640,000, 14,103,000 4259,400 3.358 360 4,171 880 4,333.390 16123.030 969 4,016,070 3,333,810 3388.670 3,060,860 13,789 410 978 8 15# 17,737,000 4,105,190 3,908 280 3,997,630 9 EKF 1 10 19,558,000 4979,690 87291,000 21 943490 18,637,740 21,419,000 22.045 370 4,119,370 5,751,200 4816990 5.981,150 16.828,090 949 20,831 410 1065 84,045,600 963 L 11 年度 2014年度 +
15
107
6
D
4005
C
9 200
B
3100
A
A
105
101
101
101
1500
2.400
B
1
102
3.150
30
3
E
4
D
5
C
6
B
报当一覧
A
129
第5章 表作成の活用
Chapter
キストファイルのイン
6
第6章
ピボットテーブル の活用
STEP1 作成するブックの確認・
STEP2 集計データの準備
STEP3 ピボットテーブルの作成
131
STEP4 ピボットテーブルの編集・
132
137
STEP5 確認問題
144
160
1 作成するブックの確認
この章で作成するブックを確認します。
1
作成するブックの確認
次のようなExcelの機能を使って、集計表を作成します。
ファイル(F
売上0421-30-ㄨE帳
書式(0) 表示(ベルト) E)
A102,
第6章 ピボットテーブルの活用
81.
4/21.赤坂店.A101.48
4/21 20. 4/22、五反田店,A103.160
テキストファイルのインポート
販売店別売上データ 4/1 日付 販売店 商品コード B102 商品名 「仕入単価 販売単価 数量 売上 (19) (P) ((F 正ペン 120 210 140 29,4% 4/1 五反田店 CI01 M用紙 500 880 38 37243 4/1 군용 A101 ボールペン (赤) 100 189 48 3072 4/1 笹塚店 A102 ボールペン(黒) 100 189 150 28,359 4/1 笹塚店 A104 ボールペン(3色) 300 510 150 7650, 4/1 沈苷店 C101 A4用紙 500 980 43 42140 9 4/1 沈谷店 C103 A3 用紙 700 1310 24 31.440 10 4/1 赤坂店 8104 クリップ 150 290 21 6,090 11 4/1 赤坂店 B105 スティックのり BO 168 134 22512 12 4/1 赤坂店 0101 AM 用紙 500 980 75 73,500 13 4/1 田町店 A101 ボールペン (赤) 100 189 35 680 14 4/1 田町店 A102 ボールペン(黒) 100 189 35 6,515 15 4/1 田町店 A104 ボールペン(3色) 300 510 84 42 840 30 317 4/30 波安店 8107 付美(中) 120 218 36 7,348 318 4/30 赤坂店 A102 ボールペン(黒) 100 189 59 11,151 319 4/30 赤坂店 8104 クリップ 150 290 77 22,330 520 4/30 田町店 A102 ボールペン(黒) 100 189 84 15.876 b4/30 B A103 ボールペン (2色) 200 340 7 2,380 322 4/30 田町店 A202 サインペン(黒) 80 143 21 3,009 3234/30 田町店 8103 画びょう 90 150 20 3,000 324 4/30 田町店 C201 衝用紙 250 468 11 5,148 325
商品マスター
A B C D E F G 3 合計/数量 販売店→ 4 顯壳單(円) ·五反田店 笹塚店 洗书店 赤报店 田町 A B D 販売単価別数量分析 E G 50-99 267 41 37 129 6 100-199 2892 2286 2818 2547 23 五反田店 TPARKES 洗书店 赤坂店 田町店 1819 7 200-299 648 1499 1183 796 66-0 267 41 371 1291 40 8 300-399 332 27 148 505 9 400-499 36 19 31 195 5 100-198 200-299 2.892 2286 2818 2547 3541 14064 548 1,499 1,183 796 1299 54T 10 500-599 260 214 0 50 7 300-399 332 67 148 506 33 1 (4 11 900-999 542 29 43 345 0 400-499 36 19 31 195. 37 3 9 12 1100-1199 500-599 260 214 0 50 109 47 30 33 68 33 10 900-399 542 29 43 345 162 1321 13 1300-1399 199 10 24 120 11 1100-1199 47 30 33 68 21 139 14 送計 5223 4155 4317 4755 12 1300-1400 199 10 24 1201 27 393 15 13 52231 4,155 4317 4.7551 5269 23.79 Sheets 売上データ 商品マスター 14 15 販売甲值数量分析 商品別売上比零 © ピボットテーブルの作成 値の貼り付け D E F G H A 9 C D E _ F 合計 売上高 売店- 商品コード 商品名 ·五友田店 單店 請店 赤发店: 商品別売上比率(筆記具,文具) A201 829% 616% 0258 1371 -A202 9103 1828 1400 1717 五反机成 MORGEN C A101 A102 12058 1334% 11.95% 1471% 1073% 72873 インペン () 83% 62% 623 13.7%) 851 サインペン) 91% 183 14.1% 172% 86% AT 03 パン( 1260% 100% 634% 21 09 " A104 (32) 1401% 1265 0.00% 325 「ボールペン(赤) ボールペン(黒) 1215 13.3% 11 0% 49% 1381 14.7% 1883 229% 89% 226 " -87101 4.34 2538 040% 040% 140 6 ボールペン (2) 12.6% 113 53% 683107 6.68% 292% 1748 1044 219% 111 0103 りょう 033 4308 317% 029 ボールペン(3色) 148% 12.73 00% 331 56% 24 83104 1508 7.875 5.29% -8105 スティックのり 9.00% 1698 4441 10 レゴム 132% 572 11 Y 25% 043 04% 14% 03 6.7% 29% 11% 1045 11% 6.9 -13106 15476 1054 [1530 12 ひょう 03% 443 325 03% 54% -8107 (19) 1.308 1347% 10475 04713 クリップ 165 793 100.00% 100.00% 100.00% 100.00 14 29204 53% 44% 16.33 97% 1.7% 135 57% 15% 15 付(小) 8.3% 155% 108% Sheet 売上データ マスター 15% 814 16.村(中) 1.4% 13.5% 105% 6.4% 17 70% ANGST 100.0% 100 OKT 10003 1000% 1000 18
貸款業分析 商品刷亮土北率
G
Sheet1 売上データ
C
B
0
A
E
STEP
101
STEP
2 集計データの準備
ここでは、ピボットテーブルを使って集計するデータを準備しましょう。
1 テキストファイルのインポート
「外部データの取り込み」を使うと、テキストファイルのデータやAccessなどのほかのア プリで作成したデータをExcelに取り込むことができます。 別のアプリのファイルを取り 込むことを「インポート」といいます。取り込んだデータはExcelのデータとして、計算やピ ボットテーブルでの集計などに活用できます。
OPEN フォルダー 「第6章」のファイル「売上4月」を開いておきましょう。
Let's Try テキストファイルのインポート
4月の売上データを集計するために、4月21日以降の売上データをインポートします。 CSV形式のテキストファイル 「売上_0421-30」 を、 ファイル 「売上_4月」のシート 「売上 データ」の218行目からインポートしましょう。
取り込み先のExcelのシートを確認します。
①シート 「売上データ」のD列、E列、 F列にシート 「商品マスター」 を参照するVLOOKUP 関数の数式が入力されていることを確認します。
②H列に「販売単価 (F列)×数量(G列)」の数式が入力されていることを確認します。 ③ 217行目までデータが入力されていることを確認します。
※表内のセルを選択し、[End」 を押してから!」を押すと、連続しているデータの最終行が表示されます。 インポートを開始する位置を指定します。
④セル 【A218】 を選択します。
⑤ 《データ》 タブを選択します。
⑥ 《外部データの取り込み》 グループの(します。
テキストからデータを取り込み)をクリックファイル 平日 売上4月 Excel ファイル ホーム 外部データ) すべて 取り込み・ 更新 挿入 ページレイアウト 数式 ② 报频 プロバ リンクの編集 接続 データ 校園 表示 クリア 運用 ↓並べ替え フィルター 区切り位置 詳細設定 並べ替えとフィルター フラッシュフィル 目 の削除 データの入力規則・ データツール 統合 What 喝リレー Access Web テキスト その他の データベース クエリ ファイルデータソース・ 外部データの取り込み MIUZ 212 4/20 赤坂店 B106 既存の D E 接続 F G H 150 フルン(黒) 100 290 84 24,360 189 61 11,529 付箋 (小) 120 218 55 11,990 213 4/20 赤坂店 B107 付箋(中) 120 218 81 17,658 214 4/20 赤坂店 C201 適用紙 250 468 20 9,360 215 4/20 田町店 A102 ボールペン(黒) 100 189 81 15,309 216 4/20 田町店 B106 付箋 (小) 120 218 14 3,052 217/4/20] 田町店 B107 (中) 120 218 20 4,360 218 218 220 I
索引
第6章
第5章
第7章
第4章
模擬試験
第3章
付錄
・第2章
132
第1章
《テキストファイルのインポート》ダイアログボックスが表示されます。
テキストファイルの場所を選択します。
⑦右側の一覧から「日商PC データ活用2級 Excel2013」をダブルクリックします。 ⑧右側の一覧から「第6章」をダブルクリックします。 ⑨一覧から「売上_0421-30」 を選択します。 ⑩ 《インポート》 をクリックします。
[[]] テキストファイルのインポート 白藤PCデータ活 C 第6章の検索 整理 新しいフォルダー ダウンロード 名购 更新日時 ■ デスクトップ 0421-30 2015 表示場所 PC ダウンロード デスクトップ ドキュメント ピクチャ ビデオ ミュージック ローカルディスク ローカルディスク( ファイル名(N): 売上 0421-30 テキストファイル ツール (L) インポート(M) ・ キャンセル
《テキストファイルウィザード 1/3》 ダイアログボックスが表示されます。 1 《元のデータの形式》》 の 《カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区 切られたデータ》をにします。
⑩プレビューの1行目に項目名が表示されていることを確認します。 ※プレビューには、インポートするデータの内容が表示されます。 今回は、1行目の項目名はインポートせん。
しま 《取り込み開始
を 「2」に設定します。 ⑩ 《元のファイル》が《932:日本語(シフトJIS)》になっていることを確認します。 ⑩ 《次へ》 をクリックします。
テキストファイル ウィザード 1/3 選択したデータは区切り文字で区切られています。 [次へ] をクリックするか、区切るデータの形式を指定してください。 元のデータの形式 データのファイル形式を選択してください: カンマやタブなどの区切り文字によってフィールドごとに区切られたデータ(D) ○スペースによって右または左に揃えられた固定長フィールドのデータ(W) 取り込み開始行(B): □先頭行をデータの見出しとして使用する(M) ファイル: 932 日本語 (シフトJIS) ファイル C:\Users\FOM出版¥Documents¥日商PCデータ活用2級 Excel20... 売上_0421-30.csv のプレビュー 1日付、販売店商品コード 24/21 五反田店, A101.35 04/21 五反田店, A102.34 44/21.塚店, A101.65 34/21. 安塚店, A102.18 キャンセル (B)' (1) 完了日
行》
《テキストファイルウィザード 2/3》 ダイアログボックスが表示されます。 ⑩ 《区切り文字》の《タブ》を口にします。 1 《区切り文字》の《カンマ》をにします。 ⑩8 《次へ》 をクリックします。
テキストファイルウィザード2/3 フィールドの区切り文字を指定してください。 [データのプレビュー] ボックスには区切り位置が表示されます。 区切り文字 □ダブ(エ) セミコロン(M) □連続した区切り文字は1文字として扱う(B) カンマ (C) 文字列の引用符(Q): □スペース (S) □ その他(O): データのプレビュー(P) 日付 反光店 商品コード 数量 4/21 五反田店 101 95 /21 五反田店 A102 84 4/21 店 A101 65 4/21 笹塚店 102 18 キャンセル <戻る(B) 次へ(N)> 完了(日)
《テキストファイルウィザード -3/3》 ダイアログボックスが表示されます。 ⑩9 《完了》 をクリックします。
テキストファイルウィザード3/3 区切ったあとの列のデータ形式を選択してください。 列のデータ形式 G/(G) ○文字列(Ⅰ) [G/標準] を選択すると、数字は数に、日付は日付形式の値に、その他のは文字列に 変換されます。 日付(D): YMD ○削除する(I) データのプレビュー(P) b/標準 ⑤ 反売店 商品コード数量 4/21 五反田店 101 05 4/21 五反田店 102 84 4/21 笹塚店 A101 $5 4/21 笹塚店 A102 18 キャンセル 詳細(A)...
付録
第6章
第7章
第5章
模擬試験
第4章
索引
第3章
134
第1章 第2章
《データの取り込み》 ダイアログボックスが表示されます。 2 《既存のワークシート》をにし、「=$A$218」 と表示されていることを確認します。 ②1 《OK》 をクリックします。
データの取り込み x このデータをブックでどのように表示するかを選択してください。 ●テーブル(T) ピボットテーブルレポート (P) ピボットグラフ (C) B 接続の作成のみ (O) データを返す先を選択してください。 既存のワークシート(E): $A$218 ○新規ワークシート (N) □このデータをデータモデルに追加する(M) プロパティ(R)... OK キャンセル
218行目からデータが取り込まれます。
A B C D E F G H 215 4/20 田町店 A102 ボート 100 189 81 15,309 216 4/20 田町店 2174/20 田町店 B106 付箋 120 218 14 3,052 B107 付 120 218 20 4,360 218 4/21 五反田店 A101 35 221 4/21 笹塚店」 222 4/21 笹塚店 2234/21 渋谷店 224 4/21 渋谷店 225 4/21 赤坂店 219 4/21 五反田店 A102 94 220 4/21 笹塚店 A101 SSS 65 A102 18 B107 40 A102 44 B106 37 A1 01 46 226 4/21 赤坂店 A102 69 227 4/21 田町店 A101 20 228 4/22 五反田店 103 160 229 4/22 五反田店 A104 150 230 4/22 五反田店 B101 142:
操作のポイント
データの更新
データをインポートすると、インポート元のデータと取り込み先のデータは自動的にリンクが設定 されます。インポート元のデータを変更した場合、 《データ》 タブの (すべて更新) を使って、取 り込み先のExcel側のデータも更新できます。 ※Excelに取り込んだデータを変更しても、インポート元のデータは変更され
リンクを含むブックを開く
ません。
リンクを含むブックを初めて開くと、 《セキュリティの警告》 が表示される場合があります。 《セキュリティの警告》 が表示された場合は、《コンテンツの有効化》をクリックするとリンクが更 新されます。
集計する項目の準備
2
集計するデータに必要なデータがない場合は、 VLOOKUP関数を使ってほかのシートか らデータを表示したり、 数式を使ってデータを求めたりして集計の準備を行います。 シート「売上データ」には、VLOOKUP関数や売上高を求める数式が設定されているの 4月21日以降の売上データに数式をコピーしましょう。
Let's Try データの移動・ 数式のコピー
インポートした数量のデータをG列に移動し、D~F列のVLOOKUP関数とH列の売上高 の数式をコピーしましょう。
移動元のセル範囲を選択します。
①セル範囲 【D218:D324】 を選択します。
※セル【D218】 を選択し、[Ctrl] と [Shift] を押しながら を押すと、効率よく選択できます。
② 《ホーム》タブを選択します。
③ 《クリップボード》 グループのX(切り取り)をクリックします。
移動先のセル範囲を選択します。
④セル【G218】 を選択します。
⑤ 《クリップボード》 グループの 数量のデータがG列に移動します。
数式をコピーします。
⑥セル範囲 【D217F217】 を選択し、セル範囲右下の■ (フィルハンドル) をダブルク リックします。
VLOOKUP関数の数式がコピーされます。 ⑦セル【H217】 を選択し、セル右下の■ (フィルハンドル) をダブルクリックします。 売上高の数式がコピーされます。 ※C~H列の列幅を調整しておきましょう。
A B C D E F G H 215 4/20 田町店 A102 ボールペン(黒) 100 189 81 15,309 2164/20 田町店 B1 06 付(小) 120 217 4/20 田町店 B1 07 付箋(中) 120 218 4/21 五反田店 A101 ボールペン(赤) 100 218 14 218 20 189 35 3,052 4,360 6615 219 4/21 五反田店 A102 ボールペン(黒) 100 189 94 17,760 220 4/21 笹塚店 A101 ボールペン (赤) 100 189 65 12285 221 4/21 笹塚店 A102 ボールペン(黒) 100 189 18 3,402 222 4/21 笹塚店 B107 付箋(中) 120 218 40 8,720 223 4/21 渋谷店 A1 02 ボールペン(黒) 100 189 44 8,316 224 4/21 渋谷店 B106 付策(小) 120 218 37 8,066 225 4/21 赤坂店 A101 ボールペン (赤) 100 189 46 8,694 226 4/21 赤坂店 A102 ボールペン(黒) 100 189 69 13.041 227 4/21 田町店 [A101 ボールペン (赤) 100 189 20 3,780 222 AL 4/3 坂店 104 リップ 150 290 320 4/30 田町店 A102 ボールペン(黒) 100 189 84 15,876 321 4/30 田町店 A1 03 ボールペン (2色) 200 322 4/30 田町店 A202 サインペン(黒) 80 340 143 7 2,380 21 3,003 323 4/30 田町店 81.03 画びょう 90 150. 20 3,000 3244/30 田町店 C201 適用紙 250 468 11 5.148
3251
操作のポイント
その他の方法(移動)
・移動元のセルを選択→ [Ctrl + X→移動先のセルを選択 Ctrl + V
第4章
第7章
6章
模擬試験
第5章
付绿
第3章
索引
第1章 第2章
136
(貼り付け) をクリックします。
3 ピボットテーブルの作成
1
ここでは、ピボットテーブルの作成とグループ化の操作について説明します。またと ボットテーブルで集計した結果を集計表にコピーする手順についても確認します。
ピボットテーブルの作成
ピボットテーブルを使うと、表の項目名をドラッグするだけで簡単に集計表を作成できま す。大量のデータをさまざまな角度から集計したり分析したりすることができます。 ピボットテーブルを作成するには、集計元データの表の項目名を行や列、値といったビ ボットテーブルの各要素に配置します。 ピボットテーブルには、次の要素があります。
列E F G H SS 3 合計量(金) 行うベル 50-99 700-199 200-299 300-399 9430-499 ラベル ·五反田店 赤坂店 田町店 計 26 41 37 129 40 514 2882 2285 281B 2547 35-41 14084 848 1499 1183 796 1299 5425 330 27 148 505 33 1045 36 19 31 195 37 318 1500-589 1900-999 1100-1199 300-1399 214 50 109 633 29 43 345 162 1121 30 33 68 21 199 199 10 24 120 27 300 5223 4155 4317 4755 5269 23719 ラベルエリア 値エリア
レポートフィルターエリア ラベルエリア
Let's Try ピボットテーブルの作成
次のようにフィールドを配置して、シート「売上データ」の数量を販売店別・販売単価別に 集計しましょう。
列ラベルエリア:販売店
ラベルエリア : 販売単価 (円)
値エリア
数量(個)
①シート「売上データ」のセル【A3】を選択します。 ※表内のセルであれば、どこでもかまいません。 ② 《挿入タブを選択します。 ③ 《テーブル》 グループの(ピボットテーブル) をクリックします。 4月 Excel ページレイアウト 式 データ 酥 おすすめ ピボットテーブル テーブル ●入用アプリ おすすめ / 五 4/7 4 店 店 1蓮營店 fx 2005/47 販売店別売上データ 商品名 正 ASOT AT OR A104 ユニク ラー タイムライン ービュー M 1 レースパークライン 30- 1.20 210 140 29,400 992 30 37240 189 49 8072 89150 29.350 11015050
STEP
《ピボットテーブルの作成》 ダイアログボックスが表示されます。
④ 《テーブルまたは範囲を選択》をにします。
⑤ 《テーブル/範囲》に 「売上データ!$A$2:$H$324」 と表示されていることを確認し ます。
⑥ 《新規ワークシート》をにします。 ⑦ 《OK》 をクリックします。
ピボットテーブルの作成 分析するデータを選択してください。 テーブルまたは範囲を選択(S) テーブル/範囲():売上データ ○外部データソースを使用(U) 接続名: 選択(C)... ピボットテーブルレポートを配置する場所を選択してください。 新規ワークシート(N) ○既存のワークシート(E) 場所(L): 複数のテーブルを分析するかどうかを選択 □このデータをデータモデルに追加する (M) キャンセル
シート 「Sheet1」が挿入され、《ピボットテーブルのフィールド》 作業ウィンドウが表示さ れます。
⑧ 《ピボットテーブルのフィールド》 作業ウィンドウの 「販売店」を《列》のボックスにドラッ グします。
⑨ 「販売単価 (円)」を 《行》のボックスにドラッグします。
⑩ 「数量 (個)」 を 《値》のボックスにドラッグします。
① 「数量(個)」の集計方法が《合計》になっていることを確認します。
販売店別・販売単価別に、数量を集計するピボットテーブルが作成されます。
《ピボットテーブルのフィールド》 作業ウィンドウ
B ta ピボットテーブルのフィ... コールド 合 数量(例ラベル ラベル 267 41 37 מי 149 +180 9 108 1099 483 1128 1094 40 314 1197 5581 20 251 108 13 215 65 207 250 00 810 1000 487 159 1.250 1455 450 511 190 973 (PD 2015 120 43 390 14 802 1118 714 195 286 987 3427 12 230 49 2:34 145 120 550 1100 140 332 27 148 506 33 1045 14.428 35 19 195 318 15 512 214 50 109 14940 フォー 542 29 43 345 102 1121 11 1130 47 30 33 199 10110 10 24 120 4155 合計/数量
第7章
模擬試験
第2章 第3章
第6章
第5章
138
第4章
操作のポイント
ピボットテーブルの範囲
第6章 ピボットテーブルの活用
ピボットテーブルで集計する場合、集計元データの表内にアクティブセルを移動しておくと、自動
的に対象範囲が認識されます。
値エリアの集計方法
値エリアの集計方法は、値エリアに配置するフィールドのデータの種類によって異なります。 初期 の設定では、次のように集計されますが、集計方法はあとから変更できます。
※データの種類
数值
集計方法
合計
文字列
日付
データの個数
データの更新
データの個数
作成したピボットテーブルは、集計元のデータと連動しています。集計元のデータを変更した場 合は、ピボットテーブルを更新して、最新の集計結果を表示します。 ピボットテーブルを更新するには、《分析》 タブの (更新) を使います。
2 フィールドのグループ化
行ラベルエリアや列ラベルエリアのフィールドを特定の間隔でまとめることを「グループ 化」といいます。フィールドの値が数値の場合は、指定した範囲でグループ化できます。
Let's Try フィールドのグループ化
行ラベルエリアの「販売単価(円)」を100円単位でグループ化しましょう。
①セル 【A5】 を選択します。
※行ラベルエリアの「販売単価(円)」のセルであれば、どこでもかまいません。
② 《分析》 タブを選択します。 ③ 《グループ》グループのフィールドのグループ化 (フィールドのグループ化)をクリック1日 売上4月 Excel ピボットテーブルツール ファイル ホーム 挿入 ページレイアウト 式 データ 校閱 表示 分 デザイン アクティブなフィールド: → スライサー 學 3 ピボットテーブル 販売車筆 ルルアク グループ フィールドの設定 ダウン プー Eタイムラインの挿入 フィルターの 更新データソース アクション 計算方法 の変更 アクティブなフィールド フィルター データ A5 ✓ fr 85 →グループの選択 グループ B C フィールドのグループ化 グループ F G H I 2 合計/数量(個) 列ラベル □ 4 行ラベル 笹塚店 渋谷店 赤坂店 田町店 総計 五反田店 5 85 267 41 37 129 40 514 6 143 1089 483 1128 1694 1187 5581 7 150 20 251 168 15 356 810 8 168 515 87 63 267 88 1020 9 189 1268 1465 1459 571 1910 6673 10 210 285 120 43 390 54 892 11 218 314 1145 995 286 687 3427 12 290 49 234 145 120 558 1106 13 340 332 27 148 505 33 1045
します。
139
《グループ化》 ダイアログボックスが表示されます。
④ 《先頭の値》 に 「0」と入力します。
⑤ 《単位》に「100」と表示されていることを確認します。
⑥ 《OK》 をクリックします。
自動 グループ化 ] 先頭の値(S):0 末尾の他(F):1310 単位(B): 100 OK キャンセル
販売単価が100円単位でグループ化されます。
第2章
B C D E F 1 2 4 行ラベル 5 合計数量(個)発田店 笹塚店 笹塚店 渋谷店 赤坂店 田町店 総計 50-99 6 100-199 7 200-299 267 41 37 129 40 514 2892 2286 2818 2547 3541 14084 648 1499 1183 796 1299 5425 8 300-339 332 27 148 506 33 1045 9 400-499 36 19 31 195 37 318 10 500-599 260 214 50 109 633 11 300-999 542 29 43 345 162 1121 12 1100-1199 47 30 33 68 21 199 13 1300-1399 199 10 24 14 計 5223 4155 4317 475 120 27 380 5209 23719 15
操作のポイント
その他の方法 (グループ
関連